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転生したらカマキリになってしまった。  作者: ネシエル
第一部 異世界編 第一章 トルマリン消失
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第6話 後悔

俺はトルマリンを捨てた後、

洞窟の中で一人で静かに考えた。


『やはり自分が悪かったのかな?

トルマリンは火の龍。

火を呼吸をするように吐くから

何の対策法も考えずにほったらかしにしていたのは

俺のせいではないか。』



しかし、トルマリンも悪い。

俺が必死に頑張って取ってきた魔物を灰にしやがった。


でも、トルマリンはまだ子供だ。


自分の都合で捨てる何で

あいつらと同じではないか。


ちゃんと、トルマリンに注意すればよかった・・・



罪悪感と後悔で心がボロボロになっていく。



俺は閃いた

そうだ、アイテムボックスを作ればいいか。


俺は思いついた。

よく、ラノベでアイテムボックスが出て、

素材などが保管している。



アイテムボックスに

素材を入ればトルマリンが例え、

火を吹こうか爆発しようか

中身は無事だ。


俺はその作り方は分からないが

知る方法がある。


自身に与えられた力を使う。

初めてだけどどうな感じだろう。


天の知識 発動


俺はGoo〇leの検索エンジンらしきもので

アイテムボックスを記入した。


すると、出てきた


アイテムボックス

空間を意図的に歪み膨張させて収納する能力。


値段一兆円。



・・・・・?

一兆円。


あれ、もしかして、目がおかしくなったのかな。


何でも目を擦るが変わらない。


「一兆円で嘘でしょう。」


人が何回生まれ変わって働いたら稼げばたどり着く額なんだと

この故障したサイト、いや、能力に言った。


『告、正確には一兆円ではなく一万億金貨ですよ。

マスター。』


「いや、対して変わらないじゃん!!!」


値段は馬鹿げた数字だ。



さらに、調べると

関連記事を見つけた。


アイテムボックスの仕組みの一部を応用した物らしい


そこには、

超次元空間移動宇宙船

名前はノアと書いている。

内容は軽く説明されている程度



内容は宇宙空間に行くことができる

この世界の太古の文明の宇宙船。

搭載人数は全人類。

しかし、とある事情により

ほどんどの機能は完成せず、

ここに、その完成形が載っていると書いてある。


情報はこれだけだ。

画像はSFでよく出てくる飛行船の類。


黒い船体と

大砲も載っている。


大きさは小さな穴だけど

これは、この宇宙船の大きさが何と

全人類を運ぶことができる大きさだから。


何か知らないか。

とってもかっこいい。


どんな知識もお金さえあれば手には入れるなら

この設計図をもらって自分の手で作りたい



正直に言おう、

アイテムボックスよりもこれを選びたい。


しかし、トルマリンのことを考えると

これを選ぶことができない。


いや、中に火災を守る装置もあるかもしれない。


しかし、この天の知識もよくわからない。


欲しい知識を手に入れることができると言っても

物を直接手に入れるわけではないと思う。



はあ、どうすればいいのか。


そもそも

何で、俺はこんなに悩んでいるのだ。


アイテムボックスよりこの宇宙船が欲しい。

だけど、トルマリンのことを考えるとそれはできない。


俺はトルマリンのことを思っているのか?


いや、

何で、トルマリンのことを思っている。


俺たち、兄妹の境遇に似ているから。


いや、違う。


けして、そうではない。



もういい、このまま、考えるよりも

トルマリンを探そう。


でも、これだけ言える

トルマリンに会いたい。


可愛いそうだから、罪悪感、後悔


上手く説明できないけど

ただ、会いたい。


矛盾しているのかなこの思い???




△▼△▼△▼△



深い、深い森の中に俺はいる。


森は空から見ても

葉っぱによって覆われているため

空からの捜索はできないため、

こうやって、地道に探している。


トルマリンの僅かな魔力を頼りに

探している。


探し続け約一時間。


遂に見つけた。


「やっと、見つけた。

捨てた俺が言うのも何だか。」


見つけた

トルマリンは身を細めて俺を見た。


まるで、天敵を見つけたような目だ。


「ごめんなさい、トルマリン。

俺が悪かったのだ。

俺は・・・」


何言えばわからない。

きっと何言っても言い訳にしか聞こえないだろう。


かすかだろう、

トルマリンは温和から何をされたわからないから

簡単に連れ戻すことができると温和は思っただろう。


そんなことはないと温和は思っても

心のかすかに思っているだろう。


でも、それよりも大事なことがある


「連れ戻す。

ここは、夜になると魔物が活発に動く。

ここに居たら危ない。」


鎌をしまった腿節を差し伸べる。


しかし、トルマリンは首を曲げて拒否した。


どうやら、自身が何されたのを理解したようだ。


トルマリンは龍だ。

マナスルから聞いたけど

龍は竜と違い、龍はそこらの人間よりも遥かに賢いのだ。


拒否されたことに温和は罪悪感で一杯だった。


最初は可哀そうと思った。


自分たちと同じ親を亡くしたから

自分たちと同じ悲しみを覚えるのを嫌だったから育ってると決まった。


しかし、蓋を開けてみれば自分もあいつらと同じことをした。


俺は、あいつらを責める権利があるだろうか。

俺は言ったもし、子供ができたら自分は絶対見捨てない。


しかし、それは想像の中だった。


いくら、違っても、絶対やると思っても言っても

現実はそれをできなかった。


結局、白木温和はだめな奴だ。


『マナスル、俺はどうすればいい』


思考放棄、自分で考えてもだめとわかり、

他人に任せる。


主に二パターン


一つ目はそうしたほうがいいと思った。

ダメな自分が考えるよりも優秀な人が考えたことをやったほうが

ずっといいから。


二つ目は

ダメな自分が失敗しても他人に擦り付けることができる。

これにより、自分は悪くないと心は楽になる。


温和は前者だ。


『告、マスター。

それは、自分で考えることです。

ここで、私がマスターに言ってもマスターは何にも成長しません。

私からはトルマリンのことを愛用動物としか思っていない

自身の都合で捨てる無責任な人の人と思います。』


やはり、そうか。

マナスルに頼ってはだめだよな


自分の力でやらなくちゃだめだな。


そこには、決意などはなかった。

そこには、何かあるだろう。



「ごああああああああああああ」


俺はそれを見た。


音の方向は空、

凶報は空、そこには、黒いカラスが居た。


黒い羽根、黄色の足、

全長は三メートルと前世の鳥の中でもトップクラスの大きさを誇る。


その速度そこらの鳥を超越し、

しかし、真に脅威なのは物理法則を無視したような動きで向かってくる。


その間僅か3秒。


トルマリンは連れ去られた。


「!!!トルマリンんんん」


俺は体は直ぐに反応し

鳥に向かっていた。


「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマークや感想、


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していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!


ぜひよろしくお願いします!


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