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ACADEMIC LIFE  作者: 一聖
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WEDDING 4

クロ兄が子供クロノスに押されている。クロノスは剣技もすげえからな。

間一髪のところでタケが割って入る。あー心臓にわりー。


「おいおい、何だこりゃ?」


「タケ様、助かったよ。こいつはクロノスだよ。」


「へっ?クロノスってしょんべん小僧だっけか?」


「なんだ貴様、いきなり現れて無礼なやつだな。」


「いやいや、いきなり現れたのはしょんべん小僧のほうだろ。

 残念だったな俺に時止めは効かねえから。」


「やはり分身体では限界があるか。」


んっ?ベル姉も動き出しそうだぞ。パリーン!

ズバン!クロノスの腕が吹っ飛んだー!


「ふぅ、やっと動けたわね。」


「ほう、分身体とは言え俺様の腕を斬るか・・・美しき女よ・・・。」


んっ!今、美しいとか言ったな。よし、消そう!


「おいっ!子供クロノス!残念ながら僕の目が黒いうちはベルはお嫁に出さん!」


えっ?本当にクロ兄の髪と目が黒いぞ。

クロ兄の動きが変わった!あれはもしかすると時眼では?


「貴様!それは時眼か?全く忌々しい・・・。」


「あら、それなら私もできるわよ。」


なんと!ベル姉も黒目黒髪に。


「ふぅ、ぎりぎりだったぜ・・・。」 タケが再び止まった。


「カエデはん、オーバータイムどす。」

「ありがとうフッちゃん。まじ助かったよ。」


時眼を使いだした2人は子供クロノスを圧倒しだした。


「むぅ・・・片腕ではちと厳しいか。収穫もあったし今日はここまでだ。」


「逃がさないよ。」


「止めておけ。お前達も限界だろう。」


「「・・・・。」」


「完全復活したら迎えに来る。」


そう言ってクロノスは消えた。止まっていた神々が動き出した。

僕は転位して子供クロノスの所へ。


「よう、子供クロノス。」


「んっ、誰だ貴様?」


「クロスとベルの弟ちゃんだ。」


「何の用だ?殺すぞ!」


「それはこちらのセリフだ。」 時眼を発動。


「この魔力!貴様、イカルガかー!」


「お前が起きるのはまだ先でいい。それに俺はお前達の戦なんぞに興味はない。」


「前も同じ事を言っていたではないか!」


「まあな、でも今回は本当だぞ。ただし、お前がベル姉にちょっかい出さなけ

 ればの話しだ。」


「フンッ!良かろう。オリンポスへの復讐が先だ。その後ベルを娶り

 お前も殺す。」


「アホか!全然、良かろうじゃねえ!まあ、好きにするがいいさ。

 次に戦う時は封印じゃ済まさせねえ。とりあえず分体は消すがな。

 鈴音、白華!」


「クソー!」


ズバンッ!鈴音が子供クロノスの首を落とす。容赦ねえー!

ドウンっ!白華が身体を焼き尽くす。こえー!


「んじゃ、頑張ってまた分体でも作ってくれたまえ。黄泉!」


「クソー!時間がかかるんだぞー!」 首だけになったクロノスが喚いている。


「だからだ、アホ。」


ふぅ・・・これで少しは時間が稼げるかな。


「ありがとう鈴音、白華。」


「久しぶりに見たわね、時眼。それにしてもこの激弱なクロノスは何?」


「本体はまだ封印中。分体で活動してたみたい。」


「クロノス、馬鹿・・・。のこのこと・・・。」


「まあその辺は相変わらず自信家なんだろうな。」


パルテノン神殿に戻る。


「子供クロノスと話したのか?」


「っていうかベル様に聞かなきゃ時を止められていたのも気づかなかった。」


「大抵はその間に消滅させられる。ヘリオポリスがいつやられたか

 わかんないって言ってただろ。」


「成程な。」


「楓。」


「大丈夫か?月詠。」


「ええ。分体のせいか動けましたからね。」


「インドラ達も?」


「ええ、それとツバキも。あなたと一緒で様子を見てました。」


「クロ兄もベル姉も何とかなりそうだね。」


「あれは何ですか?もしかして、あなたも・・・。」


「まあね。それがクロノスを封印できた理由だ。けど2柱とも発現したばかりで

 持続時間が短すぎる。」


「鍛錬しないとですね。時間はあるでしょうか?」


「分体は消滅させた。消える時にクロノスが作るのに時間がかかるって

 言ってたから大丈夫じゃない?」


「結局、また助けられましたね。」


「いやいや、みんな動けたんでしょ。それにゼウスだって天照だって対策は

 考えてるでしょ?」


「不動と愛染がなんか作ってますね。さっき、ラッキーって言ってテストして 

 ましたから。」


なんか子供クロノスが可哀そうな気がしてきたよ。

その後は吞めや歌えやの大騒ぎだ。

父さん達も何だかんだで色々な神達と仲良くなったようだ。

父さん、バート叔父さん、シュリ叔父さんはいよいよ神界に屋敷をもらった

ようだ。あのう・・・人間っすよね?

クロ兄達はこれからシゲさんからもらったキャンピングジープで新婚旅行に

出掛けるそうだ。もちろんキョウちゃんも同行するけどね。


ふぅ・・・何とか終われそうだ。正直、疲れたー。

だが、次はタケとアス姉の結婚式だ。やれやれ・・・。

大人達の宴会はまだまだ続くようなので、桃のソーマを大量投下して僕は

下界に帰った。

やっぱ我が家は落ちくなあ・・・。今は色んな所に拠点もあるし転位でいつでも

行ける。けど僕が1番ゆっくりできるのはやっぱカモナだ。

広すぎると落ち着かないんだよね。


「カモナ、ボロネーズお願い。」

「かしこまりました。」


うまい夕食の後のコーヒー。収容所に行くか。


「カエデ様、収容所でしたら既に誰も居ません。」

「そうなの?」

「はい、天使族は迎えがきて引き取られて行きました。傭兵達もそれぞれの

 仕事が決まり街中に移動してます。」

「迅速だね。」

「それぞれの長が話し合ったようです。」

「横の連携は大切だよ。収容所そのものは?」

「何かと使えるから、そのまま残して欲しいとの事です。」

「了解。って言っても元々僕のじゃないし。でも助かったよ。」

「ラスプ様達は箱庭にお戻りです。」

「今度いったらお礼を言っておくよ。」


さて檜風呂に入って寝るか。

チャポン、はぁいい湯だなっと。明日からは日常に戻れるかな、テスト期間

に突入だ。コーヒー牛乳を飲んでおやすみなさい。

お早う。訓練場で身体を動かし朝食。今朝は干物にしてもらった。


「そういえばガーネットの干物ってどうなってるの?」

「今は院の皆さんの仕事になっております。」

「小梅達はほとんど神楽か久遠島だもんね。あれ?バフは?」

「使える子が数名いるようです。」

「へぇ、それは優秀だね。」

「皆さん優秀ですよ。狼の皆さんが指導してます。」

「そっかあ、学園の分校が楽しみだねえ。」

「その件でご相談が。」

「何だい?」

「バート様より執事科の教師を頼まれました。」

「執事科なんてあるんだね。」

「はい。メイド科もございます。」


成程、より専門的な知識を学べるという事か。


「他にもあるの?」

「はい、料理科、職人科、経営科などです。」

「武道や魔導の科はないんだね。」

「それらはどの専門職にも必要という事で必須科目になっています。」


あれだな、戦う料理人とか戦う商人って感じかな。


「了解。僕からもお願いするよ。」

「かしこまりました。」


父さん達が落ち着いたら転校の話しをしないとな。


「じゃ、行って来るよ。」

「いってらっしゃいませ。」


「お早う、リング、茶々。」

「お早うございます、カエデ様。」

「お早うにゃ。」


皆も揃ってるな。


「昨日はお疲れさん。やっと今日から日常に戻れるね。」


「全くです・・・。」


「んっ?何かあったの?」


「それがうちのババアが、失礼、お婆様がガイア様と喧嘩しだして。」


「お婆様はあまり美に興味がありませんから・・・。」


「何してんの!あいつら・・・。」


「危うくパルテノンが消滅するところでした・・・。」


「全く・・・。ところでキリコ、今日は武道のテストだと思うんだけど

 何するの?」


「それぞれのリーダーと模擬戦をして、それをニング先生とシーゲルが採点

 でしょうか。」


「シゲさんは免除なの?」


「ああ、スカウターのテストも兼ねてるからな。」


「スカウター?能力を測るやつ?」


「そうだ。蘭婆やヒムラ様からの依頼もあってな。数値が全てではないが

 ある程度の方向性は決めれるだろう。うちの連中は計測しない、たぶん

 壊れるから。」


「成程、じゃあ僕は槍斑と模擬戦すればいいんだね。」


「今日から1週間程期末テストだ。このクラスを希望してる生徒が結構居る

 そうだ。クラス替えは長期休暇後になる。まあ、頑張ってくれ。

 早速、武道のテストを始める。シーゲル、準備出来てるか?」


「はい。」


「カエデは対戦と数値を見てアドバイスを頼む。」


「へっ?わ、わかりました。」


「ではまず、剣の班からだ。ヒカミ、頼む。」


「わかりました。」


テストだと思うと何か緊張してきた・・・。

剣の班は優と才蔵、アトムが免除だからゼルダとビッケの2人だ。


「シゲさん、スカウターでどこまで測定できるの?」


「体力、魔力、パワー、瞬発力。それを総合してランクがでる。」


「ランク?」


「冒険者ギルドに協力してもらった。」


「DからSランクまでって事?」


「まあ、あくまで参考だ。知っての通り冒険者のランクには護衛や指名依頼も

 含まれるからな。それプラス、先生が技術点なんかを加算する。」


「成程。」


まずはゼルダが行くようだ。

魔導剣士だからな、ここは魔導抜きの純粋な剣技の査定になるわけだ。

木剣だしね。ビッケと真面目にロイド流の道場に通ってるみたいだし。

おお・・・いい感じ。ヒカミを魔導剣士と呼ぶには無理があるなメインは

魔法だしね。氷帝もヴァジュラと同じでマルチ変形だしね。

シゲさんが先生に合図を送る。


「そこまで。」


次はビッケだ。盾は練習用の普通のやつ。タンクだから基本は相手の攻撃を

受けてからのカウンターだ。年齢の割にはでかいからヒカミの剣は受けきれる。

ヒカミもカウンターが来るとわかってるからいなすのも簡単だ。

う~ん、これは課題だな。


「よし、そこまで。次は刀斑だ、キリコ頼む。」


「わかりました。」


刀斑はスズメとボルタが免除だからキヨカとスリルだ。


「あれ?スリルは刀斑なの?」


「ガンナーだが武道の時間が暇だからって、刀を振り出したら嵌ったらしい。

 キヨカに教えてもらってたそうだ。」


「ってことは示現流?」


「いや、キヨカはタチバナ流に鞍替えしたそうだ。」


「へぇ、そうなんだ。」


スリルは結界師でガンナーを目指してるが、なかなかどうして刀もうまく

扱っている。銃で中距離、刀で近接か。僕に近いスタイルかもね。

入学した頃はどれも素人だった事を考えれば目立たないがスリルは天才の

部類だな。


「ヒムラ様が熱心にスカウトなさってますよ。」


「本人はガンナーズギルドの仕事も初めてますから断ってるようですね。」


「両方でいいんじゃない?」


「1年生ですよ。」


「そうだった・・・。」


次はキヨカだ。タチバナ流か・・たしか父親の形見の業物、妖刀だったけど

を使ってたんだったな。本人がその気なら婆ちゃんを紹介しようか。


「ようし、次は槍斑だな。カエデ、頼む。」


「はい。」


1番手はナミだ。長槍か・・僕も長槍で相手をしよう。

フフ・・ナミが戸惑っている。そうなんだよなあ、実は長槍と長槍が戦う事って

あまりないんだよ。ナミはパワー型ブンブン丸だ。小技とかフェイントなんかが

課題だね。

次はレビ、ガタックを完全に使いこなしてるな。短刀だったら

2刀流もいけそうだ。

提案してみるか。ただ小柄だしパワー不足はいなめない。今のガタックは

ゴブアン製だし、素材のランクを上げていいのではないだろうか。

最後はレードだ。レードは体術の方がすごい。たぶんベルグ以上じゃないかな。

棒術も必死に修行してるだけあって様になってるな。レードもワンランク上の

素材にしたほうがいいだろう。魔力を流せるなら如意棒を作れる。

最後はそれ以外斑のブラウだ。ザイルが相手をするようだ。

ロッドで殴るがベースだもんなあ・・・。

そろそろウィスプのロッドか杖でもいいかも。冬のダンジョンに取りに行くか。


「よし、これで武道のテストは終了だ。全員、武道だけなら十分Aクラスでやって

 いける実力がある。まあ、課題もあるがな。課題についてはシーゲルや班長から

 聞いてくれ。」


スカウターのデータはだいたいAランク。すげえなこいつら・・・。

さすがにSランクはいなかったが子供だしあたりまえか。






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