(13)旅立ちの日
現在、サラはリアムの故郷、オリエストへと行く馬車の中だった。
あの後・・・。
サラは家へと戻り一方的に宣言をしてきた。
「私はこれからオリエストへと行ってきます。
恐らくもう帰ってこないでしょう。なので今まで
ありがとうございました。」と。
オリビアとクロードは予想していたのだろう。
寂しそうに笑って許してくれた。
そこからは早かった。
あっという間にサラは旅立ってしまった。
サラの存在が跡形もなく消えた家で二人は、
「サラは幸せになるだろうか。」
「きっと・・・きっとなるわ。サラですもの」
「それもそうだな」
という会話をしていた。
リアムとサラの二人は一言も話す事なく馬車の中で微動だにせず座っていた。
その間にすごく居心地悪そうに座る男がいた。
グレイだ。
何回も何回もこの気まずい空気をどうにかしようと口を開きかけたが、どうにもならなかった。
目的地までずっとそのままだった。
ついた場所はお城・・・らしき所だった。
「・・・ここは・・・どこかしら?リアム?」
サラは開口一番にこやかなでもどこか恐ろしい
笑顔を浮かべて聞いた。
しかしリアムは臆することなく答えた。
「ん?ここか?ここはオリエストの王城だが?
黙っていたが俺はこの国の王子だからな。」
サラはピタッと動きを止めた。というか止まった
「・・・お、王子・・・?」
サラの優秀な頭は一分間ほど止まっていた。
なんか最近文章が下手になってる気がします。
気のせいでしょうか・・・(;_;)
ていうか短くてすみませーん(´・ω・`)/~~




