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穏やかな顔の救世主

彼は一般病棟に移動した。比較的傷が浅かったのである

高校を無事に卒業したその日の夜に自殺未遂。

時刻は午前十時を少し過ぎている

病室の引き戸をノックする音。

「片平さん、精神科の高岡ですが。」

先生、昨晩はお騒がせして申し訳ないです

白衣の高岡医師は怒るでもなく、いつもと変わらぬ穏やかな顔だ。

「痛かったよね。自分を傷つけるしか生きていることを確認できないのは。先生は昔から

典紀君のような患者さんばかりを診察してきた。」

青の病院着を着た素顔の彼は典紀君と高岡医師に名前を呼ばれ、

自然に涙ぐんでいる

「先生、ごめんなさい…。」

今はちょっと休んだほうがいい。今まで君は頑張りすぎた。

その言葉で彼はまた泣けている


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