表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/25

精神科の母 亀岡万里子医師

亀岡医師は大阪へ飛ばされた。しかし彼女は高岡雄一郎と言う精神科医は名医なんで

私のような無名の医師が左遷されるのは致し方ないんです。と言った。

「え? 亀岡先生が大阪に左遷されたんですか? またどうして…。」

おそらく君の母親が直接院長に言ったんだろう。

母はおそらく先生を東京から追放したかったんだと。亀岡先生には申し訳ない思いです

いや。亀岡万里子と言う精神科医は東京へ帰ってくる。私、高岡雄一郎の後継者だからな。

典紀君、亀岡先生はプライドが高い負けず嫌い

ちょっとやそっとのことじゃ負けないよ

のちに万里子は東京へ帰って来ることとなる。

そして、医師となった彼の理解者となることを典紀はまだ知らない

それから十数年後、彼は研修医としてこの病院に帰って来た。

片平典紀、二十七歳の時の話である。

診療科は当然精神科。

「おお。典紀君、いや、片平先生と呼ぶべきだね。」

高岡医師と亀岡医師がそこにいる。

「ようこそ。帝都医科大学精神科医局へ。」

彼のほかに同期の医師は荘野夏海と名乗る黒髪の清楚な女性だ。

「実は、片平先生に言ってなかったことがあって…。新井有紀さんって刑事の件なんだけど。

私の高校時代の先輩なんだ…。」

確か、高岡先生担当の刑事さん?

そう。私、もし新井先輩の担当医やれって言われたら、自信ない

大丈夫よ。セカンドオピニオンで私か高岡先生がいるから。

僕もそうですよ。新井さんの病状は気になってますが…。

あの頃の僕と同じなんです。

構いすぎによるうつ病ね。亀岡医師はそう言った。

精神科の母の別名を持つ白衣の女性医師だ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ