第4話 生命誕生 焔灼龍降臨
作った洞窟の中、
温和はそこらの草を一か所に集めて、
ベット代わりにしてぐっすり寝った。
岩のままで寝ると寝つきが悪いから
カマキリに転生した影響か
目は通所の生物と違い
異世界特有の目の形になっていて、
見るときは目の光は消えるらしい
『明花、それは俺のプリンだよ。
勝手に取るな!!!と言っただろう。
まったく。』
どうやら、夢の中は相当なハッピーなものを見ているな。
トラックにひかれて死んだくせに
全然、大丈夫じゃないかな?
だか、それも終わり。
もうすぐ、赤き流星がこっちやってくるから
△▼△▼△▼△
それは、生命の塊。
あらゆるものを焼き尽くすことができる宝石。
其の力をこの世を焼き尽くす。
突如として、空は一つの流星が飛んでいた。
空気抵抗で熱を持ち、
それを見たものは流星と思い
願いことをするだろう。
しかし、それは流星ではない。
この世をあらゆるものを超越する生物を
誕生するときに守るための物。
それは
『ふふふ、明花、見てよこれ。
バイトで稼いたお金をちょこちょこ貯めて買った
ニン〇ンドースイッチとモンス〇ーハンターライズだよ。
うらやましいだろ』
轟音がなった
最初に目覚めて思ったのは
何だ今の音。
まるで、トラックが家に突っ込んでくるような音が
俺の耳の奥まで響いた。
しかし、突っ込んだのはトラックではない。
この世界の文明にトラックを作れるほどの技術があるかわからないが、
それも、すぐにわかる
煙は晴れ、
山を削り、洞窟まで入ってきたのは
隕石でも魔物でもない。
卵だ。かすかに感じる魔力
そして、触ってみると
柔らかい感触が帰ってくる。
もちろん、関節だ。
手いや鎌は卵につけていない傷つくから。
マナスル、これはいったい何の卵だ。
『告、これは火属性の龍の卵です。
特徴としては、深紅色で、
殻は一見柔らかいけど強度は拳銃の弾では
かすり傷もつくことができない。
それに、魔力攻撃に対する耐性もあります。』
龍、つまり、ドラゴンの卵なの、これ・・・
『そうです。』
いつ生まれるのかな
俺は叡智の説明を聞いてこの世界で一番興奮した。
だって、ドラゴンだよ。
男なら一度も憧れた伝説の生物。
見たいではないか。
一応、ワイバーンみたいなものを見たが
関係ない関係ない
俺は
まるで、クリスマスプレゼントを
楽しみにしている子供のように卵を見た。
『いやそれより、
早く、家を治さないと魔物が来てしまう。』
俺は物質操作と物質創作で空いた穴の代わりの土を新たに掘り埋まらせた。
『ああ、眠い
続きはまだ明日だ。
今は寝ようと』
そのまま、深い深い眠りにつき
俺は明日を迎えた。
三日後
あれから三日が経ったのに
一向に孵化する様子がない。
俺は卵が孵化するまで
魔物を狩り、腹を満たし、素材を集めた。
素材はいつか使う
と思って集めている。
例えば、人間の町に行ってお金と交換したり、
装備を作ったりして
でも、俺は魔物だぞ。
どうやって、人間の町に入るのだ?
まあ、いいか
そして、肝心な卵だか
いつ孵化するのと叡智に言ったら
『告、明日の午前8時半です』
そういって、今日も孵化しないと分かり
能力開発をして寝た。
おやすみなさい。
△▼△▼△▼△
明日が来た
やっと、孵化するときと思い
卵のそばにいる温和は
ワクワクしながら両手の鎌をぶつけて
音を鳴らしている。
その音はまるで、音楽のように鳴り響いた。
『告、後10秒で孵化します。』
『10、9、8』
やっとか、随分と掛かったな
『7、6、5、4』
名前を決めている
『3、2、1』
その時、卵は動いた。
!!
卵が揺れ始めたとき、
ひびができたそれがドンドン広まっていき
全体に周った。
だか、俺は慌てない。
これは、生命を破壊するときのひびではなく、
生命が誕生するひび割れだ。
「キュー」
大きな声で元気に叫ぶ、
ここに新たな命が生まれてきた
その姿は神話に出てくる赤き竜のような
深紅色の鱗に覆われ、まだ、未発達の小さな翼を大きく広げ
自分の存在証明をした。
未発達した四肢で
歩き、長い首を俺に向けた
「キューキューン?」
俺を見ている。
黄色でキラキラしてまるで、
宝石のような目で俺を見てくる。
殻から出てきて
直ぐに俺を口を開いた
左右の鎧は開き
恐らく仕組みは筋肉によって開けていると思う。
まるで、機械のように
俺が転生したのは
カマキリではなくもしかして
古代遺跡にある古代兵器だったして。
「ごほんごほん」
俺は人間の口から声を出してみた。
この魔物に転生して、
人間の口があるから声を出れるじゃないと思ったが
出来なかった。
どうやら、このカマキリの喉は発音に適していないらしい。
だから、物質操作で喉で音を振動させて
声を出してみた。
するとあら不思議
声が出れました。
「我々は宇宙人です。
地球人よ我々の下僕になれ。」
よし、完全に出来たのは昨日だけど
これで名前を言える
まあ、結局マナスルから教えたことだけど
「こんにちは、小さなドラゴンちゃん」
「キュー?」
あらやだ、かわいい
「君の名前はトルマリンだ」
昨日、マナスルによると
この子はメスらしい。
女の子にふさわしい宝石から名前を取っている。
気に入ってくれたかな?
「キュー?」
「トルマリン」
「キュー?」
どうやら、まだ理解できていないらしい
仕方ない、まだ、生まれて生後5分しか経っていないからだ
いくら、知能が高い龍でも
生まれて間もないときに名前を聞いてもわからないだろう。
いや、そんなことより
「キュンン」
お腹をすいたらしい
温和は直ぐに穴の中にある昨日取ったイノシシ肉を適量に切って
焼いてトルマリンに食べさせる
「キュキュン!!!」
しかし、よく食べるな。
今、与えた肉はトルマリンの半分の大きさの肉だぞ。
それを、わずか数分で平らにしてしまうとは、
龍でめちゃくちゃ食うね。
「あ、もう食い終わったのか
早いね・・・まだ食うのか」
『告、もう満腹ですよマスター。
このまま、食わせると太らせますよ』
「そっか、わかった。」
食べ終わったトルマリンは
その場で苦しみだししゃがんだ。
「おい、マナスル。
トルマリンが苦しんでいるぞ。
まさか、ドラゴンは肉を食ってはいけないのか」
猫だって食べていけないものもあるし、
まさか、トルマリンは草食ドラゴンなのか
『告、違います。
これは、』
「キュンンんンんンんンん」
なんだ、トルマリンが赤く光ってい
バンンんンんンんンん
爆音とともに俺の家が爆炎に包まれた。
幸い、燃えるものは少なく
直ぐに鎮火したか
俺の家と今まで苦労して集めた素材がすべて燃えて灰になってしまった
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