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ACADEMIC LIFE  作者: 一聖
24/191

MAGIC SWORDFIGHTER

1人が出て来た。属性はバラバラなのかな?


「偉大なるサラマンダーの名において我が道を阻む者を焼き尽くせ!

 ファイヤーボール!」 ながっ!詠唱ながっ!


「えっ?」


結構大きめのファイヤーランスが飛んで行った。おお・・いいじゃん。魔力の

流れもスムーズだ。


「今、ファイヤーボールをうったんですけど・・・。」


「魔力がスムーズに流れてるからだよ。もっと抑えてもいいかもね。ちょっと

 練習してみて。」


「はい。」


「どう?」


「ロッド自体は問題ないと思うんですけど、ゼルダさんが・・・。」


ゼルダは撃てているが魔力の流れが悪く苦しそうというか悔しそう・・・。

妙だな、この中だと1番魔力量が多いんだけど・・・。


「ヒカミ、ちょっと見てて。」


「わかりました。あの、ゼルダさんは何故風魔法を使ってるのでしょう?」


「そうだね、休憩の時にでも聞いてみよう。」


杖チームものぞく。


「アカリ、どうだい?」


「魔法の間隔が短いというか、詠唱はするんですがタメがない感じでしょうか。」


「いい感じだね。よし、ケーキにしよう。」


「うほ~い!」


「リング、セッティングお願い。」

「承知しました。」


「ヒカミ、みんなを。」


「わかりました。」


「ゼルダ、ちょっといい?」


「・・・・・。」


みんなと少し離れた所に移動、リングがこちらにもセッティングしてくれた。


「魔力の流れが悪い。」


「そう・・・。」


「何で風魔法、使ってるんだ?」


「師匠が適正があるって。」


「そっか・・・そのペンダントは?」


「師匠から貰った御守り。僕を守ってくれるから絶対外すなって。」


「そっか・・・魔導師になりたいのか?」


「どうだろう?両親が魔導師だから自然とかな、剣術の方が好きだけどね。」


「わかった、事実だけ伝える。ゼルダは風魔法に適正はないから、使いたいんなら

 魔導銃に仕込め。」


「えっ?」


「ゼルダの属性は雷だ。レアだな。」


「えっ?」


「そして、そのペンダントは外せ、今すぐにだ。」


「えっ?」


「あと、魔導師じゃなくて魔導剣士を目指せ。」


「えっ?」


「ゼルダに必要なのはロッドじゃなくてミスリルの剣だ。ミスリルの剣は

 こちらで用意する。明日、ダンジョンに行く前に寄れ。」


「ちょ、ちょっと待ってよ!どういう事!」


「今言った通りだ。ゼルダ、そのペンダントは御守りなんかじゃない。封印だ。

 お前の師匠はなんらかの理由で嘘の属性を教え、その膨大な魔力を封印した

 かったんだろうよ。」


「・・・・・。」


「心当たりはあるんだな。」


「ああ。そういう事か・・・。師匠には娘がいてね、Aクラスだ。途中まで僕の

 方が上だったよ。」


「成程な、その娘の希望だったのかな。」


「あいつならやりかねない。僕が下になってからは、いつも馬鹿にされたよ。」


「ペンダントを外して雷魔法を覚えれば、次の試験でAクラスに行けるぞ。」


「いや、いいよ。Fクラスは面白い、カエデ達がいるからね。ペンダント、

 外すよ。」


ゼルダはペンダントを外した。封印が解かれ魔力の奔流が起こった。シゲさん

程じゃないけどね。


「とてもスッキリした感じだ。」


「魔力がきれいに流れだした。」


「このロッドはどうしよう?」


「ギルドのストックにしておけ。それはあくまで初心者用のものだ。レベルが

 上がったら、魔石をグレードアップするから持ってきて。」


「わかった。カエデ、ありがとう。」


「気にするな。こちらにも思惑があるからな。」


ゼルダは憑き物が落ちたような顔になり、他のみなと帰って行った。


「2人ともお疲れー。」


「ゼルダさん、良かったですね。とても晴れやかな顔をなさってました。」


「彼らのギルドには、いい線いってほしいからね。」


「鍛冶ギルドの件ですか?」


「うん。さてシゲさん待ちだ。アカリ、銃が出来てる。ヒカミ、もう色々と

 決めてんなら魔導銃のプログラムもしちゃうよ。」


という事で射撃場へ。


「この銃の名前はイングラム。」


「魔導銃よりごついですねえ。」


「そこがいいんだよ、ゲへへへ・・・。」


「ええ、そこが。ゲへへへ・・・・。」


「・・・・。」


「このレバーを切り替える事でブロードとバーストになる。マガジンに弾は30発。

 弾は自動精製だから魔力に注意して。3種類の弾があって、銀弾はバンパイア、

 ワーウルフとかに有効だけど帝都には沢山暮らしているから間違って撃たないで

 捕まるから。フルメタルジャケット弾は単純に強力なやつ。それとノーマルな

 鉛弾。バーストモードはブロードモードに慣れてからにして。」


「ヒカミにもあげる。これでアカリに教えてあげて。」


「わかりました。」


黒いイングラムを渡す。んっ、なんか嬉しそうだな?そんなに銃が好きだったんだ。


「何でしょう?この朴念仁っぽいエアーは。」


「ええ、ええ、全くです。」


あれ?僕、エアー出してる?


「僕はゼルダの剣と自分の剣を作っちゃうから。あとヒカミの魔導銃を組む。」


「お願いします。」 希望が書かれたメモを渡される。


少し様子を見てからにしよう、2人で的に向かって構える。

ドンッ!ドンッ!ドカーン!

2人とも後ろに吹き飛んだー!やばい!強力すぎたか・・・。


「大丈夫?」


「イタタタ・・・。」


「小さいのに替える?」


「いえ、これがいいです。」


「いいですねえ、イングラム。」


2人とも笑ってるよ・・・何かこわいー!


「でも、そうですね。手本をお願いします。」 


ヒカミからイングラムを渡される。ドンッ!ドンッ!おお・・いい感じ。

バーストモードも撃ってみよう。ドドドドドドド!おお・・マズルフラッシュ

がカッコイイ・・・。


「って感じ。いいね、これ。」


「どうです?アカリ。」


「ええ、ええ、いかします。」 2人とも銃が好きなんだなあ・・・。


「じゃ、怪我しないようにがんばってね同志達よ。」


「「・・・・・。」」


アトリエに行くとアトムが何かやってた。


「お疲れー。」


「お疲れ様、ゼルダ達は帰ったの?」


「うん、これからゼルダの剣を作るんだ。」


「オーダー?」


「まあ、そうだね。そうだアトム、僕のエリシエーター作ってよ。」


「えっ、いいの?」


「明日ダンジョンだからね。っていうかアトムもだよ。」


「えっ、ぼ、僕も?」


「当然じゃないか、アトムもファントムの1員なんだから。得物なに?」


「これだよ。」 出したのは超シンプルなカーボンソード。


「へぇ、カーボンソードか。珍しいね、自分で?」


「うん、2刀なんだ。師匠が『お前どうせ鍛冶屋になるんだから、これでいい。』

 って。」


「そっか、いい師匠だね。カーボンスチールくれたでしょ?」


「あれがいい師匠?酒飲んでる姿しか見た事ない。確かにくれたけど・・・。」


「ははは、ダンジョンに行けばわかるよ。さて、作ろうか。」


まずはヒカミの魔導銃のプログラミングから、どれどれ成程、優しいヒカミらしい

構成だ。ほぼバフ系で攻撃的なものは雷系だけだ。

アトムは僕のエリシエーターを作りだしている、あの集中力は才能だな。

サーキットを3枚にしてオーダー全てを詰め込む。マガジンは取り外しジェムに

交換。あとはIA化だ。IA化は以外と簡単でいわゆるコアチップを取り付ける

だけ。このコアチップを作るほうが大変なんだけど、最近、新しい魔法を覚えた

その名もコピー。同じ素材があれば何個でも同じものを作れる。練習がてら作って

たらストックが500個くらいになっちゃった。グリップの奥に装着する所が

あってカチッとはめる、よし完成。

次はゼルダの剣だ。神剣にならないようにするため、ここもコピーを使う。

コピー超便利ー!コピーするのは桜花の剣だ、ミスリルだからね。

ベースは出来た。あとは握りの所に雷マーク(洋風)、和風にするとシュリ叔父さん

の千鳥と被っちゃうからさ。後は鞘を作って完成。う~ん、何かシンプルすぎて

寂しいな、こうポイントというかオリジナリティが欲しい・・・。そうだ、握りに

組紐を付けよう、前にキリコからもらったのがあるはず。あった、黒地に黄色の

組紐だしなんとなく雷っぽい。よし、今度こそ完成。銘はどうすっかな?

シカタにでもするか、タカシを逆から呼んだププ・・雷鳴剣シカタ・・プププ。


「何ニヤニヤしてるんだ?気持ち悪いぞ。」


「失礼!」


「ア、アトムは何してるんだ?ゴゴゴゴーって・・・。」


「ああゴゴゴゴーって僕の剣を作ってるんだ。」


「す、すごい集中力だ。」


「あれも才能のひとつだよね。」


ゴゴゴゴーを残してリビングへ。キリコも居た。


「お疲れー、キリコ。」


「お疲れ様です。あのう・・・ヒカミとアカリがキャッキャッウフフとごつい

 銃を撃ちまくってるんですが言霊使いました?」


「使ってない!素でしょ素!」


「あれが・・・。」


「カエデ、アイアンハートの件なんだが・・・。」


「行ってきたんだよね。」


「ああ。アイアンハートのギルマスの親御さんとは知り合いだった。2人とも鍛冶に

 関係ない仕事をしている。事務職だな。」


「鍛冶師ばかりじゃ国は成り立たないからね。」


「普通はそう考えるな。」


「ああ・・・ダルタニアはゴリゴリか・・・。」


「そうなんだ、国王からしてゴリゴリだからな。」


「成程、じゃあギルマスは結構辛い思いをしてきたんだ。」


「そういう事だな。ダルタニアの連中を見返してやりたいと素養のない鍛冶を

 やってる訳だ。」


「気持ちはわかないでもないけど、中途半端な武具を売られた方はたまった

 もんじゃない、危ないからね。」


「本人も自覚はしていて1年生とか2年生のダンジョンでも浅い方しか行かない

 生徒におこずかいを貯めて買える金額で売っていた。ギルドの資金稼ぎだな。

 ところが、今年の1年生はいわゆる黄金世代でダンジョンの階層制限がない。

 内心ハラハラしてるそうだ。」


「どうすんの?」


「諦めてギルドを解散させるというのには、まだ若いしな・・・。」


「昔、魔力が封印されてた時、物作りを諦めようと思った事ある?」


「ない。」


「それが答えなんじゃない?素養がないなら何かで補えばいいし、スピリットの

 方が大事だよ。」


「そうだな。」


「手を貸してあげなよ。」


「いいのか?」


「別にオマタクラブは鍛冶ギルドじゃないし、ちゃんとした武具が出回れば

 いいだけ。」


「少しの間アイアンハートに行くわ。」


「了解。」


「カエデ、別件なんですが。学園のこれからのイベントについてです。」


「何か色々あるんだよね。」


「まず近々であるのがクラス対抗武道大会です。」


「なんか学園あるあるだね?」


「あるある言うな!」


「これは学年関係なく、1番強いクラスを決めよ―ぜっていう事のようです。」


「上級生の方が有利じゃん。」


「はい、通年だとそうなのでだいだい最上級生のAクラスが優勝するそうです。

 ただ、今年は・・・。」


「黄金の世代だから下剋上もあると?」


「はい。」


「ないない。さすがに1年生は1年生だと思うけどねえ。」


「まあ優勝までいかなくても、いい線までいけるんじゃというのが執行部の

 見解だな。」


「成程、それはAクラスやBクラスに頑張ってもらおう。内容は?」


「剣術、刀術、体術、魔導、総合の代表者でのトーナメントです。個人戦は秋に

 別に行われます。これはエントリー制ですね。」


「どうする?」


「どうするって、それはクラスで決める事だよ。僕は辞退するけど。」


「俺も辞退だ。」


「私は少し興味がありますが、見るだけでも勉強になりますから。」


「優勝すると何かもらえるの?」


「いえ特には、名誉くらいです。」


「各機関のスカウトが見に来るそうだ。上級生は卒業後の事もあるから本気だ。」


「了解。全力で応援するよ。」


「わかりました。」


「明日は塔のダンジョン?」


「2フロアーからですね。チームの構成は変えるつもりです。」


「任せるよギルマス。」


「んもう。」


「昼は美味しいステーキにしよう。」


「それは楽しみです。」


「お帰り―、スズメ。」


「さて、僕は射撃場に寄って帰るよ。んじゃ明日。」


射撃場に行くと、2人はぶっ倒れていた。


「何してるのー!デル君!エクストラヒール!」

「イエス、マスター。」 ドウン!ドウン!


「も、申し訳ありません。つい楽しくなってしまって・・・。」


「アカリはそうかもだけど、ヒカミまで・・・。」


「銃って楽しいですね、私も趣味にします。」


「気をつけてね。」


「「はい。」」


「ヒカミ、魔導銃を届けにきた。」


「ありがとうございます。」





 

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