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ACADEMIC LIFE  作者: 一聖
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VITA

カモナに起こされ風呂と朝食をとり学園へ。父さんは諸国を回っており

ロイド流の稽古は休みだ。


「お早う、リング。」

「お早うございます、カエデ様。お急ぎになったほうが。」

「おっと、それじゃあ諸々よろしく。」

「承知しました。」


教室に駆け込み、光彩解除。


「お早う、キリコ。」


「お早うございます。大胆に光彩を使うようになってきましたね。」


「いや~、ガーネット領に行ってたらぎりに・・・。」


「私も今週末はガーネット領です。院の様子も見たいですので。」


そっか・・・、丁度いいかもな。

午前中の魔導の授業をしっかりこなし、ヒムリンが呼んでるとマーキー先生から

伝えられたので近々行く事にする。昼食を食べにクラブハウスに。


「リング、ゴーレムはどう?」

「準備は完了してます。」

「ありがとう。早速、放課後から模擬戦だ。」

「承知しました。」


美味しいカツカレーを食べて午後の授業へ。時間が無くて植物学の対応ができて

いない。キャンプは別腹ね。すまんアカリ、アカリは今1番前の席で恒例の

エナジードレインをされている・・・。


「カエデ・ガーネット。」


「はい。」


「後で儂の研究室に来い。」


「わかりました。」 なんだろ?


ヘロヘロなアカリをクラブハウスに連れていきエナジードリンクを飲ませ、僕は

ヴィータの研究室へ。模擬戦はシゲさんとキリコに任せる。

場所はリングに聞いてきた、ここだな。

コンコン。


「失礼します。1年Fクラス、カエデ・ガーネット出頭しました。」


「おお・・・すまんのう。」


研究室に入るとそこは植物に溢れたパラダイス!

ユーフォルビア系もあるじゃないか!


「さすがですねえ・・・。」


「敬語はよさんか、気持ち悪い。」


「あら、ばれてたんだ。」


「当然じゃ、エル様から聞いとったしのう。」


「そりゃそうか。で、何の用?」


「聞けば何でも屋をやっておるそうじゃのう。」


「探偵社な。まあ、似たようなもんだけど。」


「依頼したい事があってのう。」


「面倒事はノーサンキュー。」


「斬った張ったではない。探して欲しいコーデックスがあるのじゃ。」


「コーデックスか・・・種類は?」


「亀甲竜と獅子頭じゃ。」


「えっ、亀甲竜はともかく獅子頭はモンスターじゃないの?」


「獅子頭はオベサがモンスター化したものじゃ。」


「・・・知らんかった。」


「獅子頭も幼体であれば針は飛ばさん、成長に差支えがあるかのう。」


「そうなのか・・・、獅子頭はルーン砂漠に居るな。亀甲竜は・・持ってるな。」


「んっ、今何と?」


「最近、趣味でコーデックスを始めたから持ってるんだ。」


「幻と言われたコーデックスじゃ、儂も1度しか見た事がない・・・。」


「ああ、うん、そうだね。ちょっと特殊な所にあってさ・・・。

 ヴィータだったらいいか・・・よし、今から行こう。」


「何を言っておる?」


「カモナ、ヴィータを承認して。」

「かしこまりました。」


「うぉっ、執事・・・相変わらずでたらめな・・・。」


「まあまあ、さあ行こう。」


ヴィータを連れて久遠島へ。


「な、なんじゃ・・・ここは・・・。」


「前に色々あって報酬としてもらった島。転位でしか来れない。まあ、僕のチーム

 の別荘みたいな感じ。住人は仙人が1人と魔王が1人、お世話係のオートマタが

 1人。それと崑崙山にも繋がってるから八仙も遊びに来る。」


「なんと・・・・。」


「ヴィータを連れて来たのは、ここの植物たちは意思もあるし独自の植生で

 外に持ち出せないからだ。」


「意思が・・・ドライアドか?」


「いや、この島には妖精は居ない。植物の研究をするには持って来いの島だ。」


「て、天国じゃ・・・・。」


「いや、久遠島だ。紅緒さん、ヴィータの部屋と研究室を用意してあげて。

 笑君、サンルームを見せてあげて。」


「よかろう。」


「それとモクちゃん。」


「なんだ?」


「ヴィータに島を見せてあげて。」


「わかった。おい爺さん、歩くのは面倒だ。乗れ。」


「な、なんじゃ・・・・」


ヴィータはモクちゃんに包まれ飛んで行った。

さて、学園に戻ろう。


「紅緒さん、笑君。あと、よろしく。」

「承知しました。」


「任せろ。」


クラブハウスに戻る。代表者達はデータ入力をしたゴーレムと戦ってるだろう。

ばたばただったのでコーヒーブレイクをしてから様子を見に行こう。


「リング、コーヒーお願い。」

「承知しました。」


食堂でひと休みしているとスズメが来た。丁度いい『箱庭』の事を話して

おこう。


「スズメ、お茶どう?」


「頂きます。」


「ちょっと話があるんだけどいいかな?」


「大丈夫ですよ。特訓はゴーレムが相手をしてくれてますから。」


「そっか。」


ガーネットの森の奥での話をする。


「つまり、その神社が出来ればカエデの負担が少なく『箱庭』が使える

 ようになると。」


「そうみたい。」


「それで?」


「いや~、両親と一緒に暮らした方がいいかなと思ってさ。」


「おそらくキリコもヒカミも私と同じだと思いますが、一緒に暮らす事はないと

 思いますよ。」


「そうなの?」


「はい、今の暮らしに不満や不便はありませんし『箱庭』の屋敷にはたまに

 顔をだす位でいいです。」


ごめんスザさん、スズメは超自立している・・・。


「それに会いたければ向こうから来てもいい訳ですし。」


「そうだよね。みんな広い屋敷に住んでるんだった。了解。」


「それよりも武具のオーダーが溜まってますのでお願いします。」


「わ、わかった。」 いや~ん、ドライー!


アトリエに行くと確かにオーダーのメモが沢山あった。い、いつの間に・・・。

よ~し、やったるでぇ!ぬっほぉぉぉ~!ヴァジュラがいい仕事する。

おっ、今回は魔導具の依頼もある。なんと、チャクラムもあるよバート叔父さん。

シゲさんが来た。


「あれ?特訓は?」


「いや、スズメがオーダー溜まってるからそっちを片付けてくれって。」


「そうなんだよ、結構溜まってる。」


「んじゃ俺は剣を作るわ。」


「よろしく。」


僕はチャクラムから。前にバート叔父さんのを作ったからすぐに出来る。

リングが炉を2つにしてくれたから2人で同時に造れるようになった。

まだゴブアンも沢山あるしね。6枚か・・やるじゃないか。しかも女の子、

アス姉にでも憧れてたのかな?


「ゴーレムはどう?」


「強いな。今の所、歯が立たない。」


「1年のAにもBにも?」


「そうだ。」


「実際、奴らは強いんだねー。」


「まあ、初日だしとりあえずはアドバイスはなし。ボルタとアトム以外はゴーレム

 そのものに戸惑ってる感もある。」


「そりゃそうか。」


などと会話しながらチャクラムが完成。女の子用なので彫刻を入れて少し可愛く。

次は刀だな。ミナミはどうしてるだろう?


「スズメ、ミナミは?」


「特訓を見学中です。」


「刀を打つんだけどヘルプを頼んでいいかな?」


「わかりました。」 すぐにミナミは来た。


「これから刀を打つんだけど手伝って。」


「わかりました。」


オーダーは・・・長刀と両刃剣だ。ずいぶんとマニアックなオーダーだな。

こんなのの使い手が居るんだ。


「変わった刀ですね。」


「そうだね。この学園に使い手が居るとは驚きだよ。まあ、オーダーはオーダー

 だからしっかり打とう。」


「はい。」


長い刀はオーダーどおりのサイズに成形しミナミと共に叩く。当然、普通の刀より

折れやすいので金剛のサーキットで補強。1年Gクラスの京出身の男子だ。


「私も来年、紋章学を取ろうと思います。」


「うん、刀を作る時にあれば便利だしレベルが上がってジェムとか作れるように

 なれば戦わなくても生活できるよ。」


次は両刃剣。薙刀がくっついたイメージだね。


「こんな刀もあるんですねえ。」


「あるにはあるんだけど、普通は力のある大男なんかが使うんだけどね。

 ファントムに頼んでくるんだから低学年だと思うんだけど。あっ、Jクラスの

 女の子だ。」


「1学年は人数も多いですから、色んな人が居ますねえ。」


「確かに・・・。」 Jクラスの両刃剣使いか・・・会ってみっかな。


セパレイトにして腰に下げれるようにしておこう。


「2刀流ぽくてカッコイイです。」


「ミナミももう1刀作る?スズメに習ってるんだったらスザク流も教えてもらえば

 いいじゃん。」


「憧れはありますが、今はまだ腕力がついていかなくて・・・。」


「焦る必要もないか。現時点でBクラスの馬鹿共は片手でひねれるでょ。」


「いいんでしょうか?」


「全然オーケー。クラス対抗戦を境に貴族が幅を利かせられなくなるから。

 我慢はしなくていい。さっ、魔導具も作っちゃおう。」


「えっ?本当にカエデは何でも作れるんですね。」


「何でもは無理だよ。魔導具と言っても結界杙だからね。ブッシュクラフト

 でも売ってるし。」


「結界杙ですか。」


「これがあれば森の中とかダンジョンでもゆっくり寝れる。」


「便利!」 サクサクと完成させる。


「シゲさん、終わった?」


「終わった。」


「夕食にしよう。」


3人で食堂へ。食堂にはどよ~んとした代表チームが居た。まあ今日はしょうが

ないか。


「お疲れー。」


「・・・・。」


「自身無くした。元々ないけど。」


「本物の雷系を見た・・・。」


「クマが・・・クマが・・・。」


「まあまあ、初日だししょうがないよ。強豪チームの実力を肌で感じるのも

 必要だよ。他のみんなは?」


「ゴーレムと戦ってる。」


「戦闘馬鹿共め・・・。」


「戦闘馬鹿共はほっといて夕食にしよう。美味い魚が手に入ったんだ。」


リングにキャノンマグロを渡してある。リング達も久しぶりだと喜んでいた。

食べてねー。

やはりキャノンマグロはステーキが1番なようだ。


「匂いだけで飯が食えるんじゃねえか?」


「すごいいい匂いだね。何の魚なの?」


「キャノンマグロ。」


「えっ!」


「アトム、知ってるのか?」


「食べた事はないけど昔、師匠が言ってたから。魚の頂点だって。」


出て来た。おお・・例の白いステーキだ。


「し、白いステーキ・・・。」


「食べましょう!」 いつの間にかスズメが居た。


うまいぞー!みんな、黙って食す。そうなるよね・・・。


「こんなに旨い魚、肉?があるんだね。」


「体長3メートル位で、群れがものすごいスピードで泳ぐから地形を破壊する

 んだよ。」


「ほへぇ・・・。」


「ありがとうカエデ、元気でた。」


「戦闘馬鹿共が、今弱点を探してくれてるからそれを元に明日から追い込みだ。

 あと10日をきってるからね。」


「なんか緊張してきた・・・。」


「優勝を目指してはいるが無理をする必要もない。せっかくのイベントなんだから

 楽しまないとね。スズメ、屋台とか出るの?」


「でるかっ!」


「でますよ。」


「でるのー!」


「イベントですから飲食系のクラブが出店します。キリコ達料理部も出店

 しますよ。」


「それは楽しみだね。学食は?」


「もちろん出店します。クランボさんと春さんが屋台用の軽食の開発中です。」


「それも楽しみだねえ、学食に行けてないからね。クランボさん達の料理も

 食べれるね。」


「楽しんでるな、おい!」


「いやだってボルタ、別に命を取られる訳じゃないし勝っても負けてもみんなの

 糧になるんだよ、良いことじゃないか。あっそうだ塔のダンジョンの武具屋の

 婆ちゃんに出店してもらおう。スズメ、出店の条件は?」


「特にないはずです。申し込みさえすれば出店できます。」


「ゆるっ!なら婆ちゃんに出店してもらってファントムの武具を売ろう。婆ちゃん

 もボルタの活躍を見たいだろうし。」


「そ、そうか鬼丸の事があったな・・・カエデ、俺ちょっと京に帰ってお袋に

 千疋狼の奥義のコツを聞いてくるわ。大会までには戻るから・・・。」


「よし、じゃあ今から行こう。」






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