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ACADEMIC LIFE  作者: 一聖
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KALEIDO

「ブラウ、必殺技を伝授するよ。」


「えっ!」


「リング、人型か丸太ある?」

「人型を用意しています。」

「ありがとう。ブラウ、お手本を見せるね。」


ブラウに見せるのは時空ポケットを使った攻撃だ。


「時空魔法の中に時空ポケットっていうのがあるんだけど、それを使う。」


時空ポケットを作って、その中にロックバレットを撃つ。そして人型の後ろまで

時空ポケットを持っていき解放。ドカンと後ろからロックバレットが飛び出し

人型を破壊した。


「すごい・・・。」


「ポケットを動かすのはちょっとコツがいるけど、それができればブラウは色んな

 種類の魔法弾が撃てるから、かなりの武器になるよ。」


「まずは時空ポケットを作れるようにならないとですね。」


「そうだね。でも、今見たからイメージしやすいでしょ。」


「はい。」


優が来た。


「全て取りに来ました。」


「お疲れー。優の剣が出来てるから渡すよ。」


「えっ、もう出来たんですか。」


「出来たよ。はいこれ、銘は『カレイド』。」


「うわー、綺麗な剣ですね。」


「香輝が優をイメージして彫刻したからね。」


「大切にさせて頂きます。」


「ちょっと使ってみて、調整するから。僕が相手するよ。」


僕が打ったカレイドとアトムが打ったエリシエーターの勝負だ。

優は4人目の月華流の使い手だ、ロイド流で受けてたとうではないか。


「いいよ。」


「行きます。」


まともに受けるときびしいので流そう。パキーン!折れたー!


「ちょっと、アトムー!」


「何で折るんだよ!自分で金剛のサーキットを刻んだじゃん!」


「そうだったー!優、もしかして真空を使った?」


「いえ、使ってません。」


となるとカレイドの性能なのでは?試してみるか・・・。念の為エリシエーターを

コピーしておいて良かった10本ほど。


「優、もう1回。」


「はい。」 パキーン!折れた・・・これ、真空を使ったらどうなるの?


「優、真空を使ってみて。」


「はい。」 スパーン!斬れたー!やはり・・・カレイドはソードブレイカーだ。


「優、カレイドはソードブレイカーだ。危ないから使うのはダンジョン中心で。」


「わかりました。真空を使ったら手応えが全くありませんでした。」


「香輝の彫刻も何か作用してるのかな?」


ベルグの様子を見に行こう。おお・・やっとるな、シゲさんもチェックしている。


「どお?」


「そうだなあ・・・どう?」


「う~ん、シゲ、どう?」


「悪くはない、大将とこれだけやり合えるんだからな。強いて言えば身長というか

 リーチが足りない。」


ベルグは小柄だ、僕より小さいからね。


「先生が言ってたんだけど、アイアンナックルの進化形はアイアンクロ―だ。」


「ベルグ、アイアンクロ―は使えるか?」


「使えるけど・・・重いんだよ。」


「そりゃそうか。」


「軽いミスリルクロ―を作ろう。」


「その手があるか・・・。よしベルグ、ミスリルクロ―で明日から練習しよう

 作っておく。あとは身体強化をどうするか・・・。」


「出来ないの?」


「いや、出来なくはないのだが・・・。」


「僕は魔力量が少なくて瞬間的にしか身体強化は使えないんだよ。」


「1か月じゃ増えてもたかが知れてるし、急な魔力腺の拡張も駄目だ。」


「あっそうだシゲさん、大会の規定で鎧ってどうなってんの?」


「いわゆる全身に纏うようなやつはNGだ。」


「授業で使う戦闘服は?」


「それはオーケーだ。上の学年になると自分の戦闘服で参加するそうだ。」


「ムフフ・・・そうかそうか。諭吉、学園のじゃなくていつもの戦闘服へ。」


「わかった。」 ブンッ。


「シゲさん、こことここをあれで強化してタクティカルスーツを作る。」


「成程。アーマードマッスルスーツか・・・。わかった、そうしよう。」


「あれって何?」


「ベルグ、ここはオマタクラブだ。」


「下半身?」


「ちゃうわ!オートマタクラブだ!」


「オートマタ?」


「ベルグをオートマタで使う人工筋肉で強化だ。」


「えっー!」


ベルグの強化方針は決まった。ミナミの様子を見に行こう。


「どう?」


「カエデ、ツバキ流を教えてるそうですが致命的な欠陥が。」


「なに?」


「胸です。」


「えっ!」


「おそらく円の動きはツバキ様の胸部装甲がベースじゃありませんか?」


「そうだけど、僕できるよ。」


「それはカエデの素の身体能力の高さがあってです。」


「そっかあ・・・。」 ミナミの胸をあらためて見る。


「な、なんですか・・・。」 確かにうちの連中より小さいか・・・。


しかし、10歳とか11歳で胸が大きい方がどうかしてるのでは?

スズメの胸を見る・・・でかいな・・・・。


「コホン。カエデ、レディーの胸をじろじろ見るのは・・・。」


「おっと、失礼。それで、何か考えがあるの?」


「はい、私は2刀の時は朱雀流を使いますが1刀の時は唯心流なんです。」


「唯心流・・・。あれだよね槍ありの古流だよね。」


「はい。それで、聞けばミナミの残光は薙刀にも変形するとの事ですので

 丁度よいかと。」


「えっ、そうなの?ミナミ。」


「はい、本人から聞きました。それと特殊能力はエクスプローションです。」


「まじ?爆発するの?なかなかに極悪な能力だね。」


「という事で私の唯心流とアカリの勇神流のハイブリットを目指します。」


「了解、お願いするよ。」


僕とシゲさんはアトリエへ、装備の打合せだ。ボルタは・・ほっとく・・。


「さてと、どうするか。」


「筋力のドーピングはベルグだけじゃなく全員じゃない?」


「ドーピング言うな!だが、そうだな。ゼルダは雷鳴剣、ボルタは鬼丸、

 ベルグはミスリルクロ―、アトムはカーボンソードか。となるとブラウも

 何かロッドか杖を作らないとな。」


「そうだね、ベルグのを作る時にブラウのも作るよ。ストライクロッドなんて

 いいんじゃないかな。」


「ストライクロッドか・・近接いけるのか?」


「これから学んでもらうしかないね。銃は使ってもいいの?」


「今年は駄目だな。来年から部門が出来るようだが。」


「そっか、さすがにまだ早いか・・・。」


「アイアンクロ―とストライクロッドを頼む。俺は空島に行ってくる。」


「了解。」 シゲさんが空島へ転位した。


まずは自分のゴブ刀を作ろう、次のダンジョンではツバキ流を試したいからね。

夕霧サイズで柄と鍔は少し凝ろう、やっぱ黒刀だよね。うん、ゴブ刀に見えない。

こんなもんでいいだろう。念の為数刀コピーもしておく。

ブラウのストライクロッドの魔石はジェムにしたいところだが、さすがになあ。

素材がミスリルなのに魔石がゴブリンってのもどうかと思うし、あれ?ゼルダの

はどうだったっけ?よし、せめて良い魔石にしよう。何かあったかな?

最近アイテムボックスが進化して検索機能が付いたんだよね、あのゲームみたいな

やつ。えーと・・・結構、大物のがあるな。ダンジョン産のホワイトドラゴンのに

しよう、不純物を取り除いて圧縮。ドラゴンに咥えさせる、目は黒くしたいな。

黒い宝石で検索、、、オニキスがあった。これにしよう。

オニキスを目の形に加工してはめ込む。おお、、、すげえカッコイイ。光彩の

サーキットを刻んでドラゴンを隠す。おし!完成。


「カエデ様、夕食の準備が出来ました。」

「みんなは?」

「アトム様はお帰りになりましたが、他の皆様はいらっしゃいます。」

「了解、食堂に行くよ。」


おっ、今日はビッフェスタイルか。ヒカミ達が作ってくれたのかな?

全部、美味そうだがさすがに食えん。好みの物を取って席に着く。


「家のご飯に戻れない・・・。」


「別に僕らも毎日こういうのを食べてるわけじゃないよ。ブラウ、

 ストライクロッド。これ自体エストックだから怪我しないでね。このドラゴン

 の意匠は例によって魔力で消えるから。普段はトレントでいいと思うけど、

 大会の時はこれを使ってほしいから練習で慣れておいて。」


「何かものすごくやばそうなんですが・・・。」


「気にしないほうがいいぞ、たぶん・・・。」


「ゼルダ・・・。」


「気にすると、使えなくなる・・・。」


「わかりました。」


「ベルグのアイアンクロ―は明日、渡すから。」


「えっ、もう・・・。」


「練習で慣れてほしいからね。」


「そ、そうか、確かに・・・。」


「キリコ、ブラウのローブを考えておいて。」


「了解です。」


今日は諭吉と才蔵が帰るついでに皆を装甲車で送って行った。男子は興奮。


「キリコ、ザイル。少しガンカタを教えるよ。」


「「はい。」」


訓練場へ移動。キリコはピジョン2丁、ザイルはリベリオン2丁。


「銃は発射する直前だとまだ何とかなる、感覚的にはナイフと同じだね。

 だから、まずは木製の銃を使って練習する。」


キリコとザイルを近づける。


「その間合いで撃ち合うんだよ。」


「「えっ!」」


「完全に徒手空拳の間合いです。」


「キリコ、その距離で撃とうとしてみて。」


キリコがザイルを撃とうと銃を向ける。


「ストップ!その距離で銃を撃とうとするとだいたいはそういう格好になる。

 だからザイルは。」


「わかりました、弾道を変えるんですね。」


「その通り。けど弾道を変えるだけじゃあ相手は倒せない。」


「つまり、お互いに速く相手に弾を当てればいい。」


「まあ、弾じゃなくて拳でも蹴りでもいいけどね。」


「難しいというか怖いですね。」


「そうなんだよ。ガンナー同士の戦いのバリエーションの一つくらいに

 思っていたほうがいい。実際、そんな近距離で撃ち合うシーンはそうそう

 ないからね。」


「面白そうです。ザイル、共に極めましょう。」


「はい。」


「あ、いや・・バリエーションだからね・・・。」


2人は少し練習して帰るそうだ。僕は帰ろう。いや、アイアンクロ―だった。

かくなる上は僕も空島で作ろう、時短だ。


「円ー。」

「おう、準備できてる。」

「ラムダが来たんでしょ。」

「ああ、死ぬかと思った。」

「ははは、紅緒さんもタクティカルアックスを持たされていたよ。」


アトリエに行くとシゲさんがアーマードマッスルスーツを作っていた。

長いなこれからAMSと呼ぼう。


「お疲れー。」


「下は夜か?」


「そうだよ、少し前にみんな帰った。アイアンクロ―を作りにきた。」


さてと、どうするか・・・。作った事ないし・・・。

両手のクロ―は動きづらいのではないだろうか?それに肘くらいから固定できた

方がいいような気がする。一応両手分を作って試してもらおう。

ミスリルは円が既に用意してくれていた。型を作る、刃は4枚で強度を上げて

軽量化。サーキットを付けすぎると魔力がもたなそうだ、光彩を付けて見えない

刃も考えたが、さすがに子供には危ない。命のやり取りをする訳じゃない。

型に流し込んで冷えるのを待つ。待ってる間に自分のデザートイーグルを作る。

やはり黒がいい。カスタムしてガンカタにも使えるようにする。見た目が

イングラムっぽくなってしまったが、まあいいだろう。

明日の午前中は銃の授業だ。魔導銃のプログラムは決めた人からやっていけば

いいだろうから、実弾銃の講義にしよう。朝、事務局に借りにいかないと。

確かベレッタとハドソンだったな。最初は子供用に競技用の銃を考えていたが

構造が違いすぎるという事でロバートさんとズームさんと僕とで話し合った結果

その2種に収まった。リボルバーは採用されなかった、残念。

おっと、アイアンクロ―を作りに来てたんだった。型から外し刃を研磨する。

完成したがシルバーに光り輝いている。う~む、腕組みして考えていると

シゲさんが来た。


「できたのか?」


「できた事はできたんだけど、ミスリルってやっぱ目立つよね。」


「何か、まぶしいな。」


「よし、マットブラックにしよう。シゲさんの方もできたの?」


「一応な。人工筋肉の調整が難しい。あれだ、身体強化の後に来る筋肉痛と

 同じ事が起こるだろう。」


「元々の身体が出来てないとそうなるか・・・。」


「2倍くらいにしておいた方が良さそうだ。」


「そうだね、ミスリルクロ―も軽くしておいた。後は技術でカバーだね。」


AMSを見せてもらう。おお・・カッコええな。特殊部隊じゃん。


「いんじゃない。」


「あとヘッドギアも作っておいた。アトムの見てていいなと思ってな。」


「おお・・・・。」


「後は特訓と大将達が集めた情報の分析と対策だ。」


「楽しみだなあ、弱点さがし。」


「・・・・得意そうだな。」


「もちろんだよ。相手の嫌がる事をしないとね。正々堂々なんて命のやり取り

 をした事がない人が言うセリフ。」


「そうだな。よし、明日から実際に着てもらって調整する。」


「了解。」


さあ、帰ろう。


「円、またくる。」

「わかった。」


カモナ経由でガーネットの屋敷の自室へ。ふぅ、すげえ働いた気分。

明日、特訓はみなに任せ僕は目安箱のチェックだ。風呂入って寝よう。




 


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