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ACADEMIC LIFE  作者: 一聖
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SAKE DRINKER

「カエデ様、夕食などいかがですか?」

「頂くよ。仲間も呼んでいいかな?」

「もちろんでございます。」

「カモナ、皆に連絡を。それとアカリ、ボルタ、アトムも拉致って来て。」

「かしこまりました、分身の許可を。」

「えっ、2人じゃないの?」

「10カモナ程。」

「了解。」


屋敷の施設とかを見学してリビングに戻ると、皆が集まりだしていた。


「お疲れー。」


「ここはどこだ?」


「初めての場所です。」


「空に海がありますね。」


「全員揃ったら説明するよ。」


アトムが来てきょとんとしている。


「ここはどこ?私はだれ?」


「しっかりしろ、お前はアトムだ。」


アカリとボルタも来た。

「うおっ、なんだここ・・・。」


「さすがはイカルガ様、問答無用で拉致られました。」


丁度、夕食も出来たようだ、ブラウニーの皆さんも手伝ってくれた。


「説明するけど、まずは夕食を頂こう。」


空が海な庭で夕食。いただきます、うっまー!アノマロシャークとかモサクジラ

かな?ちゃんと肉系もある。これは、ヒカミクラス・・いや、もしかすると・・

皆、黙って食べている。それ程、美味いんだ。ヒカミは真剣だ、こわいー。


「ここなんだけど、要塞クジラのスピナーの上。」


「なっ!」


「どおりで周りの景色が動いてるわけだ。」


「イカルガの仲間に大魔導師マーリンという奴が居てね。」


「えっ!」


「ザイルはマーリンを知ってるの?」


「大魔導師マーリン様は魔導院の創設者ですよ。」


「へぇ、魔導院ってマーリンが作ったんだ。そのマーリンがイカルガの為に造った

 のがこの街とスピナー。それとメイドのラムダ。ラムダは円達のお姉さん。」


「似てると思った。」


「昨日のお披露目パーティーのあと出発してルーン砂漠を越えて海に来たら

 要塞クジラが居て探検しに来たらこうなった。」


「つまり他の屋敷のように使っていいって事か?」


「そうなるね。」


「すげえな、要塞クジラの別荘か・・・。」


「ボルタ、全然驚かないね?」


「そういうアトムこそ。」


「驚いているよ、けど次元が違い過ぎてさ、僕は普通の人間だからね。それに、

 みんなと居ると楽しいしね。それだけでいいと思ってるから細かい事は気に

 しない事にしたんだ。」


「アトムがそんな大物とはな、これは1本とられた。」


「ボルタだって平然としてるじゃん。」


「俺はこう何て言うか、わかるんだよ。この中に普通の人間はゼロだ。それに俺の

 目的はオタク活動だからな、カエデの屋敷へ行って華様から認知もらうんだ。」


「さすがはボルタ、ぶれない奴。明日の朝、刀術の稽古があるけど、来るか?

 華姉に教えてもらって持ち手を直せ。」


「えっえっー!行っていいのか?華様と同じ空気を吸いに。」


「稽古な!」


「やはりこの男、公式ど変態。今の内に消しておきますか・・・。」


「ま、待て、エイル殿。あなたからは私と同じ匂いがしますぞ。」


「確かにコスプレとオタクは同じ括りだな。」


「何ですと!」


「あれ、ヒカミは?」


「ラムダさんの所へ突撃して行きましたよ。」


今日は従魔の皆も揃ってるから、ちょっとした従魔会だ。


「カエデ、あの子達は皆さんの妹さんとか弟さん?」


「いや、みんな従魔だよ。」


「えっ!この間の授業の時に誰も居なかったんじゃあ?」


「アトム、従魔で人化できるのはやばいんだ。」


「やばい?」


「チル先生のコラさんも喋れるだけですごいんだよ。」


「という事はあの子達ってそれ以上?」


「タカシ、ちょっといいか?」


「何だ?」


「獣化して。」


「いいぞ。」 ボンッ!


「うわ!可愛い。」


「よせよ坊主、褒めたって1発芸くらいしか見せれないぞ。おい、そこの狼。

 ちょっと来い。」


「何だ。」 狼って呼ばれて反応してるし・・・。


タカシはボルタの頭に乗った。


「クックックッ、ギャハハハ!」


「やばい!ボルタ、似合ってるぞ!」


例のアフロだ。これって1発芸だったのか・・・。

女性陣も腹を抱えて笑っている。


「何なんだ。」 ボルタは自分の頭に触る、バリバリバリ!


「あばばばば!」 1発芸って、ここまでがセットじゃなかろうか・・・。


「このようにタカシは雷獣だ。」


「雷獣!本当に居るの!」


「居る。タカシはザイルの従魔だ。」


「すごいね、伯爵達。」


「まあ、みんながみんな居る訳じゃないし、相性とかもあるからな。アトムも

 そのうち出会うかもだぞ。」


「僕はもっと魔力量を増やさないと。あっ、カエデ、師匠がすごいお酒喜んでた。

 お礼をするから連れて来いって。」


「そのうち伺うよ。さてと、みんなどうする?帰る?泊る?」


全員、お泊りなようだ。露天風呂もあるし部屋数もあるから問題なし。

ここからクラブハウスに転位も出来るしね。

マリンさんはワイズと夕食前にワイズ邸に行った、2人で呑むそうだ。

チャポン、海底都市を思い出すな。あのドームもマーリンが作ったんだった。


「すげえ所だな、物理法則まる無視。空気とかどうなってるんだ?」


「俺達、今生物の上に居るんだよな?」


「そうなるね。揺れたりしないからわかりづらいけど。」


「全く・・・お前達と出会ってから不思議の連続だ・・・。」


「そうだね。」


「さっき夕食を食べてる時、結構な人数が居たが男子は少ないんだな。」


「ああ、それはカエデの癖だな。」


「女ぐせ!」


「ちがーう!たまたまだよ。そんでなくても親族会議案件なんだから。」


「そういやギルドファントムが話題になってんぞ。」


「半分くらいはそうなるように仕向けたから。」


「それとマジックコネクションもだ。」


「へぇ、頑張ってんだ。武具を供給した甲斐があったよ。」


「その武具に入っているマークがファントムのじゃないかって。」


「よしよし、作戦通りだ。アトム、明日から忙しくなるぞ。」


「えっ!」


風呂上りはラムダが用意してくれたアイスを堪能。旨かった。


「ボルタ、明日朝みんなより一足先に戻るから。」


「き、緊張してきた、寝れるかな?」


今日は驚きとか感動で少々疲れたよ。カモナに起こされるまで熟睡。


「ボルタは?」

「起きております、というかお眠りにならなかったようです。」

「全く・・・。」


転位ルームに行くと、そわそわしたボルタが待っていた。


「ラムダ、楽しかった。みんなの朝食お願い、また来るよ。」

「承知致しました。カエデ様、空島への許可を。」

「もちろんだよ。自由に行き来して。」

「ありがとうございます。」

「よし、ボルタ。行こ~ぜ。」


「おう!」


「まずは森をランニングしてアップだ。」


「わかった。」 


さすが狼、ちゃんと付いてくる。


「すげえ森だ。熊野クラスだな。」


「大精霊も居るし、世界樹もあるからね。」


「まじか・・・。」


庭に戻ると母さん達が居た。


「あら、カエデちゃん。お友達?」


「は、初めまして勇者様。カ、カエデ君のクラスメートのボ、ボルタと

 申します。」


「キャー!可愛いー!」


「あっ!」 母さんがボルタを抱き締めた。やばい!


「母さん、ボルタが死ぬ!」


「あら、ごめんなさい。」


ボルタは死んではおらんが虫の息だ。


「あら、カエデちゃん。お友達?」 華姉がきた。


虫の息だったはずのボルタがすくっと立ち上がりよくわからん敬礼をした。


「ギルドメンバーかしら?」


「は、はひ。1年Fクラスのボルタです。」


「ああ、2人のうちの1人ね。よろしくね。」


「華姉、こいつ左利きなのにずっと右で刀を扱ってたんだ。矯正してくんない?」


「高いわよ。」


「ここに、こういう物が。」


「そ、それはもしや・・・。」


「これは僕が作ったダイヤモンドのジェム。なんと、3個あります。」


ボルタはベル姉達にかっさわられた。任せて大丈夫だろう。


「うまいわね、カエデちゃん。」


「はい、これ母さんの。僕とお揃いのガーネットのジェム。ピアスになってるから

 母さんを守ってくれる。」 身代わりのサーキットを仕込んである。


「キャー!お・そ・ろ・い♡」


母さんからツバキ流を学び、斑鳩流を教える。本当の斑鳩流は僕しか使えないが

母さんだったら鈴音クラスにはなるだろう。

円の動きのツバキ流も大変興味深い。一見すると遠回りな気がするのだが、正面

から刀が来る事がないのだ。直線的な動きに慣れていると本当に戦いづらい、

木刀を合わせるのが一苦労だ。


「今日はここまでよ。お腹空いた~。」


「お~い、ボルタ。朝飯だ。」


きりっとした顔をしていたが、僕の方を見るととてもだらしない顔になった。

大丈夫かこいつ?ちゃんと学んだのか?みんなで食堂へ。

僕はホットサンド。ボルタも沢山ありすぎてわからないとい事でホットサンド。


「うま!」


「美味いんだ。、これ。」


「ボルタ、あんた明日から私達とダンジョンに行くわよ。」


「えっ!よろしいんですか?」


「今のままじゃカエデちゃん達に追いつけないわよ。実戦の中でも教えるわ。」


「し、しかし先輩達に・・・。」


「私から伝えておくから大丈夫よ。」


「わ、わかりました!よろしくお願いいたします!」


ボルタ・・・逝ってこい。合掌。


「大丈夫よカエデちゃん、死なない程度にするから。」


「・・・よろしくね。」 い、いかん、今日中にボルタの鎧を用意しなければ。


食休みをして学園へ、転位門を使う。


「カ、カエデ、お、俺、死んでもいい。」


「アホか!浮かれてるとまじで死ぬからな。」


クラブハウスに行くと既にみんなスピナーから登校していた。


「お早う。」


「ひっ!」


「何?」


「う、うしろ・・・。」


「ああ、ボルタね・・・。」


「公式ど変態に、キモイが追加されました。」


「なんかすいません、みなさん・・・。」


「いいえ、アカリのせいではありません。」


さて今日は忙しくなる予感。午前中は武道の時間だ。

ニング先生がガラガラと木材の入った台車を運んできた。


「よし、今日はそれぞれ自分の得物を持ってきてるな。とは言え、それで授業を

 するのはまだ危ないからな、この木材でその得物に近い物を作る。

 シーゲル、アトム、カエデ。錬金は使えるな?」


「「「はい。」」」


「出席番号順に3人の前に分かれて並べ。出来た者から実際に使って再調整を

 してもらってくれ。」


という事で僕らはレッツ錬金タイム。


「いらっしゃい、ベルク。」


「僕のはこれだよ。」


「ほう、アイアンナックルに刃が付いてるのか。」


「うん。」 カランビットよりごつい。秘技、コピー!


「できたよ。足は?」


「レックガードを使ってるんだけど・・・。」


「見せて。」


「うん。」


「大丈夫、いけるよ。」 コピーして微調整。こんなもんかな。


「すごいね、重さも同じだ。」


「ははは、次いでに強化もしておこう。」 金剛のサーキットを刻む。


「次の方、どうぞ。」


「これをお願いします。」


「ほう、斬鉄剣ですな。」


「はい、カランビットは既に持ってますので。」


コピーして金剛のサーキットを刻む。


「何か新技、使ってませんか?」


「秘技コピーですな。ファントムのエンブレム付き。」


「チ、チート・・。ありがとうございます。」


「次の方どうぞ、刀ですな。」


「あの、少し軽くしてもらえませんか?」


「どっちを?」


「えっ、こっちも出来るんですか?」


「できますよ。」


「お願いします。父の形見なんですが私には色んな意味で重くて・・・。」


「それは重いですなあ。」


少し不純物を出す、これくらいならサイズも変わらないだろう。


「どうです?」


「軽くなりました。ありがとうございます。」


「ではそれをモデルにした木刀を。はい、どうぞ。」


「はや!鍔まで再現されています。」


「見事な鍔ですなあ。」


「ありがとうございます。」


「示現流、がんばって下さい。次の方。」


「カエデ、よろしく。」


「おお、ビッケ。エリシエーターはどうだ?」


「すげえ使いやすい。他のクラスのやつに聞かれてファントムの事、教えち

 まったんだが、まずかったか?」


「いや、大丈夫だ。ほい。」


「はや!」


「次の方どうぞ。おや、優。木刀作るの?」


「はい。黒耀だとみなさんの木剣を折ってしまいますので。」


「あれだね、優も真剣を用意した方がいいね。」


「真剣ですか。」


「うん、ミスリルの。」


「えっ?」


「その方が妖力が通りやすいからね。できたよ。」


「はや!」


「今日の昼食はカームに行くよ。」


「ビップルームへ。」


「了解。次の方どうぞ。」







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