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世界最強の魔王 〜戦いに疲れスローライフを目指すも何故か 人間の子育てをすることに〜  作者: ディアン


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魔界の動乱

「だいぶ増えたな」



ゼノンは考えていた。


始めはライムと二人で洞窟暮らしをしていた。


それが今ではゼノン、ライム、ムム、トラリー、リリア、レイラ、エリシア、シリュウ、フィルル、ノーライフキング、フェンリル、ミノタウルス、ゴブリン50匹程、ゴーレム5体。


大所帯となっていたのだ。

改装する余地ありと思ったゼノンはすぐ様行動する。


地上部の洞窟はそのままカモフラージュの為、ただの洞窟として、2階層を皆の住処として、3階層はキッチンや風呂訓練所を設け、4階層はノーライフキングの研究所、5階層をエリシアの畑。6階層を鍛冶場とした。


ムムが皆で同じ階で寝たいとの事で同じ階にした。


広さも十分にある為、一人一部屋はあった。


ゴブリン達は5階層や6階層で眠っている。


階層入れ替えが終わりゼノンは一息ついていた。

すると休む間もなく、リリアが部屋をノックして入ってきた。



「どうした?」



「お休みのところ申し訳ございません!!! 先程フレイから戦の連絡が入りました! 前回ゼノン様が魔王バルバトスを倒し、大魔王ゼノン様を抜かして、残る魔王は4体です。 その4体の魔王が同盟を組み我等が国へと攻めてきてるとの事です! 私も一時帰還し、迎撃に出てもよろしいでしょうか?!」



「ふむ。私が出てもよいが」



「いえ!!! ゼノン様が出るまでもありません!!! 敵は4人の魔王。

ならば我等も四魔将で十分です!!!」



どうやら、リリアは自分の力を試したい様だ。

不死の王やシリュウと訓練していた為、以前よりも力は増している。

それなら任せるのがいいだろう。



「うむ。ならばお前らに任せるとする。武運を祈る」



「はっ!!! 有難く!!!」



こうしてリリアは一度魔界へと引き返した。






そして、リリアが魔王の間に入ると、魔王の座には誰も座って

おらず部屋にはフレイ、バリアン、シンが居た。



「久しぶりですねリリア」



「スローライフとやらはどうであった?」



「ゼノン様に迷惑かけてないだろうな?」



三人がそれぞれリリアに語り掛ける。



「皆久しぶりね! 中々楽しいわよ! それに今は色んな種族と住んでるの。人間にエルフ、ドワーフにノーライフキング。それに人間の子はまだ8歳と5歳よ! ゼノン様を筆頭に皆で育てているわ!」



三人は驚いた表情を並べていた。



「?!!! ゼノン様が子育てだと?!!! 真か?!」



「それは私も是非見てみたいですね」



「その人間は無害なのか?」



三人がそれぞれの思いで話す。



「本当よ!!! ゼノン様はしっかりお父さんだわ! それに無害も何もとてもいい子達よ! 私を姉のように尊敬してるしね!!!」



「それは面白そうですね」



「ワシもゼノン様について行けばよかったのう! ここにいては何も起こらず暇で腐ってしまうわい」



「皆にも来て欲しいけど魔界が安定しないと無理よねー・・・・・・」


皆で思い耽っているとシンが口を開いた。



「なら、さっさと敵の魔王を全員倒して行けばいいではないか」



シンの言葉に3人は目を見開く。



「それだッ!!! 敵さえ消せば、後は宰相のルシウスに任せれば大丈夫でしょ!!!」



ルシウス。ゼノンの右腕にして最古参である。

力よりも頭で戦う珍しい魔族なのだ。



「確かにそうだな。私が鍛え抜いた精鋭共も居る。魔王以外なら遅れをとることもなかろう」



そして、ここにはバリアンが育て上げた屈強な魔族も多数いる。

そこらの魔族ではまず勝てないだろう。



「それではサクッと魔王を倒してしまいましょう! 敵は4人、それならば私達も一人一殺、という事でよろしいでしょうか?」



「あぁ、それでいい」



「いいとも!!! 魔王との戦いとは血が滾るではないか!!!」



フレイの案に皆が賛同する。



「さぁ! 皆で早く終わらせてゼノン様の元へ行くわよ!!!」


こうして4人はすぐ様、行軍中の魔王の元へ向かった。


ゼノンの城は魔界の中心部にありその城を囲むように他の魔王達の勢力圏がある。


つまり敵の魔王は東西南北の4方向から同時進行している。




魔王四体 対 四魔将の戦いが今、始まろうとしていた。

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