第11話 代を
ここは青の理想都市の北口方面。
青の理想都市には数多くの対魔物装備が存在する
最新鋭の大砲、銃とともにおよそいつも数百人単位でこの街を守っている。
この北口方面には数多くの魔物が群れをなして
襲ってくるという怪異現象が起きた。
草食と肉食の魔物が群れをなして襲ってくる
この異常事態には流石に発射大砲・宝石体験の警備隊にも応援要請を出した。
「撃って」
爆音とともに砲弾を魔物の群れに打ち込まれて
弱い魔物は木っ端微塵に吹っ飛んだが
ランク三以上の魔物にはそこまで通用しない。
「撃って、撃って、撃ちまくれ!!!」
だか、大丈夫。
遥か以前の大砲は、
砲撃を行なう度に反動によって砲全体が後退してしまうために、
再び狙いをつけて砲撃するためには元の位置へ戻す必要があり、
そのため連続した砲撃を行うことができなかった。
また大砲自体が動いてしまっては精度は保証されず、
いくら狙いを定めても砲弾は別の場所へ飛んでしまう、
といった欠点も長らく存在していた。
ところが、世界警察特殊科学班が開発した駐退機の登場によって、
砲身だけを後退させることによって発射の反動を吸収し、
砲自体の位置を後退させずに済むようになり、
砲撃のプロセスをより高速に遂行可能になった。
また銃の精度を高める技術の進歩には、
銃身のライフリング技術が大きな転機となった。
銃身内部に施された螺旋状の溝に沿って
銃弾が回転することにより発射後の軌道は格段に安定した。
この原理は大砲にも用いられ、
砲身にライフリングを施すことで精度、速度、射程は飛躍的に向上したおかげで
大砲はそれまでのものとは比べものにならない位の精度を見せ魔物を倒した。
「「がああ」」
だか、それでも限界はある。
いくら、強大な大砲を開発しても倒せない存在もある。
魔物には例え大砲が
何発撃っても倒せない存在もある。
その時には冒険者や騎士たちの出番。
日頃、狩りや訓練を行っている彼らにとって
うち漏らした魔物を討伐し、
大砲ではどうにもならない魔物には集団戦で挑み
スタンピードを止めた。
大物を倒し、
雑魚しかないところで止めの
笛が泣くと
一斉に冒険者と騎士が引いて
安全領域に入った。
「撃って」
止めの大砲が打ち込み
勝利した。
△▼△▼△▼△
壁の中にいる温和は壁の外で起きている戦闘を見えないが
外で対規模な戦闘と大砲の爆音で用意に想像できる。
いつの間にか爆発音は消え静かに失せ
関門が開き外に居た人が帰ってきた。
「いやあ~疲れた」
「本当ね」
俺は隠れて情報収集をした。
正直言ってこの方法でいいのかと思うが
ないよりましだ。
「本当、疲れたよ」
「でも、ミラ先輩は凄いですね
あんな巨大な魔物を一撃で倒す何で。」
「あんなもの大したことはないよ。」
「自慢、自慢ですか。
いいな、ミラちゃん。
おっぱいも力もある何でアイは羨ましいよ。」
さっさと他のところに行こうか
轟音
「何今。」
「ミラ先輩」
「ああ、こいつはでかいぞ」
壁が破られた。
そこらの大砲でもびくともしない強度を誇る
青の理想都市の壁は今、破られた。
警報が街中に鳴り響き
みんな、その魔物を見た。
「あいつはビリー。
なんで、ここにいるの」
「くそ、ここまで着て探知されない何で
流石は希少種だな」
アイとイリガーは武器が存在しない手でも手を上げて構えた。
「ごああああああ」
それは虎だった。
赤く鱗に覆われて黄金の牙を振りがざす
そのまま、壁の中に入った。
ビリーは屋根に飛び移り
最高の食材に向かう。
「ミラ先輩」
「大丈夫、あいつ小さい。」
ミラに来た。
魔物は絶品の美女肉を食らうために口を開く。
一方のミラは魔力を生み出し、
直ぐに裁きの光を・・・
「くだらん」
不届き者には死を
ビリーはミラではなく黒い服を身にまとった老人の手により
首を切り落とした。
△▼△▼△▼△
「大丈夫か、お嬢さん方」
黒い軍服、腰に差すサーベル。
背中にある黄金の龍が刻まれた漆黒のマント
中二病を擽されるデザインに合わせて目の前の老人は覇気と
総合的にヤバいと温和の本能が理解した。
「レイナックル。」
ミラはめんどくさい老人を見る。
「ミラさん。お久しぶりです。」
「久しぶりだな。爺。」
ミラに対する好意的な挨拶でも
爺呼ばわりをするミラにイリガーは怒る。
「ミラ先輩。
助けてもらいましたから、
そんな言い方はしなくても」
「私は一人でも倒せたのよ。
いくら、希少種でもまた幼体だ。
何せ、街を襲う魔物は騎士団やあなたたちが自由開闢に格安の金で支払って
私達で守る義務があるだろう。」
「格安で」
事実でもこんな言い方はないだろうと
イリガーは思うが
それでもミラを尊敬する。
「事実だろう。
自由開闢はボランティアで街を守る代わりに
世界連盟は私達に寮と家を与えられる。
社員寮は無料だけど、低ランク冒険者と高ランク冒険者は
功績が違うのに同じ寮に入れられる。
事実、私はランク五なのに何であのクソ狭いアパートもどきに泊まるのよ!!!
せめて隣と同じくらいにしろ」
「私に言われても無理ですよ。
でも、自由開闢自体はランク順に特別報酬を受け取れますよね。」
「そうね、そこは文句ないよ。
でも、せめて家を新しくしろ。
で言うか何で世界警察のあなたがココにいるの
避難誘導はどうした。」
「大丈夫です。住民の避難は完了しています。
後はスタンピードが起きた理由を調べて再発を起きないかを見て
上層部に報告してその後に緊急事態の解除をして
住民を返すだけです。」
「あっそ。速さだけはあなた達の売りだよね。」
「はい、そうです。
速さは私達の自慢するステータスです。」
自由開闢、世界警察、世界連盟。
謎のキーワードを立て続けて聞こえてきて温和は
ミラの会話を聞き続けた。
「では、私はここで失礼します。
まだ、仕事がありますのでここで」
「じゃなぁ、爺。」
「ミラ先輩」
レイナックルの名を持つ老人が去った後
俺はここから去ろうとした。
例え、ここに居てもトルマリンの情報
を集めることができないと思ったから
「本当にここにトルマリンがいるのかな」
『告』
「何だ、マナスル。」
『あの老人からわずかに個体名、
トルマリンの魔力を検知しました。』
「本当か」
俺はやっと情報を手に入れ
あの老人にばれないように尾行をする。




