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第20話【青斗の反撃?】

俺はアイスと交代し、再び射撃士となった。ライフという言い方をすれば、相手は残り四つでこちらは二つだ。


だが、内側から追いつき攻撃を放った相手は、逆に今は俺たちの前方を走行している。つまり、後方から狙うチャンスだ。もちろん相手もただでやられるつもりはないだろう。先ほどの俺のように蛇行操縦している。


「アイス、真っ直ぐ前の浮き輪を追ってくれ」


「でもそれだと狙われやすくなるんじゃ?」


「相手は大きく蛇行してるんだ。狙われやすくても、狙いを定めるのは難しいはずだ。追いついたら至近距離から撃ってやる」


俺は相手が大きく蛇行していることを逆手に取り、直線で追いかけるようにアイスに指示を出した。


「追い抜くんじゃなくて、相手の後ろに張り付くような感じでいけ」


「まかせてー!」


アイスの操縦でジリジリと迫る俺たち。


「ちょ、ちょっと嘘でしょ?」


流石に真っ直ぐ追いかけてくるとは思わなかったスズネに対して、俺は引き金を引いた。


「もらったー!」


大きく蛇行していると言っても、その動きは単調だ。タイミングさえ合わせれば当てることはできる。こうして俺たちは、キティキャットチームに対してようやく1ヒット当てることができたのだった。


「こらー!スズネちゃんになんてことしてやがんだ!」


「そうだそうだ!せめて彼女だせー!」


ここに俺の味方はいないのか?観客からのヤジに、俺は思わずため息をつく。


相手チームは、被弾したスズネとミミカが交代した。今度はミミカが射撃士で、スズネが操縦士だ。


「よろしくね、お兄さん」


ミミカがペコリと可愛らしく挨拶する。その素直な笑顔に、俺は思わずドキッとしてしまった。


すると、外野からのヤジがさらにヒートアップする。


「おいこらー!なーにデレデレしてやがんだー!」


「ひっこめー!」


俺の横では、アイスが不機嫌そうに俺の顔を覗き込んでいる。


「お兄ちゃん!?」


「いや、俺はデレデレなんて……」


「あの子に『お兄さん』って言われて喜んでたでしょ!?」


え、怒るとこそこなの?


続く

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