(8)情報収集
今回は長いです!
頑張りましたから(*´ω`*)
*残酷な描写が入りますので苦手な人は回れ右で退散してください
サラは射撃で打ち落とした鳥や動物を持ち帰った。
「只今戻りました。これどうしますか?」
サラは出迎えてくれたオリビアに獲物を見せた。
「・・あらあらこれまた立派な獲物を獲ってきたわ
ねえ。じゃあ、これはオリバーに任せましょう。」
オリビアが苦笑しながらいった。
そしてオリビアはオルルッド伯爵家の全てを任さ
れている執事のオリバーを呼ぶ。
「オリバー。来てちょうだい。」
するとオリバーがぬっと出てきた。
オリバーは元々気配を消すのが大の得意な暗殺者だ
なのでこの家にきた当初、サラはオリバーが出てく
る度にびっくりしていた。
・・・今はもう慣れたが。
「オリバーこれを料理してくれる?」
「少々お時間がかかりますがよろしいでしょうか?」
「えぇ構わないわ。よろしくね」
二人のやり取りが終わったと見るやサラは自室へと
引っ込んでいった。
サラがいなくなったあと。
「ねえあの子はまだ復讐に囚われているわね。」
「そうだな。だがこんな人生を送ることを決めた
のはサラ自身だ。大丈夫。きっとあの子を助けて
くれる人が現れるさ。」
「それもそうね。私達に教えられることは暗殺だけ
だけど幸せな人生を送って欲しいわね。」
「ああきっと送れるだろう。」
そして時間は過ぎ、あっという間に月が真上に
登った。外は真っ暗だ。
みんな寝静まった頃。
サラはもそもそとベットから起き出してきた。
今のサラの目は憎しみの色しかない。
昼はそこまでではないのだが、夜になると
思い出すようだ。あの出来事は夜の事だから。
サラは窓からひらりと舞い降りる。
そしてサラは町へと出掛けて行った。
サラは普段立ち入ることのない場所へと行く。
とても治安の悪い場所だ。
そこでサラはいろんな人へと話しかける。
情報収集の一つだ。
顔は覚えているのだ。顔だけは。
サラは絶対に忘れない。
しかしその他の情報は一切ない。
なので情報収集するのだ。
サラは傍目から見ても美少女と言える。
なのでたまにと言うか毎日危ない連中に絡まれる。
今日も絡まれた。
「ねぇ君。さっきから何か知りたいみたいだけど
何が知りたいの?僕は情報屋だから情報をあげるよ
但し僕にちゃんとついてきたらね。」
サラはなにがなんでも復讐を果たしたかった。
なのでついていった。
着いた先は薄汚い小屋だった。
サラは男に入るよう促される。
サラが一歩入ると、男がすぐに入ってきて鍵を
閉めた。
そして情報を教えることなく、襲ってきた。
見た目がか弱い美少女だから侮っていたのだろう。
サラが手加減して振りほどけるレベルだった。
「君。僕の言うこと聞いてくれるだろう?だって
情報が欲しいんだもんなぁでも僕は持ってないん
だぁ。ふふふゴメンねえ。」
騙されたことを悟ったサラはおもむろに
小刀を取り出した。
なのに男は逃げなかった。
サラがどうにかできるとは思ってなかったのだろう
しかしあっという間に血を流した。
サラの操る小刀が頬を一閃したのだ。
次は手、腹、足、腕、手、腹、腹、腹、腹、腹、腹
、足、足、足、足、足、足、足。
あっという間に血の海と化した。
男の腹からは内蔵が飛び出している。
手も足も原型をとどめていない。
サラは血を拭き取ると小屋から出ていった。
返り血は一切被っていない。
サラは今日は撤収した。
今日も良い時間だから。
こうして今日もサラにとっての長い夜が
ふけていった。
次回どうなるんでしょう?
番外編になるかも?なので本編は一回休みかもです。
期待してた人はごめんなさいm(._.)m