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圧巻の四魔将

いつも読んで頂きありがとうございます。


そして、本日私は30歳となりました。

是非プレゼントの代わりにポイントを頂けると幸いです。

いや、めちゃくちゃ嬉しいです。

皆様! 私に誕生日プレゼントを!!!

目の前の光景に愕然とする転生者である三人。



どんな魔物もその力で押し潰した竜太が、まるで赤子をひねるかのようにやられた。


息はしているものの、四肢は欠損しており目は虚ろ。

最早再起不能である。



「竜太の仇、、、死ね!!!」



転移魔法の使い手である司。


バリアンの後ろから突如現れ、その首元に短剣を突き刺そうとするも、それは叶わなかった。



炎の壁(ファイヤー・ウォール)



「熱ッ!!!」



あまりの熱量に触れてもいないのに火傷を負う司。



そして、振り返るとそこには真っ赤な髪に真紅の瞳である

リリアの姿があった。



「アンタの相手はアタシがしてあげる! ほら、かかって来なさい」



そっちからかかって来いと言わんばかりに挑発する。


案の定、司は挑発に乗りまたしてもその場から消えた。



転移魔法は上手く使いこなせているようだ。



(俺を舐めたこと、後悔させてやる!!!)



リリアの後ろから突如現れる司。

そして、既に短剣を構えており、リリアの首目掛けて突き刺そうとしていた。


バリアンとは違い彼女なら容易に刺せるだろう。

そう思っていた。



だが、、、




「アンタって毎回同じ事しか出来ないの? 後ろから出てくるって分かってれば対処も簡単よ。 炎の罠(ファイヤー・スネア)



突如地面より吹き出る炎。

その炎は瞬く間に司を飲み込んだ。



「ぐああああッ!!!!!!」



消えることの無い炎により、いつまで経っても地獄の苦しみを味わう司。


響き渡る断末魔。




「パチンッ」




リリアが指を鳴らすとその炎は一瞬で消え去る。


これ以上やっては殺してしまう。

そうすればゼノンとの約束を破ることになる。


その為、8分殺しでやめたのだ。



竜太に続き、司も戦意不能となった。







美羽の目の前にいるのは、この世の人間とは思えない程綺麗で整った顔をした女性。


髪は長く、水色の綺麗な髪が風に靡く。

そして、瞳も同様に綺麗な水色をしている。




「貴女の相手は私がさせて頂きますね。 ですが、その前に一つ。

同じ女性でありながら、先程の件について何も思わなかったのですか?」




フレイが訊ねているのは先程のエルフの件についてだ。

寄って集って嬲ろうとしていた。


しかも同性の彼女もだ。


良心があるのなら、止めるはずであった。

もし、他の男達に脅されどうすることも出来なかったのなら

これからの行動について考える余地があるとフレイは思っていたのだ。



しかし、



「遊び相手に男も女も関係ある? 楽しければなんでもいいじゃん?」



美羽の低俗な発言にフレイは静かに殺意を出す。



「そうですか、、、ならコチラも存分にやらせて頂きますね」



すると、美羽がすぐ様杖を出す。



「先手必勝っしょ! 炎の玉(ファイヤーボール)水の玉(ウォーターボール)風の玉(エアロボール)土の玉(クエイクボール)!」



美羽の杖から放たれる、四大魔法の攻撃。


これには少しフレイも驚いていた。



「すごいですね。 四大元素魔法を扱えるのですか。 これが転生者の力ですか。 氷の壁(アイスウォール)



目の前に氷の壁を出すと、美羽の放った攻撃は、その壁に阻まれる。



「ちっ、初級魔法じゃ無理か! それじゃあ、ウチの必殺技見せてあげる! せいぜい苦しんで死んでよね! 四大合成攻撃カルテット・フュージョン・マジック!」



美羽の放った四つの属性魔法が一つに重なり、そのままフレイ目掛けて飛んでいく。



これを使えるのはこの世で二人。

美羽と、、、




「えっ? これが転生者の力?、、、ガッカリですね。 当たり前ですがお母様の合成魔法とは雲泥の差ですね」



そう。メフィだ。


本来、一人につき一つのスキルを有するが、メフィは特別だ。

精霊の王であり、精霊魔法の全てを扱う。


当然、全てを合成させた攻撃も。

以前、披露してもらったがその威力は凄まじく、フレイであっても防げる気がしなかった。



だが、目の前の攻撃は違う。

羽虫が飛んできているのかと思えるくらいに弱かった。



「つまらないですね。 氷の矢(アイスアロー)



初級魔法である、氷の矢(アイスアロー)を美羽の魔法目掛けて放つ。


本来なら、防げるはずがない。

だが、結果は驚くべきものとなる。


なんと、防ぐどころかその魔法を打ち破り、そのまま美羽の右手に突き刺さったのだ。


技の凄さは美羽が凄くとも、魔力量、そして、魔力の精密さは

フレイの方が断然上なのだ。



そして、突き刺さる氷の痛みに絶叫する美羽。



「いやああああッ!!! 痛いッ!!! 痛いよおおおぉぉッ!!!、、、えっ?」




叫んでいる間に突如目の前に現れるフレイ。


フレイはその場を飛び、回し蹴りで腕に刺さっている氷を蹴りつける。

そして、そのまま地面へと突き刺す。



あまりの激痛に美羽は顔を酷く歪ませていた。

厚化粧も涙と汗でぐちゃぐちゃだ。



「グサッ!!!」



更にもう片方の腕に突き刺さる氷の矢(アイスアロー)

泣こうが喚こうがお構い無しといった感じでフレイは、魔法を放った。



「どうですか? 両手が使えない恐怖は。 これであの方の気持ちが理解出来ましたよね? あら?」



なんと、美羽は失神していた。

あまりの痛みと恐怖にとうとう折れてしまったのだ。



やれやれといった感じのフレイも、これ以上はやる必要もないと判断し、美羽との戦いの幕を閉じる。





「なんなんだよテメェら!!! テメェらには迷惑かけてねぇだろうが!!!」



剣を突き立てシンに激昂する隼人。

何故、自分達がこんな目に合うのか理解出来ていない様子。



「なるほどな。 救いようが無い。 お前は善悪の区別もつかないようだな。 俺が直々に教えてやろう 」



シンの長い前髪から覗く、冷たいその瞳は隼人をより一層恐怖へと導いた。

甘いマスクからは想像が出来ないほどにさっきを放っている。



隼人は震える手でしっかりと剣を握りしめる。



「や、やってやる! 俺の瞬足とこの剣聖の力、、、聖なる剣撃(ホーリーレイ)!!!」



先程、オークを倒したその技。

二つのスキルを掛け合わせ威力は倍となる。


だが、相手が悪かった。



隼人の振るった剣は空を切る。

なぜなら、そこに居たはずのシンの姿が一瞬で消えたからだ。


隼人の持つ瞬足よりも速く。



「お前は、『剣聖』と『瞬足』と言ったか? 俺は周りから『剣神』と言われ『神速』を持っている。つまり、お前の上位互換だな。 久しぶりに技を見せてやろう。 魂の破壊(ソウルブレイク)



シンは隼人を斬りつける。

だが、身体から血が吹き出ることも無ければ、傷もない。


だが、隼人は人形の様にその場に崩れ落ちる。


シンは魂のみを斬り、戦闘不能へと陥らせたのだ。



まさに圧勝である。


こうして、四魔将の前に転生者達は為す術なくやられるのであった。




だが、そんな中森を駆け抜ける人影が一つ。

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