(24)リアムの心情2
今回もリアム視点です(*´ω`*)
お楽しみ下さいねー( ^-^)∠※。.:*:・'°☆
しばらくするとサラは血塗れで出てきた。
サラはあまりにも血にまみれていた。
俺がいたということにびっくりしたのだろう。
サラはびっくりして後ろへ後ずさった。
「な、なぜリアム様がここに・・・?」
そう言うサラに対して俺は
「おまっどうしてそんなに血塗れなんだ!?もしかしてけがしたのか?」
と聞いた。
そう聞くとサラは否定してくれたので俺は一息ついた。
だかサラは俺に剣を首もとに突きつけてきた。
「お願いです。私はあなたを殺したくはない。
だから教えてください。情報を。情報さえ手に
入れば私はあなたの前から消える。」
そしてサラは俺にこう言ってきた。
俺はこのままではサラが消えてしまう。
そう思った。
だから言った。
サラが"暗殺者"であることを知っていると。
まさか知ってるとは思わなかったんだろう。
サラは突き付けていた剣を俺の首もとから少し離してしまうほどびっくりしていた。
まぁ俺でもそうなるだろうが。
ここで逃げたりしたらサラは俺の元から消えてしまう。
そんな咄嗟の判断で俺は動けなかった。
否、動かなかった。
だからサラは取り乱した。
「な、何で逃げないのっ!?あなたなら逃げられたでしょう!もう二度とあんな機会はないわよ!?こっちはプロなんだから!!」
サラはしっかりと首もとに剣を突き付け直して
喚いた。
そんなサラに俺は話しかける。
「俺は逃げたりしない。俺が逃げたりしたらお前は俺の前から消えるだろう?そんなの俺は許したりしない。」
この自分の言葉で俺はハッと気づいた。
元から気になっていた女だったがこれで俺はこんなにもサラのことが愛しいんだと気づいた。
だからサラをこの手の内から逃がさないために
サラに条件を出した。
「俺はお前が暗殺者でもいい。情報を教えてやってもいい。だが2つだけ約束しろ。俺のそばに
いること、俺に内緒で復讐を遂げないこと。」
それを聞いたサラはまたも動揺して取り乱した。
だから俺は力づよく言った。
「違う!お前の意思ではなかったはずだ。シエルバーナ王の命令だろう。それにお前が殺した奴らは殺されて当然なことをした。俺はお前が辛い思いをしているところなんて見たくないんだよ!」
サラは一瞬目を見開いたが、すぐにでも静かに
うなずいた。
そして俺たちは帰ることにした。
第一章が終わりました。
第二章はサラの復讐の章になると思います。
まだまだ続くと思いますのでこれからも応援を
よろしくお願いしますm(。≧Д≦。)m
不定期更新なのは変わりませーん。
こんなつたない文章を読んでくださりありがとうございます(*^^*)




