表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【祝!完結】オオカミちゃんが嘘を吐かない

 オオカミは嘘つきである。
 そんなこと小学生でも知っているはずのことなのに、綿貫佑芽は一切嘘を吐かないオオカミ少女に出会ってしまう。
 しかも彼女は、佑芽に比べて一回りも年下の女子中学生であった。

 彼女よりも一生を添い遂げてくれる運命の相手が欲しい。
 そんな戯言をのたまっていたところに現れたオオカミ少女は、佑芽のことが好きだと告白してくる。
 なんでも、バスケをする姿に一目惚れをしたらしい。
 ただ、オオカミは嘘つきだという常識を持つ佑芽にとって、それは嘘偽り以外の何物にも見えなかった。

 オオカミ少女の真意を探るべく、なし崩し的に彼女を居候させることになった佑芽。
 しかしそれは、佑芽が無理やり止めていた青春の歯車をゆっくりとまわすことになっていき――――?

 ありふれた世界の中のありふれた日常で、タヌキとオオカミの嘘と偽りのおとぎ話が始まる。

 これは私の母が不倫された事をインスピレーションに生まれた大人と子供の恋愛観を巡る青春小説である。




『人は恋愛によっても、みたされることはないのである。
何度、恋をしたところで、そのつまらなさが分る外には偉くなるということもなさそうだ。
むしろその愚劣さによって常に裏切られるばかりであろう。
そのくせ、恋なしに、人生は成りたたぬ。所詮人生がバカげたものなのだから、恋愛がバカげていても、恋愛のひけめになるところもない。
バカは死ななきゃ治らない、というが、われわれの愚かな一生において、バカは最も尊いものであることも、また、銘記しなければならない』

――坂口安吾
一章 タヌキくんは変われない
01:恋愛は狂おしい
2020/07/19 07:31
02:友情は忙しない
2020/07/19 12:16
03:生命は痛々しい
2020/07/19 15:13
04:邂逅は華々しい
2020/07/19 18:33
05:再会は艶めかしい
2020/07/19 20:07
二章 タヌキくんは送れない
06:誤解は解かれない
2020/07/20 07:04
07:社会は堅苦しい
2020/07/20 17:11
08:相棒は甲斐甲斐しい
2020/07/21 08:06
09:破壊は騒々しい
2020/07/21 12:07
10:子供は嫌われない
2020/07/21 18:23
三章 オオカミちゃんは相いれない
11:衝動は治まらない
2020/07/22 08:03
12:心情は物々しい
2020/07/22 19:23
13:世界は止まってくれない
2020/07/23 10:10
14:義務は押しつけがましい
2020/07/23 14:01
15:聖人は存在しえない
2020/07/23 19:05
四章 オオカミちゃんは偽れない
16:雨音は止んでいない
2020/07/24 08:06
17:喧嘩は晴々しい
2020/07/24 20:06
18:What a Wonderful World
2020/07/25 08:03
19:馬鹿は果てしない
2020/07/25 18:05
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ