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現代短歌

短歌 その五

作者: 伽倶夜咲良

会える時

会えない時も

浮かぶのは

安らぐ笑顔

君が愛しい



ゆるゆると

のそのそのそと

もこもこと

あと少しだけ

お布団恋し



目に見えぬ

創造の糸

星つなぎ

神話世界に

夢駆けめぐる



一瞬(いま)見えた

あのきらめきは

なんだろう

未だ知らない

そこへ行きたい



キーボード

不満鬱憤

打ち付ける

打鍵の響き

やめておくれよ



影落とす

ガードレールの

陰影(いんえい)

日差しが描く

芸術模様



陽の光

いつもの景色

通学路

まばゆく染めて

彩りくれる



この道を

あとひとつだけ

角曲がる

あの子が待ってる

ときめきの朝




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― 新着の感想 ―
[一言] 短い言葉のうちに 物語と世界を詰め込む 短歌はすごい、と 改めて思わせてくれる作品群ですね。 個人的には2番目が好きです。
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