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ACADEMIC LIFE  作者: 一聖
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GRIFFON

パルさんが来たのでチル先生の事を話す。


「パル、本来の姿に戻れ。」


パァ~と光って子供になった。グリフォンに戻るかと思って焦ったよね。


「ふぅ・・・疲れた。」 見た目は僕達と同じくらいかな。


「元居た森に戻る気はないの?」


「あそこは燃やされちゃったし、ウルおばさんのケーキはおいしい。いたっ!」


「お姉様だろ!」 殴られた所がシュ~とかいってる・・・。


「ここには魔力に溢れた森もあるし、ここに住む。」


「了解。チル先生に会ってくれる?」


「いいよ。」


「スズメ、明日はダンジョンだねよ?」


「そうです。皆、久しぶりなので張り切ってましたよ。特にキリコ。」


僕も素材は欲しい。う~ん、今日中に終わらせたいな。


「ワイズ。」

「はい。」

「チル先生を事務所へ。」

「承知しました。」

「スズメ、どうする?」


「最後まで付き合いますよ。」


「じゃあパルさん、急で申し訳ないけど先生に会いに行こう。」


「わかった。」


コクーンで事務所へ。ワイズが居た。


「チルは来てますよ。」

「そう言えばワイズはチル先生と知り合いだったんだね。」

「チルは小人族ですから、かなり古いつきあいですよ。」

「色々、納得した。」


商談室に行くとチル先生とコラさんがお菓子を食べていた。


「お待たせしました。」


「ワイズのお菓子は美味しいから大丈夫よ。それで?」


「この子がグリフォンのパルです。」


「えっ!」


先生に経緯を説明する。


「・・・あっさり依頼達成ね。」


「ウルブスさんのお陰です。」


「初めましてパルちゃん。じゃあ私の従魔になってくれるのかしら?」


「うん。」


ワイズも交えて皆で話し合い、雇用契約を結んだ。

パルちゃんがガーネットの屋敷に住む事を望んだのでパスを結んでもらい

いつでも召喚できるようにし、色々学んでもらう為にFクラスへの編入も

決まった。まじか・・・。カーミラにはチル先生から話すとの事。

話してる最中、コラさんとパルちゃんは何故か戦っていた。

結果は引き分けだったようだ、拳で語りあったのかな?


「色々決まったし、パルちゃんの就職祝いだ。この前アトムから旨いカニ料理の

 店を教えてもらったんだ。行かない?」


「もちろん行きます!」


3人でこの間の海鮮料理屋へ。


「すみません、子供3人で。」


「はっ?」


「ほれスズメ、貴族証明を。」


「しょうがないですね。これを・・・。」


「こ、これはスザク伯爵様!」


前回同様、オーシャンビューのビップルームへ。暗くてビューはなし。

パルちゃんは初めての海鮮料理で目をキラキラさせてる。スズメも・・・。

僕が旨そうなメニューを適当に頼み海鮮料理を堪能。

食うわ食うわ、グリフォンが沢山食べるのはわかるが当然スズメも負けてない。

この間の男性陣の倍は頼んだよ。お店の人がびっくりしてた。

僕とパルちゃんは帰る所が同じなので一緒。ジープを出すと驚いていた。

スズメは新鮮なうちにマチルダ先輩にケーキを渡すという事なので女子寮で

降ろした。一緒に食べるんだろうな・・・。


「「ただいまー。」」


「あら、ご一緒だったのですね。」


「うん、パルちゃんの就職祝いをしてきたんだよ。」


「パティスリーじゃなくてですか?」


「学園の先生の従魔をする事になったんだよ。」


「まあパルちゃん、子供のうちから働き過ぎは良くないですよ。」


「色々勉強するの。」


「偉いですねー、パルちゃん。」


メイド長がパルちゃんの頭を撫でる。


「学園に編入するから制服の用意もお願い。」


「承知しました。」


パルちゃんはリビングへ。僕は明日のダンジョンの準備でもするか。

今週はバタバタで全く武具を作ってなかったがシゲさん達がなんとかしただろう。

ミナミも居るしね。

素材はそのままゴブ鉄でいいとは言っていたが、軍や魔導院に所属する連中は

それじゃまずいだろう。階層をあげて良い武具を使ってるモンスターを倒すか

もしかしたら鉄以外もあるかもだし。

銃は空島でメンテナンスしたし、エリシエーターや刀は沢山ある。

戦闘服はおニューだよ。いかん、何か僕も楽しみになってきた。

檜風呂に入って落ち着くとしよう。檜の香が落ち着かせてくれる・・・。

アトムも居るし明日は行ける所までいってみるのもいいな。

コーヒー牛乳プハーして寝た。


朝は庭に出ずそのまま射撃場で銃の調整。特に問題はなし。

美味しい朝食を食べ、さあ張り切っていこう。


「お早うリング、茶々。」

「お早うございます、カエデ様。」

「お早うにゃ。」


「今日は久しぶりのダンジョンです。前回同様、チームに分かれてのアタックに

 なります。いつも通り、夕方くらいをめどにギルド内クラブハウスに集合して

 下さい。ゼータはどうしますか?」


「新しい素材が欲しいから、皆が行けてるフロアーから僕達もスタートする。」


「わかりました。それでは皆様、塔のダンジョンへ。」


ギルドにはキリコとヒカミが手続きに。

僕らはギルドハウスで茶をしばく。


「いい素材が手に入るといいね。」


「確かになあ・・帝宮から配布された好きな武具を作れる券な、うちでも

 使えるらしいぞ。」


「そうなんだ。けど銀貨で買える武具より外で業物をオーダーしたほうが

 いいんじゃないの?」


「所属組はそうするんじゃない。鍛冶組合も素材集めに奔走してるって。」


「いい事だね。」


2人が戻ってきた。


「次のフロアーの情報も聞いてきました。相手は骸骨です。」


「げっ!」


「という事はボスはリッチかな。」


「リッチはレアで通常は大きな6本腕の骸骨だそうです。」


「いい武器、持ってそう。」


「素材ゲットフロアーだね。」


全員で転位しそれぞれのチームに分かれてスタートする。見たところ洞窟バトル

で団体戦っぽい。1階を広くした感じだな。


「あっ、コートを変えたんだね。」


「そうなんだよ。大きくなってるみたいでさ、成長期突入。」


シゲさんもアトムも新しい戦闘服だ。シゲさんはベスト姿、なんだかんだ

宇宙の運び屋スタイルを通している。アトムは僕のコートを短くした感じなんだ

けど、どことなく異国情緒が漂っている。腰にはブッフ様だ。


「行こうか。」


「ガイコツの弱点は頭だよね。」


「ゼネラルクラスだと兜でガードしてると思うけど。」


僕は最近作ったイングラムとガティックブラスターメインで行く。シゲさんは

ブラスターを使わずエリシエーターで接近戦をしたいとの事。気を付けてねー。

布陣はシゲさんがアタッカー、僕が遊撃、アトムがブッフ様で後方支援だ。


「来たみたい。」


先制はブッフ様だ、ドウン!おお炎弾、使いこなしてるな。

骸骨の半分は消えた。そこにシゲさんが光の戦士ププになり突入。

突入まではナイスなスピードだったが、そっこから先は普通・・・。

まあ光魔法は別に加速魔法じゃないからな。盾持ちも結構いて段々シゲさんが

押されてきた。


「う~ん上達はしてるけど盾を真っ二つにするパワーはないか。」


「いや、そんなのキリコしかできないから。そろそろやばくない?」


「レイド行きま~す!」


普通に突っ込んで僕もエリシエーターで応戦。

ガキン!おっ、いい盾もってんじゃん。グフフフ・・・・。

至近距離からイングラムを連射、相手が多い時はいいね。


「ふぅ、大漁大漁。このフロアーおいしいかも。」


「ゴブリンの武具より全然いいな。この盾なんてそのまま使えるんじゃないか?」


「マチェットもいいの使ってるね。」


3人でほくそ笑む。先に進むと罠が結構あったが、ブッフ様の指示で難なく回避。

ブッフ様、ごいす~。広間に出た。あれ?ここはもしかして・・・。


「ちょっとブッフ様、モンスタールームじゃないの?」


「わざとです、カエデ様。刺激をどうぞ。」


「望んでねー!」


「カエデ。前からメイジ、後ろから剣士だ刀持ちも居る。」


「メイジは任せて!あとお願い、刀ほすい~。」


「「了解。」」


んっ?綺麗に並んでるな・・・ギャー!増幅魔法!まだ序盤だよ!


「結!」 ゴウッと凄まじい炎に襲われる。


「ファイアートルネード!」


ゴウッと同じくらいの炎のお返しだ。いかん、部屋の気温が上がる。

「ブリザード!」 ゴウッと吹雪。適温になるかな?

おっ、後ろから鎧を着たのが出て来た、しかも2刀流だ。

よかろう、僕もエリシエーター2刀で相手をして差し上げよう。


「唸れ、ロイド流!」


シゲさんが危なっかしいが、アトムとブッフ様がフォローしてるので問題なし。

相手の鎧ドクロが一礼をした。騎士かな?僕も一礼。いざ勝負!

ガキンガキン!クッ、こいつ強い・・・。

鎧ドクロは僕を突き飛ばし何かジェスチャーをしている。

なになに・・・2刀だめ1刀で来い・・・。

成程、僕の体格を心配してくれてるのか・・・。


「ありがとうございます、師匠。」


1刀に変え、構える。ドクロ師匠が頷いた。

それからしばらくドクロ師匠は剣を教えてくれた。

伝えたい事がある場合、1度僕を突き飛ばしジェスチャーで教えてくれる。

スピードに頼りすぎるな、刀と剣では握り方が違う等、僕が忘れていた基本を

思い出させてくれた。最後に再び一礼をして消えていった。

ありがとうドクロ師匠、また教えて下さい。


「おいアトム、あいつ何してんだ?」


「さあ?でも何か教えをこうてたような。」


「ダンジョンモンスターに?」


ドクロ師匠が消えた事で沸きも止まった。


「お昼にしよう。」


昼食はパスタ、2人はホットサンド。


「いや~、ドクロ師匠から多くを学んだよ。」


「やっぱり・・・。」


「剣を教えてくれるモンスターなんて、いるのな。」


「さすがダンジョンだよね。」


「あの鎧どっかで見た事あるような・・・。」


「ベースは高名な剣士なのかも。歯が立たなかったよ。」


「ベース言うな!」


「面白いフロアーだね。もしかしたら他の師匠も出て来るかな?」


「モンスターハウスのお陰で素材もかなり手に入ったし。」


「午後からスピードアップしてボスに挑んでみない?」


「ドロップいいのか?」


「6本腕って話だからね。色々、持ってそうじゃない?」


「運が悪ければリッチだよ。」


「大丈夫だよ、僕らには光の戦士が居るんだから。闇属性なんてちょちょいの

 ちょいさ。」


「いや、無理!」


ブッフ様にお願いしてショートカットできる道を探してもらう。


「ショートカットは可能っぽいですが、その分強い敵が出てきそうです。」


「あれだね、ズルは駄目だよって事かな。」


「強い敵は望むところだ。」


おっ、シゲさんが珍しく戦う気満々じゃないか。


「主にドロップ的な意味で・・・アトム、交代だ。」


「そっちかー!」


「回収は任せろ。アイテムボックスを改良してギルドハウスの倉庫と直結

 させたから。」


「さいですか・・・アトム、ゴー!」


「えっー!わかったよ。」


アトムとブッフ様がアタッカーに。

ガイコツ師匠ほどの鎧ではないが戦国武将みたいな鎧を着たガイコツが出て来た。

長槍や弓兵も居る。「戦じゃー!」とか言ってる感じ、ガイコツだけど・・・。

アトムが突っ込んでいくが長槍相手だとやりずらそうだ。

ふむ、いい機会だ、長槍を使ってみるか。


「蜻蛉切。」


うぉ!久しぶりに持つと長くて重い。ヴァジュラ、よろしく。


「アトム、一旦下がって。」


「オーケー。おっ、懐かしの蜻蛉切。」


キュイーン、サーキットが穂先に3枚展開された。


「断!」

「ご了解~。」


ズバーン!おお、威力は相変わらずだな。

一振りで鎧などお構いなしに前に居たガイコツ達を両断した。


「すげえな、神槍か?」


「の試作品らしいよ。やっぱ身体強化全開じゃないと振れないなあ。」


「あっ、シールド!」 アトムが結界を張った。


パンパンパン!結界に阻まれたが、あれは火縄銃。

しかもあの陣形は・・・織田かー!

ここのダンジョンマスターも神居同様、日本人なのかも・・・。


「これじゃあ前に進めないよ。」


隊長はどこだ?あの赤い鎧か・・・目立ち過ぎだぞ・・・。


「シゲさん、あの赤い鎧の奴を狙撃して。アトム、あいつらを濡らすから

 感電させて。」


「「了解。」」


「レイン!」 火種を消してガイコツ達をびしょびしょにする。


「サンダー!」 バリバリバリ!


ヒュイン!おお・・・F40をブラスターに改造したのか。

煙が立ち上り、なんとか織田軍を壊滅させた。湿度やば!

ここでもかなりの武具をゲットした。


「あの数は完全にレイド向けだよ。」


「回収して先を急ごう。」



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