女風呂
〜女組〜
「わぁーーー」
「広いだよー!!!」
ムムとフィルルは目を輝かせていた。
内風呂は2つあり外にも露天風呂が1つある。
「まずは2人とも身体を洗いましょうね!」
2人は元気よく返事をするとムムはメフィの元へ行った。
「お母さん!!! 頭洗って!」
ムムはメフィに甘えた。
家ではリリアとよく一緒に入ってる為、メフィとは1回も
お風呂に入ったことは無かったのだ。
いきなりやってきたムムにメフィは笑顔で答える。
「いいわよ ムムは本当に甘えん坊さんね♪」
「わーい!ありがとう!」
そんなふたりの光景を見てフィルルも羨ましそうな顔をしている。
それに気付いたリリアは手に泡をつけ、フィルルの頭を
いきなり洗い出した。
戸惑うフィルル。
「アンタも子供なんだから甘えておけばいいのよ!」
そう言って洗い続けるリリアにフィルルは顔を赤らめながらも頷く。
「ふふっ、素敵な時間ですね」
皆で身体を洗うとそのまま露天風呂に向かう。
トラリー達同様に、ムムが空を見上げると星空が見えた。
「お母さん星!!!!!!」
ムムの言葉に皆が上を見る。
「うわぁぁぁ・・・・・・」
「本当に綺麗ね・・・・・・」
「魔界じゃまず、見れませんね」
「自然豊かな地でのみ、見ることができる
この星・・・・・・とても綺麗です」
「なんて美しいんでしょう・・・・・・感動して
お母さん、涙が出そうになったわ」
各々が星を見て感動していた。
街中じゃまず見ることは出来ない。
暫くは湯に浸かりながら星を眺めるのであった。
「っていうかレイラ!!! あんた大きすぎるのよ!!!」
それは唐突に始まった。
「そ、そんな事ないですよ!!! そんな事言ったらフレイ姉さんやメフィお母様の方が
大きいですよ!!!」
リリアとレイラは2人の『胸』を見る。
どうやら、メフィ > フレイ > レイラ > リリア > エリシア
の順の様だ。
「エ、エルフは元々胸が小さい種族なんです!」
誰も何も言っていないがエリシアは弁明した。
「そ、そうなのね・・・・・・わ、私だってこれから
大きくなるんだから!!!」
「それにしても、メフィお母様は大きい上に綺麗です・・・・・・女の私でさえ見とれてしまう程に・・・・・・」
「そうですね・・・・・・お母様の胸には憧れます」
皆が大絶賛するメフィの胸。
そんなメフィは笑っていた。
「胸なんてただの飾りよ飾り! 男だって皆が皆
胸が大きい方が好きなわけじゃないし、あればあったで
肩が凄いこるのよ」
「ねぇ、エリシア・・・・・・凄い嫌味に聞こえるのは気のせいかしら・・・・・・」
「奇遇ですねリリアさん・・・・・・私も全く同じ事を思っていましたわ」
2人は嫉妬の眼差しでメフィの胸を見つめている。
そんな2人にフレイとレイラは・・・
「まぁまぁ、2人ともこれから大きくなりますよ」
「そうです! それに、メフィさんの言う通り大きくたっていい事ばかりではないんですから!」
フレイとレイラは嫌味で言った訳では無い。
リリアとエリシアと励まそうと思い、言ったのだ。
しかし、2人はまたしても嫌味を言われたと勘違いし、
「あんた達が言ったら嫌味にしか聞こえないのよ!!!」
「そうです!!! 誰が絶壁ですかぁッ!!!!!!」
2人は仕返しとばかりに、フレイとレイラの胸を揉みしだいた。
「あぁんっ・・・・・・ちょっとリリアっ・・・・・・」
「あっ・・・・・・んっ・・・・エ、エリシアさん・・・・・」
「こんな大きな胸を見せびらかす貴女達が悪いのよ!!!」
「そうです!!! こんな胸はこうしてこうしてこうしてやるんですから!!!」
2人はフレイとレイラの背後から揉み続けた。
そんな光景に見兼ねたメフィはリリアとエリシアの頭を
ゲンコツする。
「ボコッ!!!」
「痛ッ!!!」
「うっ!!!」
「2人ともいい加減にしなさい!!! 小さな子の前で何をしているの!!!」
リリアとエリシアはムムとフィルルの方を見た。
しかし、2人は遠くではしゃいでいる。
「あら? み、見てなかったわね・・・・・・あははは」
「お母様・・・・・・お母様が一番酷いんですよ?」
「言えてます・・・・・・メフィ様が一番視界に入りますね」
「私もお母様の胸の感触は気になりますね」
「とても柔らかそうです! 少しだけ・・・・・・いいですか?」
気付いたら4人はメフィを囲んでいた。
怪しい手つきをしながら徐々に近付く娘達。
「ちょ、ちょっと待って!!! ダメだからね!!! いやー!!!」
その時だった。
男湯と女湯の仕切りが壊れ、大量のお湯と共にトラリーが
こちらに流れてきた。
メフィは運良くトラリーのおかげで事なきを得たのだった。
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