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ACADEMIC LIFE  作者: 一聖
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TRIGUN

「うん。イカルガと同じ世界から召喚された人間だ。」


「召喚者・・・。」


「彼女は集団戦闘のプロフェッショナルでね、正直ベル姉達がいくら強くても突破

 するのは骨が折れると思うよ。」


「私達、2人ですけど・・・。」


「大丈夫、少し本気だすよ。スザさん。」


「全く・・・トライガン如き。持ってきたぞ。」


「いやいや大佐達相手にこの身体じゃ心配だよ。お願い。」


スザさんは印を組む。


「魂離!」 そう、あれだ僕が大人になったオートマタ。


「ふぅ・・問題ないな。」


「かっこいい・・・。」


「カエデ、リミットは30分だ。あとその姿はスズメちゃんに見せるなよ。」


「了解、行こうヒカミ。」


「はい!」


移動中にベル姉に念話。


「ベル姉。」


「カエデちゃん♡、来ちゃったの?」


「学園長からの依頼だよ。今から僕とヒカミでイフリート達を守ってる

 奴らを引き離すから。」


「あいつら、そもそも戦う気がないのよ。のらりくらりと・・・。」


術中に嵌ってるな。大佐は優秀な軍人であると同時に稀代の魔術師だ。

未知の魔術じゃさすがの父さんでも手を焼くだろう。


「詳しい事は後日話すから。奴らを引き離したら、そうだな花火を上げる。」


「わかった、父さん達に伝えるわ。カエデちゃん、気をつけて。」


「ヒカミ、組織化された軍隊の弱点て何だと思う?」


んっ?珍しくヒカミがぼーっとしてる。どうした?


「ヒカミ。」


「えっ、あっすいません。強大な個の力でしょうか。有無を言わせない程の。」


「圧倒的な差があればそうだね。けどトライガンはほとんど眷族だからね。」


「となると・・・あれですか、ゲリラ戦。」


「正解。小梅達を呼ぶから、ヒカミもタマを呼んで。」


「あっ、もう来てます。」


小梅達も来た。


「成長した、何で?」

「なんで~?」

「誰だ、貴様?」

「カエデ、素敵です。」


「ははは、オートマタだよ。作戦だけど、小梅、イチ、ニイと春さんは遠目

 から大きめの魔法を撃って、威力より見た目重視で。ヒカミとタマは後ろ

 から静かに1人づつ倒していって。僕は大佐に引いてくれるよう

 話してみる。」


「倒すのではなくて?」


「やってもいいけど、色々巻き込みそうだからね。なるべく穏便に済ますよ。」


「わかりました、お気をつけを。」


「よし、作戦開始だ。ド派手に頼むよ!」


ヒカミが大人化した。おお・・・美しい。みんなも成獣化、しばらく会わない

うちに大人になったねえ・・・。春さんの尻尾が確かに5本だ、天狐に

なったんだねえ。

ヒカミの手を握り反対側に転位。んっ?ヒカミが固まってる・・・。


「ヒカミ、タマ。相手は眷族だ遠慮はいらない。」


ニッコリ笑って姿を消した。すげえな、僕でも認識できなかったぞ。

さて、指令本部はどこかな?なっ、戦車に対空砲・・・。

相変わらずだな、大佐・・・おっ、あのテントっぽい。

小梅達のとんでも魔法が炸裂しだした。


「来たな、軽く揉んでやれ。危なそうだったらすぐに退却しろ。」


「イエッサー!」


いや、まじ軍隊!服装も軍服だ、あのプロテクターかっこええな・・・。


「出てこい!私の結界に引っかかってるわ!」


おっと、ばれてーら。姿を現し両手を上げる。


「ぬっ、誰だ貴様は!」


「ワイズ探偵社の者です。お話があって伺いました。」


「我望む、光の白刃!」 問答無用かよ!


「結!」 ドカン!ドカン!光の矢が結界に阻まれる。


「陰陽結界だと!貴様、ジャパニーズか!」


「元です。って言うか気づけよファイ。」 狐面を外す。


「なっ!若いカエデ!」


「20歳想定だ。戦ってもいいけどイフリート達も殺しちゃうから話し合いに

 来た。イフリート達を倒すのは俺の仕事じゃないからな。」


「くっ!そんな情報は聞いてないわよ!子供で帝都に居るって話だったわ。」


「それは間違いじゃない。明日から学園の野外研修が始まるよ。だからさ

 早く帰りたいんだ。時間稼ぎはもう十分だろ、引いてくれ。」


「時間稼ぎ?何の事?」


「はぁ・・・ポイべは今、ゼウスの後継者とユーリーと戦ってるよ。」


「ゼウスの後継者・・・噂の・・・。ポイべ様・・・。」


「ファイ、俺はクロノスに関わる気はない。クロノスがこっちにちょっかいを

 出して来たら別だがな。」


「お前は神になったのか?」


「いや、神じゃないしなる気もない。時間が惜しい、さっさと引け。

 じゃないと出来立てのお前の部隊は全滅するぞ。」


「何!そう言えば何の音もしない・・・貴様か!」


「消音結界だ。」


「クソッ、ブレイク!」 パリン、おっ、さすがだな。


ファイが外に飛び出す。


「こ、これは・・・。」


うわっ、半分以上凍ってる。これじゃあ戦車も対空砲も使えない。

見てる間にもどんどん凍っていく。


「我望む、サラマンダー!」 ゴウッ!炎が広がる。


「無駄だ、神の氷は簡単に溶けないの知ってるだろ?」


「まさか・・・フレイア!」


「の孫だ。クラスメイトだし。ファイ、お前の事だちゃんと退路は確保してる

 んだろ?引かないとお前の部隊、全滅させるんだからー!」


ゴウッと魔力全開。


「な、何だその魔力・・・お前、本当にカエデなのか?

 昔のカエデ以上じゃないか・・・。」


「えっ、そうなの?」


「はぁ・・・わかったわよ!撤退するわ、トライガンも編成したばかりで

 訓練中なのよ。次に会った時、覚えてなさい!」


「ファイ・・・それ三下が言うセリフだぞ。」


「キー!」


どでかい魔法陣が展開。えっ、ちょっと・・・。


「ヒカミ、タマ!魔法陣の外へ!」


「はい!」


僕も慌てて転位、小梅達の元へ。ヒカミも転位してきた。


「おっ、転位できるようになったんだね。」


「短い距離ですが・・・。半分くらいは凍らせておきましたけど。」


「十分だよ。溶かすのに時間が掛かるだろうし当分、組織的には動けない

 だろうさ。さあ、ベル姉達に合図を送って僕達は帰ろう。

 ファイヤーボール花火。」


ドウンと花火を上げる。こっから先は父さん達の仕事だ。


「カエデ、さっきの見た事がない魔法陣は?」


「ああ、あれは魔術のだよ。」


「魔術?魔導とは違うのですか?」


「う~ん、似たようなモノだけど魔導より魔力が少なくて済むかな。僕は魔導の

 他に陰陽術というのを使うけどそれと同じかな。」


「という事は異世界の技術ですね。」


「そうだよ。」


「私も覚えられるでしょうか?」


「覚えられるけど、それには化学や物理の知識が必要になるね。」


「成程・・・確かスズメの図書館にそういった書物がありますね。

 わかりました、勉強します。」


「魔術とは関係なくそういった知識を得るのもいいと思うよ。」


「はい!」


その姿のままで爽やかに言われると、くるものがありますね・・・。

しかし、魔術を私だけが覚えるのもフェアじゃないですね帰ったら緊急会議を

招集しましょう。スクショも沢山、タマが撮ってくれていますし。

一緒に鑑賞会も開催です。


ヒカミが何か考え事をしている。まあ、ヒカミの事だ勉強についてだろう。


「ヒカミ、戻ろう。みんながまだ戦っていたら加勢しないとね。」


「わかりました。」


転位で帝国に戻る。そう言えばここがどこだが確認しなかった、まっいいか。

魂は既に元の身体に戻っている。タイムリミットは30分だったからね。


「さて、僕らも参加してとっと片付けよう。」


「はい。」


おお、やってるやってる。


「カモナ、戦況教えて。」

「はい、全体の70パーセント程の討伐は完了しております。

 空のワイバーンは私達が砲撃により壊滅させております。」

「となると残りはミノとキングオーク、地竜か・・・。

「情報にございませんでしがオーガキングも50体程。」

「うへぇ・・。それをまじで黄金世代に?鬼畜!だが、面白い!」


「えっ!」


「いやね、全て僕達が片付けるのもどうかと思ってさ。」


「まさか、わざと残すと?」


「そうそう、生徒達の今後の為にも大物と戦ってレベルアップしてもらおう。」


「大丈夫でしょうか?」


「Aクラスはともかくヒカル達が居るんだよ。ドラゴンだよドラゴン。

 こうブレスをプハーって。」


「いやカエデ、確かに上位中の上位のドラゴンの皆さんですが子供の時から

 ブレスって撃てるものなんですか?」


「いや無理だよ。みんなと同じように覚醒が必要だ。」


「・・・今回のこれを利用して覚醒させようと?」


「いやなんかやられっぱなしもどうかと思わない?こちらにも何か

 メリットを残さないとさ。」


「はぁ・・・転んでもただでは起きませんか。わかりました。」


「それじゃあ早速。シゲさん、ちょっと来れる?」


「おっ、戻ったのか?今はそれどろこじゃないだろ。」


「ちょっと待って、ヒカミお願い。」


「アイスエイジ!」


シゲさんの前に居たモンスターが全て凍り付いた。


「さっぶ!カモナさん、暖かい飲み物をもらえますか。」

「かしこまりました」


「お疲れ~。」


「バトル中に呼び出すとは・・まだ終わっとらんぞ。っで、何だ?」


これからの計画をシゲさんに話す。


「成程な、どれくらい残す?}


「AからFまでオーガキングで、GからJまでミノ。

 Bには特別に全部盛りで。」


「定食屋かよ!んじゃ、その数になったらイド君で帝都の方に追ってくれ。」


「了解。ヒカミはどうする?」


「私が居なくても大丈夫でしょうから、夜食の準備でもしておきましょうか。」


「ああ、それなら空島で頼むよ。みんな寝れるでしょ。」


「フフ・・・。」


「カエデ、そろそろいいぞー。」


「了解。カモナ、イド君。よろしく。」

「「かしこまりました。」」


チュド~ン!カモナ、イド君による追立の砲撃が始まった。

これで良し、途中で倒されないでね。

さて、みんなにはゆっくり休んでもらおう。


「円ー、よろしくー。」

「おう、ヒカミが待ってるぞ。食堂に行ってくれ。」

「了解。」 すでにいい匂いが漂っている。


食堂に行くと美味そうな大皿料理が並べられていた。


「みんな、お疲れ様。まずは夜食にしよう。」


「キャー!お腹が空いてましたー!」


「俺も!」


みんなで久しぶりにヒカミの料理を堪能。初めての連中は涙していた。


「どうだったの?」


「久しぶりに色々使えてスッキリした感じですね。」


「銃なんて久しぶりだったからな。」


「諭吉のあの銃、なに!」


「スズメの2刀流は初めてみましたけど、えぐかったです。」


「っていうか私からすると全員えぐいですよ。ねっ、アトム。」


「だね。ジュリやアリーナがあんなに強いと思わなかった。カルラも。」


「アリーナのあの黒い剣はなんですか?」


「ああ、あれはカエデにもらった剣です。よくわかりませんが黒魔術との

 相性がいいみたいです。自分でも驚いてますよ、私ってミノタウロス相手に

 出来るんですねえ。」


「どういう事ですか、カエデ?」


「アリーナの剣は黒死剣といってね、護衛も兼ねて渡したんだよ。

 ねっ、エイガ。」


「はい。久しぶりに暴れられてスッキリしました。」


「はっ?」


「しゃ、喋ってるー!」


「いや、何を今更。むしろ剣や刀は普通喋るでいいくらいだ。」


「ははは、エイガは特殊な剣でね普通の人には使えないんだよ。」


「ああ、もしかして呪いですか?」


「そうなんだよ。解呪もできるんだけどエイガ自身はいい奴だからねえ。

 僕でもぎりぎりかなあ、長時間は厳しいね。」


「呪い!ひどいじゃないですか!さては私を呪い殺す気ですね!」


「死んでないじゃん!それにアリーナは浄眼があるから大丈夫だよ。」


「あっ。」


「それにエイガは自立行動できるからね。アリーナが強くなるまで護って

 くれるから。」


「私が強くなったわけではなかったんですね。」


「そんなに急には強くならないって。けど、ジュリのスレイズと同じでエイガ

 が色々と教えてくれるからさ、特に黒魔法。好きでしょ?」


「大好物です!」


「なら問題なし。よろしくねエイガ。」


「グフフ・・・お任せを・・・。」


「黒いオーラ出てますけど・・・。」



 

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