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めまいがするほどの甘さ

3日目

「おはようございます。」

「……はい。」

「今日は僕が巡回に行きます」

相変わらず塩な挨拶をして街の巡回に出かけた。

遅くなりすぎないように気をつけていたが、酔っぱらいの補導に時間がかかってしまった。

「すみません。遅くなりました。これ、報告書です。」

そう言って報告書を差し出すと

「……えっ、何があったんですか?」

こんな風に彼女でも冷静さが揺らぐことがあるんだと思った。

「あ、少し取っ組み合いに巻き込まれてしまって、」不甲斐なく笑うと

「……手当しますから座ってください。」そう言って彼女は奥の方へ向かっていった。


席に座っていると救急セットのようなものを手に彼女が現れ隣に座った。

手当の手つきは慣れたもので少し驚いた。

「上手ですね。」

「……まぁ、養成所に看護部門があったんで少しかじってたんです。」

国家養成機関はロウストーンの他にもエクスカリバーやジュエルなど国全体に8個同じような場所がある。

その中で戦場や国立病院で働く看護部門を持つ養成所もあるときいいたことがあった。


「……あ、怪我した時は甘いのがいいですよ。ちょっと作りますね。」

かなり気を使われている気がする。

それもそうか、相手の血もあるがかなり血でまみれて帰ってきてしまったのだから。

「どうぞ。」

そう言われて渡されたのはココアだった。

「すみません。いただきます。」

1口飲んだだけで頭がチカチカした。

これは甘すぎる。一体どれだけ粉を入れればここまで甘いのができるのか…

目の前に座る彼女は美味しそうに飲んでいた。

せっかくの好意を無駄には出来なかったから、一応頑張って飲んだが倒れそうだった。


そんなこんなで傷を押さえながら今日も無事に終わることができた。

ちなみにアッシリアの出身養成所の名前はフェアリーテイルです。

かわいいでしょん?

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