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200文字小説

ビー玉【200文字小説】

作者: 白波



 ベットの上の少女は、手に持ったビー玉を窓の外から差し込む光に照らした。


「きれい……」

「でしょ? 私もそう思うんだ」


 ベットのわきの椅子に座っている少女が話しかける。

 雨が降ったせいでバスが来なかったけれど、彼女は少女に会うために歩いてきたのだ。


 そうしているうちにすっかりと空は晴れ渡り、今はすっかりと晴天だ。


「ねぇ私もビー玉になりたい」

「えっなんで?」

「ヒミツ」


 ベットの上の少女はにこやかにほほ笑んでいた。



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