表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ACADEMIC LIFE  作者: 一聖
65/191

PROCESS

さて、久しぶりに玄さんのとこにでも行くか。シゲさん達の事も頼みたいし。


「ラスプ、ちょっと黒国に行ってくるよ。」

「承知しました。」


面倒なので玄さんの屋敷の庭に転位。


「たのもー!どわっ!危なっ!」


「何だ、カエデじゃない。侵入者かと思ったわ。」


「久遠!来てたんだ。」


「ええ。」


「玄さん、居る?」


「居るわよ。」


久遠と2人、リビングへ。


「久しぶりー、玄さん。って誰?」


「これが玄の本当の姿よ。」


そこにはとんでもない美少年が座っていた。


「ちょっと・・・玄さん、いや玄君。知らなかったよ・・・しかも久遠って

 ショタコンだったんだね。」


「違うから!私よりもずっと年上だから!」


「ははは、楓。姿なんてたいした問題じゃないよ。」


「そうは言うけどね、ウヒョヒョヒョヒョって笑ってたじゃん。

 何で老人プレイしてたの?」


玄君はモジモジしながら、「か、貫禄?」


「キャー!可愛いわ!玄!」


久遠が玄君を抱き締めて騒いでいる。ショタコンそのものじゃねーか!

しかも俗物捨てた仙人じゃなかったのか?


「や、やめろよジェイ。カエデが羨ましがってるだろ!」


「がってねーから!」


「大丈夫よ。カエデは11歳にして既に枯れ枯れよ。」


「か、可哀想に・・・。」


「ほっとけ!それよりも玄君、明日仲間が来るんだけどさ2人ともエンジニア

 だから黒国に屋敷を作るのがいいとおもってさ。」


「ああ、シーゲル達ね。」


「んっ?シーゲルとは不動の息子か?」


「そうそう。」


「なら建てずともここをあげるよ。っていうか黒国も任せる。」


「えっ?」


「僕は久遠島に引っ越す。やっぱさ夫婦って一緒に居た方がいいと思うんだ。」


「まあ、そうだけど・・・。久遠が黒国に引っ越すとか?」


「嫌よ、私は仙人よ。あそこがいいの。」


「全く・・了解。引継ぎとかちゃんとしてね。」


「大丈夫だよ。玄天が居るから。」


「そっか。玄天さんが居るんだった。」


「という事で早速、久遠島へ行くよ。じゃあね。」


消えちゃったよ・・・2人とも・・・。啞然としてると玄天さんが来た。


「申し訳ございません、楓様。」


「いや確かに玄君の言う通りだ。明日来るシゲさんは天才エンジニアなんだよ。

 職人組合の帝都支部長もやってるよ。」


「なんと、職人組合というと思兼のですね。それは楽しみです。

 黒国にも組合員は沢山おりますので。」


あれだな、職人組合はフリーメイソンみたいなもんだな。


「明日、連れて来るからよろしくね。」


「承知しました。」



「ただいまー。」

「エイル様とザイル様がおみえです。」


テラスへ行くと2人はお茶を飲んでいた。


「いらっしゃい。」


「ウフフ、来ちゃいました。」


「歓迎するよ。武道大会もようやく終わったしのんびり箱庭観光でもして。

 気に入った国があれば屋敷も用意するし。」


「国ですか・・・。」


「やみくもに広くてさ。僕が居るここは無国、キリコの所が青国。ヒカミの

 所が白国でスズメの所が朱国。あと天狐の響さんの所は橙国かな。

 あと明日からシゲさんの国になる黒国。それぞれ特徴もあるしね。」


「ふぇ~、簡単に周りきれそうにないですね。」


「そうだね。この屋敷も自由に使ってくれていいから。夕食にしよう。

 ラスプ、ここで食べるよ。」

「承知しました。」


「それにしても皆さん強者ですねえ。街から漂う雰囲気が尋常じゃありません。」


「体術が得意な連中も居るよ。あと、医者も。」


「ほう・・・。」


「橙国の森にユイカってのが住んでるよ。」


「楽しみです。魔法系ですか外科系ですか?」


「う~ん、まさに手当てだよ。」


「もしかして気功の達人かなにかですか?」


「そうだよ。体術も半端ない。」


「ザイル、明日会いに行きましょう。」


「はい。」


「明日は諭吉達やシゲさん達も来るよ。」


「みなの案内ですか?」


「う~ん、そうだなあ・・・まずは墓参りからかな。」


「えっ?」


「アトムの。」


「ああ、そういう事ですか。」


美味しい夕食を食べ、いつの間にかスズメも居た。


「朱国?」


「いえ黒国です。お母様から素晴らしい本屋があると聞いたので。」


「あそこか・・・。気を付けて、とても偏屈な爺さんがやってる本屋だから。」


「フフフ、楽しみです。今日はこちらに泊ります。」


「どうぞ。」


一人ゆっくりと温泉。

諭吉達は橙国がいいかもなあ。あそこは隠密にたけた連中が多いし森や山も

多い。そういう意味ではザイルもサバイバルの訓練がしやすい。僕もよく

キャンプして釣とかしたなあ。

エイルは無国で病院やってくんないかな。ここなら外科手術もオーケーだし。

アトムの屋敷は既にある。

まあ、学園に通ってる間は帝都がベースになるんだけどね。

野外研修やバーサーカーの事はとりあえず置いておいて・・・しまった

ストームさんの事を忘れてた。


「諭吉、すまんが明日こっちに来る時ストームさんも連れてきて。」


「わかった。」


これで良し。コーヒー牛乳飲んで寝よう。

お早う。ランニングをして庭に戻るとスズメ達が居た。


「お早う、よく眠れた?」


「はい、とてもというかワイズさんの所以上だったんですけど・・・。」


「ここの温泉と寝具はワイズプロデュースで環境そのものが帝都と違うから。」


「ええ、魔力に溢れています。」


「空気もとても澄んでますね。」


素振りをしながら3人と武装について話す。


「スズメは黒竹を使いこなしてたね、アダマンタイトに替える?」


「ええ、とても使いやすかったです。学園に居る間は今ので十分ですよ。

 それとマチルダ先輩と黒竹クラブを作る事にしました。2人とも我流ですから

 ちゃんと流派を作ろうと。エイルとザイルにも入ってもらいました。」


「そっか、サイの動きにも通ずるものがあるか。」


「サイは逆手が多かったりしますし、私達もダンジョン以外だと黒竹の方が

 使いやすそうで、レットアで購入済みです。時間がある時にでも彫刻を

 入れて欲しいのですが。」


「いいよ、今やっちゃう。希望は?」


「私はガルムで。」


「私は雷獣希望です。」


「了解。」 錬金術でぱぱっと入れる。


「本職じゃないのは承知してますが、これはレべチ。」


「ははは、香輝じゃあるまいしバフはないよ。ただの飾りだから。」


「あの・・・カエデ。私の黒竹、魔力を流すとフェニックスが

 動き出すんですが・・・。」


「まじ?」


「まじ。」


「本当ですね・・・ガルムが走り回ってます。」


「雷獣が稲妻だしてますね・・・。」


「・・・・あのう、皆さん。魔力を流さないで使って・・・。」


「「「はい・・・。」」」


やべえな・・・神刀を持ってない弊害か?リソースにゆとりがあるからだ。

これではほいほいと武具は作れんな。アトムとミナミに頑張ってもらおう。

食堂に行くと諭吉達とシゲさん達が朝食を食べていた。


「おはよー。」


「おう、すまん。ばたばたして朝食を食ってなかった。滅茶苦茶うまい!」


「ここの料理長はヒカミクラスだからね。ストームさんもお早う。」


「お早うだ。ここはどこなんだ?さっきから身体をうまく動かせないんだ。」


「私もなのよ。」


「私もでござるな。」


「僕もだ。」


「ごめん、すぐに慣れるから。」


僕達も加わりわいわいと朝食。食べ終わる頃には普通に動けるようになった。

コーヒーを飲みながら今日の予定の話。


「シゲさんとカスミは黒国だね。シゲさん、玄君が屋敷をあげるから黒国を

 よろしくって、久遠島に引っ越した。」


「はっ?」


「宰相の玄天さんが居るから詳しい事は聞いて。」


「いきなりだな。何だって久遠島に?」


「夫婦は一緒に居るべきだって。」


「夫婦って・・・まさか・・・。」


「久遠が奥さんだよ。」


「「えっー!」」 諭吉も驚いている。


「知らなかったんですか?私達はたまに話を聞かされていましたから。

 玄武様の事ダーリンって呼んでましたよ。」


「まじか・・・師匠って結婚してたのな・・・。」


「黒国から迎えが来るから、よろしく新国王。」


「・・・・はぁ、わかったよ。」


「諭吉達は自由に周って、橙国なんてお勧めだね。あそこは箱庭の暗部みたいな

 動きも多い国だから。案内つけるよ。」


「じゃあ橙国から行ってみっか。王は誰だ?」


「天狐の響さん。」


「わかった、挨拶に行く。」


「私達もご一緒していいですか?」


「おう。」


「ゼルダは雷電さんに会いに行って。スズメ、連れていってあげて。たぶん

 白さんの屋敷に居るはずだから。」


「わかりました。」


「何か緊張するなあ・・・。」


「ストームさんは青国に行こう。そこに会わせたい人がいる。」


「わかった。」


「青国に行く前にちょっと寄りたい所があるから、申し訳ないけど

 付き合って。」


「うむ。」


「アトムはそこに行ってから、あとは自由。」


「・・・了解。」


みな、それぞれの目的地に。ジープや飛行船があるから大丈夫だろう。


「さて、僕達も行こうか。」


「どこへ?」


「墓地。」


「・・・・。」


ここから歩いて行ける所に墓地はある。過去、今ほど平和ではなかった時代の

戦死者達だ。


「沢山あるな・・・。」


「人外が多いと言っても不死じゃないし、昔は戦いも多かったんだ。

 相手が神だとどうしてもね・・・。」


しばらく進み、大きな9つの墓のうちの1つに。


「この墓はヘリオポリス9柱神の1柱テムのだ。つまり、アトムの墓だ。」


「えっ?」


「そうか・・・僕の墓か・・・。ありがとう、イカルガ。」


「どういう経緯で転生したかわからないけど、お帰りでいいのかな?」


「それが僕にもよくわからないんだ。正直、何で消滅したのかも覚えてない。

 クロノスの野郎に何かされたんだろうけど。」


「最後の戦の時、ヘリオポリスの連中は先行してたんだ。僕らは遅れて到着

 した・・・。到着した時には既に全員、消滅した後だったよ・・・。

 すまない、間に合わなくて・・。」


「気にするな。こうして転生したし平和な時代なようだしな。」


「残念だけどクロノスは消滅させる事は出来なかった。封印が精一杯だった。」


「復活するのか?」


「ああ、7,8年後だ。」


「僕はもうごめんだ。せっかく転生したしゼウス様への恩も返した。

 マリスは引退してのんびり鍛冶屋だね。」


「クロノスは僕の転生の原因でもあるけど、僕も直接関わる気はないよ。

 スローライフ命。」


「ははは、いいな。」


「屋敷はそのままにしてある。好きに使ってくれ。案内もいらんだろ?」


「ああ、我が国我が家だ。我が王よ。」


「よせよ、カエデでいい。もう一つ話しもあるがそれは夜にしよう。」


「了解。」


アトムは自分の屋敷に戻った。掃除すると言っていたがブラウニー達が管理して

たんだ、塵1つないだろう。


「ストームさん、申し訳ありませんせんでした身内の話に付き合わせて。」


「神とか転生とか私の理解を越えるものだ。気にしなくていい。」


「ありがとうございます。それじゃ、行きましょうか。」


ジープで行く事にする。初めて乗るジープにストームさんは驚いていた。

馬車にも乗った事がなかったそうだ・・・帝国までどうやって?

青国に入りラフェリアの屋敷ではなく白竜とやってるお店の方へ。

場所は確認済み。


「ここです。」


「ここは・・・服屋か?」


「そうみたいですね、入りましょう。」


「うむ・・・。」


「お早う!ラフェリア居る―!」


「うっさいわね!朝っぱらから!あら、カエデ。戻ってたの?」


「うん、学園が休みなんだよ。前に話してた先輩のハイランダー連れて来た。」


「そう・・・ちょっと待って。」


ラフェリアはオープンと書かれた看板をしまった。


「いいの?」


「大丈夫よ。あなたが幼体のハイランダーね。男?」


「は、初めまして。ストームと申します。学園に入るまで自分が女とは

 知りませんでした。」


「ああ、成程。ご両親の気持もわかるけど隠しきれるもんじゃないわよ。」


「すいません。私、両親からハイランダーギルドは恐ろしいくらいしか聞いて

 なくて・・・。そもそもハイランダーって何ですか?」


「そこからなのね。いいわ、教えてあげる。でも。その前に・・・。」


ラフェリアが手を振ると赤い霧が出てストームさんを包んだ。


「な、何を・・・。」


「じっとしてて、すぐ終わるから。・・・これは。」


「何かわかったの?」


「ええ・・・・。」


ラフェリアが再び手を振ると赤い霧は消えた。


「カエデ、ストームちゃんに埋め込まれている因子はテンペストのよ。」


「何だって!テンペストは僕が塵も残さず黄泉に送ったはずだ!」


「鱗1枚でもあれば十分よ。それに私がハイランダーだった頃に何度も

 テンペストの因子を植える実験はしてたのよ。強力過ぎて何人も犠牲に。

 まさか、適合者が現れるとは・・・。」


「あのう・・・。」


「ああ、ごめんなさい。カエデ、ストームちゃんはしばらく預かるわ。

 ハイランダーの事とか力の使い方を教えるから。その後は何とかして。」


「わかった、考えるよ。ストームさん、学園の方は?」


「単位は取得してるから問題ない。」


「じゃあしばらくラフェリアに弟子入りして。」


「わ、わかった。」


「んじゃ、ラフェリア。よろしく。」


「了解。」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ