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院長の救いの手

その頃、高岡院長不在の帝都医大救命救急センター。

急患に困り果てている救急医たち。

入電 野良猫院長

(救急部の部長先生をお願いします。院長の高岡です。)

院長先生…。申し訳ないです。

院長は困っていた医師たちに助け舟を出すように電話をして来た。

「救急部長の松本です。患者さんは事故患者です。先生、受け入れは…。」

受け入れてください。電話口の院長はそう言った。

院長は思う。なぜ、受け入れを悩んでいたのかと。

紺のスーツを着たお猪口を持つ手が止まると考え込むのが院長である


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