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ACADEMIC LIFE  作者: 一聖
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HOLIDAY IN HAKONIWA

やっぱシュリ叔父さん達も連れてこよう。かえって1度に済ました方が後が楽な

ように気がしてきた。


「よし、じゃあ鈴音の屋敷に行こう。」 隣だけどね。


「こんばんわー。」


「楓様!丁度いい所に!止めてくださ~い!」


「ええ・・・。」


「カエデ・・・屋敷が半壊してますが・・・。」


「ええ・・・。」


訓練場に行くと3人は戦っていた。


「友香さん、いつから?」 友香さんも刀だよ。


「朝からです・・・。」


「まじか・・・。」


「どうしますカエデ?下手に止めるとこちらが怪我しそうなんですが。」


「鈴音様はすごいですねえ。ツバキ様、マリア様を同時に相手して笑ってます。」


「あれ、神刀と神剣ですよね。」


「やばいですカエデ、うずうずしてきました。」


「キリコ、私もです。」


「いやいや2人とも・・・まずは止めよう。白華。」


「何?」


「3人を止める。」


「わかった。」


白華はブラスターになった。


「それが白華様・・・美しい銃です。」


とりあえず3人に向け当てるつもりで撃つ。ドウン!ドウン!ドウン!

鈴音は余裕で、母さんとマリア先生はギリギリで躱せたようだ。


「何するの!カエデちゃん!」


「ストープッ!鈴音、気持ちはわかるけど一旦ストップ!」


「あら、私とした事がオホホホ・・・。」


「オホホホじゃないよ!全く・・・母さん、マリア先生、明日父さん達を

 連れて来るんだからもうやめて迎える準備して!ご飯も食べずにやってた

 んでしょ!」


「そう言えば・・・。カエデちゃん、お腹ペコペコよ!」


「みんなの屋敷は完成してるからそこに行って。ブラウニーの皆さんが面倒を

 見てくれるから。ブラウニーのみなさ~ん!」


どこからともなくブラウニーの皆さんが大挙押し寄せ母さんとマリア先生を

担いでいった。


「「ちょ、ちょっとカエデちゃ~ん!」」 やれやれ・・・。


「いいわよ。」


「えっ?」


ちょっと目を離した隙にキリコ達が鈴音と交渉したようだ。


「ちょっとお、白華・・・。」


「無駄よ、ずっと眠ってたんだから大目にみてあげて。」


「はぁ・・・わかったよ。程々にね。鈴音、明日ツムギ婆ちゃんも連れて

 来るから。」


「あら、それは楽しみねえ。それにしてもちょっと人数が多いわね。

 神刀達にも手伝ってもらいましょう。」


「えっ?」


「ひましてたから、いいわよ。」


「えー!みんな、いつの間に。」


フレちゃん、ドラちゃん、東ちゃん、ケンちゃんがいた。


「まじ、程々にね。友香さん、橙国に使いを出して修理してもらって。」


「はぁ~・・・わかりました。」


僕はさっさと退散、巻き込まれる。


「白華、神楽に行くけど行く?」


「行く。」


「ラスプ、ちょっと神楽の連中を迎えに行ってくるよ。」

「承知しました。」

「諭吉は?」


「俺はアトムの屋敷でのんびりする。」


「あれ?才蔵は?」


「鈴音さんのところだ・・・・。」


「・・・・。」


転位して鬼灯の所へ。


「鬼灯ー、ちょっと宗家に行ってくるよ。白華は?」


「鬼灯と遊んでるわ。」


「えっ?」


「あなた、ガンナーね。」


「・・・・はい。」


「まじで?知らんかった。銃は?」


「自作しました、これです。」


「えっ、ガティックブラスター・・・。」


「武器庫に設計図がありましたので。」


「いや、それ強力すぎるから設計図でやめておいたやつ・・・。」


「見せて。」 白華がチェックしている。


「大丈夫よ。出力は抑えてるわ。そうは言っても強力よ。撃てるの?」


「それが・・・。」


「練習しましょう。」


「はい!」


「じゃあ僕は宗家から皆を連れて無国に戻るから。」


「わかった。」


宗家の屋敷に転位。


「こんばんわー。」


「カエデ様、いらっしゃいませ。」


「宗主は居るかな?」


「はい。」 リビングに案内される。


「こんばんわー、久しぶりー。」


「おう、久しぶりだ。」


「週末は休む?」


「ああ、神居から戻ったばかりだからな。」


「じゃあバカンスという事で。」


「えっ?」


「箱庭が使えるよになったんだよ。」


「箱庭ってイカルガ様のエクストラスキルのあれか?」


「そうそう。母さんとマリア先生は昨日から来てるよ。父さん達はこれから

 迎えに行く予定。タチバナの屋敷ももう完成してるし、どお?」


「行く!すぐ行く!今行く!ボタンー!」


「何?大きな声だして。あら、カエデちゃん。どうしたの?」


「迎えに来た。爺ちゃんと婆ちゃんも師匠に会えるから。」


「そうだったな。おい、誰か親父とお袋を連れてきてくれ。アスカも。」


「タケル兄は?」


「帝都だ。クロス夫妻もだ。」


「あれ?引っ越した?」


「クロス達はそうだな。タケルは手伝うついでにデートだな。」


「じゃあ来週会えるね。カモナ、転位門を設置してくれる。」

「かしこまりました。」


待ってる間にみんな集まった。


「鈴音様に会えるのね。」


「朱雀師匠に会えるのかい?」


「会えるよ。」


「カエデちゃん、使えるようになったのね。」


「うん。マリア先生はすでに来てるよ。」


「楽しみねえ。」


「設置完了しました。帝都のガーネットのお屋敷にも繋いでおきました。」


「おお・・・そいつは助かる。主にタケル。」


「よし、じゃあ行こうか。」


みんなを連れてとりあえず僕の屋敷へ。


「突然来たけどすごい所ねえ・・・。殺気じゃないけどびんびんね。

 これじゃあ母さんは・・・。」


「さっきまでずっと戦ってたよ。強制終了させたけど。」


「ごめんなさいねえ・・・。」


「今日はもう遅いから温泉とか入ってゆっくりして。ラスプ、案内して。」

「承知しました。」

「屋敷の方は全部揃ってるはずだから。ブラウニーが色々やってくれる。」


「ブラウニー・・・。」


「アリ姉はマリア先生の所へ。母さんはタチバナの屋敷に行ってもらうから。」


全部の屋敷は渡り廊下で繋がっているとの事、もちろんここにも。

この屋敷に全家族が集まれる大きなリビングを増設したそうだ。さすがラスプ。

父さん達も仕事が終わってるなら、もう連れてこよう。

バロン爺ちゃん達は帝都に居るはずだし。そうすれば皆、朝から動けるもんね。

まず帝都のガーネットに転位、食堂へ行ってみる。

おお、丁度良くみんな揃っている。ラッキー。

どうやら寮の打ち合わせとか学校の打合せをしていたようだ。


「みんな。」


「カエデちゅわ~ん♡」


「打ち合わせは?」


「もう終わったよ。」


「いいタイミングだったね、迎えに来たよ。」


「カエデちゃん、師匠に会えるそうじゃな。」


「会えるよ。さっき神楽のみんなも連れてきた。」


「あら、ツムギに会えるのね。頼みたい事もありますし丁度いいわ。」


皆を連れて転移門をくぐる。


「うわー、カエデちゃん。いい所だね。」


「これは・・・空島と似た雰囲気もあるが更に色々と澄んでる感じか・・・。」


「響さんに会ったり観光は明日に、今日はゆっくり休んで。みんなリビングに

 居るんじゃないかな。」


行くと思った通り全員集まってお酒を飲んでいた。


「おお、みんな。先にやってたぞ。」


「お久しぶりです、清春様、ツムギ様。シュリもボタンも元気そうだね。」


「まあ、ぼちぼちやってるよ。クロス達がそっちに引っ越したけど。」


「うん、家財道具をい揃えに神界に行ってるよ。」


「家財道具を揃えに神界って・・・。」


「母さん、マリア先生。父さんとバート叔父さんが来たんだから明日は

 ちゃんと色々周ってね。」


「「えっー!」」


「えっー!じゃなくて。鈴音もツムギ婆ちゃんとゆっくり会いたいでしょ?」」


「それもそうね。母さん、鈴音様やばいわ。私とマリア、2人がかりでも

 今の所手も足もでないわ。」


「それはそうですよ。私も1本もとれた事ないですし、明日こそは・・・。」


「何で戦う事になってんの!」


「カエデちゃん、箱庭って広そうだけどどういう構成なの?」


「今は6つの国の集合体って感じだね、四聖獣の国と天狐の響さんの国。

 それとここ。」


「うわー、もう1つの世界がある感じかあ。」


「政はどうやってるんだ?」


「基本はそれぞれの国が独立してるよ。何か大きな出来事が起こるとここが

 指令本部になって全体が動き出す感じ。」


「教育とかどうしてるんです?」


「白国に教育機関や研究機関が集まってる。白国は白虎の白さんの国ね。

 学ぶところは4段階になっていて、幼学、中学、高学、大学に分かれてる。

 帝都の学園にあたるのが中学だね。高学、大学は希望者だけだけど、大体の

 人は大学までいってより専門知識を学ぶんだ。」


「ずいぶんと時間がかかそうですね。」


「7歳から22歳まで、学ぼうと思ったら学べるよ。」


「それだけ裕福という事か・・・。」


「そうだね。自給自足だしモンスターも居ない、神の干渉もない。逆に言うと

 常に停滞してるという事だね。」


「停滞といっても、ものすごい高レベルの停滞だね。」


「まあ箱庭に居るのは強制じゃないし、外の世界に引っ越すのも自由だよ。」


「それだけ高レベルの人達が外にでると・・・。


「うん、箱庭が稼働すると世界も動き出すんだ。」


「何か外の世界の状況に比例してるようだな。」


「う~ん、どうだろう?あくまで箱庭は僕のエクストラスキルでしかないし

 外の世界に居場所が無くなった連中が多いから・・・。それでも色々と

 レベルは上がるだろうね。」


「カエデちゃん。僕は正直、そとの世界の方が停滞してると思うんだ。

 モンスターの活性化に対応できる冒険者は少ないし、軍も始まったばかり。

 魔導があるがゆえに科学の進歩も遅い。箱庭は一つのカンフル剤のような

 ものに感じるよ。」


「そうかもね。けど、やっぱり僕はスローライフを送りたいし、ここの連中も

 自由だよ。その行動の結果としてだろうね。」


「それでも外の世界は救われる気がするよ。」


皆は久しぶりに全員集合したという事で宴会だ。箱庭は酒も旨いらしい。

僕は風呂入って寝た。キリコ達は知らん。

朝はいつも通り起きてランニングと素振り。誰もおらん。

あっ、アリ姉が来た。


「みんなは?」


「遅くまで飲んでたみたいでね。まだ寝てるわ。」


「最近はどうなの?」


「楽しいわよ。師匠の無理難題はもはやデフォルトだし。」


「ははは、天照はそういう奴だ。」


「神居もやっと落ち着いてきたし今は色々と旅をしてるわ。私用に飛行船も

 造ってもらったし。動力は神技術よ。」


「ガーネットや帝都には戻らないの?」


「ちょくちょく行ってるわ。師匠の情報部みたいな事してるわね。

 夜叉様ともたまに情報交換するし。」


「夜叉も近い事してるもんね。」


「カエデちゃんは学園どう?」


「やっと武道大会も終わって、来月は野外研修だね。」


「懐かしいわね。そういえばカエデちゃんのクラスが優勝したんでしょ。

 おめでとう。」


「運も良かったね。」


「こう言っては何だけど1年でしかもFクラスが優勝なんて学園創設以来の

 出来事じゃないかしら。」


「神居は変わっていくと思うけど、帝国も変わっていく時がきたんじゃない?」


「成程ね。それが狙いだったのかしら?」


「そうだね。まずは学園で下剋上が当たり前の世界を作るよ。貴族の特権なんて

 意味がなさないくらいにね。」


「カエデちゃんもどっぷり貴族じゃない。」


「まあそうだけど、肩書は必要ないからね。」


「そうね。ここはすごい所だわ。私、一晩寝ただけでレベルアップしてる。」


「皆には面倒だから魔力が豊富って説明してるけど、ここの魔素は外と違う。

 住んでるだけで勝手に強化されるよ。そういう風に造ったからね。」


「師匠やゼウス様がカエデちゃんは神以上の何かだって言ってたのも納得よ。」


「そんなたいしたもんじゃないよ。僕はただの人間さ。」


「カエデちゃん、それはちょっと無理があるんじゃない?」


「・・・・朝食にしよう。」



 



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