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世界最強の魔王 〜戦いに疲れスローライフを目指すも何故か 人間の子育てをすることに〜  作者: ディアン


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誕生日パーティー開始

ムムの誕生日パーティー当日


この一週間ムムの面倒はバリアンとライムがほとんど見てくれていた。


そのおかげもあって皆がムムへのプレゼントや料理をすることができた。




誕生日である今日も夜まで、ムムはバリアンとライムと一緒に居る。

しかし、流石に皆と会えなさすぎて、ムムは違和感を覚え始めていた。


「ねーねーバリじぃ? ムムなんか悪い事したかな・・・・・・」



ムムは悲しそうな顔で俯いていた。

ここまでくると流石に気付いてしまう。


何せいつもみんなで遊んでいるのだから。

そんなムムを見てバリアンとライムは心が痛んだ。



「ムムはとても良い子じゃよ。何故そう思う?」

ライム「そうだよ!!! きっと皆忙しいんだよ!!!」



「だって最近誰も遊んでくれないの。ムムと遊んでくれるのはバリじぃとライムだけ・・・・・・ムム皆に嫌な事しちゃったかな?」



「くっ!!!・・・・・・」

「ムム・・・・・・」


涙を堪えるバリアン。

言ってしまいたい。

こんな小さな子に、こんな事を思わせてしまった。


何とかしなくては。そう思っていると合図の花火が一発打ち上がった。

リリアの魔法だ。



「ムム見てッ!!!」



ライムに言われ振り返るムム。


夜空に光り輝く花火にさっきまで泣きそうになっていたムムは目をキラキラさせて眺めていた。



「うわぁ・・・・・・綺麗・・・・・・」



バリアンはホットした。

ようやくこの苦しい役目を終える。

早くムムの笑顔が見たい。


そこからのバリアンの行動は早かった。

ムムを肩に乗せるとすぐ様、シリュウの店へと足を運ぶ。

ライムもバリアンの肩に飛び乗った。

そんないきなりの行動にムムも驚く。



「バリじぃ急にどうしたの?! どこに行くの?!」



「ガッハッハッ!!! ムムよ---」


店の前に立ち扉を開けると






「誕生日おめでとう!!!」



「「おめでとうッ!!!!!!!!!」」


パンッ!!! パンッ!!! とクラッカーが飛んでくる。


店の中は綺麗に飾り付けられ、テーブルの上には豪華な食事が並んでいた。


何より全員が口を揃えムムを祝ってくれた。


そんな光景にムムは嬉しさのあまり泣いてしまった。






「あ、ありがとう皆・・・・・・ムム、皆に嫌われたかと思った・・・・・・うえぇーん」


リリアがムムに駆け寄り、バリアンの肩から抱き抱えて降ろす。



「ごめんねムム。貴女の為に、このパーティーの準備を皆でしていたの。ムムを驚かせたくて内緒にしていたの。寂しい思いをさせて本当にごめんなさいムム」



ムムに辛い思いをさせてしまった為、皆が謝った。

しかし、先程まで泣いていムムだが理由を知り、あっという間に笑顔へと変わっていた。



「んーん! 謝らないで!!! ムム、すっごく嬉しいの!!! 嬉しくて泣いちゃったの!!! 皆ありがとう!!! ムムはみんなの家族になれて凄い幸せ!!!」



その言葉にバリアンは勿論のこと、リリアやレイラ、トラリーにライム、フィルルは涙を流した。


シンは真顔であった為、堪えているのだろう。


ゼノンやフレイは微笑ましく見守っていた。




するといきなり電気が消え、シリュウが特大ケーキを運んできた。



「さぁ!!! これが本命である!!! ムム殿! 誕生日おめでとうッ!!!」



電気は消え、蝋燭に照らされた豪華なケーキにまたしてもムムは目を輝かせていた。

ケーキの上にはムムの模型の砂糖菓子まで乗っかっていたのだ。


そして蝋燭が6本。

ムムの6歳の誕生日。



ただ火を消そうとするが小さなムムでは届かなかった。

そんなムムを後ろからそっと抱き上げる。



「ゼノン様ッ!!!」



抱き上げてくれたのはゼノン。



「さぁ、これで届くであろう。火を消すといい。」


ムムは思い切り息を吸い込み一気に吹いた。

一吹きで蝋燭の火は消え電気が灯される。

それと同時に



「ムム、6歳の誕生日 おめでとう!!!!!!」



改めて祝いの言葉を言ってくれた。


ムムはとびきりの笑顔でありがとうと返事をする。



「では皆さん、ムム殿の誕生日を祝いつつ料理も楽しんでくだされ!!!」




皆が席に着くとムムの合掌で会食が始まった。


初めて見る食べ物ばかりでムムはたくさん食べていた。

隣に座るゼノンに



「このお肉凄い美味しい!!! 口の中ですぐ無くなっちゃった!!! ゼノン様ッ!!! このお肉はなんのお肉なの?!」



霜降りで脂の乗った高級肉。


ムムはここに来るまで肉すら食べた事が無かったのだ。

ここへ来て肉を食べた時はとても感動した。

しかし、この肉はその肉達が霞む程の美味さであった。


「これは古代の龍(エンシェントドラゴン)の尻尾の肉だ。アイツがムムの為に尻尾を切ってくれてな。安心しろ。尻尾はすぐ生えるから大丈夫だと言っていたぞ」


その言葉に会場にいる全員が驚いた。



「エンシェントドラゴンッ?!!!!!」


「世界三大恐慌の一柱・・・・・・」


「エンシェントドラゴンの肉を食べていたの・・・・・・」


「・・・・・・あははははは・・・・・・」


「流石はゼノン様」


「まさか三大恐慌全てを従えてたりします?!」


驚くのも無理はなかった。




世界三大恐慌

不死の王(ノーライフキング)

最古の龍(エンシェントドラゴン)

海の皇帝(レヴィアタン)





この内の一体が暴れでもしたら国が一つは滅ぶと言われている。


そのうちの2体はゼノンの言う事を聞いているのだ。

つまり、ゼノンに服従している。

現にノーライフキングは、同じテーブルで食事を楽しんでいた。

骸骨なのに。


もう一体がどうなのかは分からないが多分そうなのだろうと皆が思っていた。


「ふっ、どうであろうな」


改めてゼノンの力に驚く皆であったが少し慣れている自分もいた。


なんとか皆も心を落ち着かせ食事の続きを楽しむのであった。

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