破綻
後少しだけシリアスパートになります。いつものボケは何処へやら
洞窟にたたずむは2人の女性。
「なんでこんなことを?」
「・・・私の父親は王国の人に殺されたのよ。だからねーーーーーー復讐するんだ!アハハハハハハハハハ!」
「はぁー(だいぶ狂ってるな)んで、どこでその呪いの品を?」
「ふふふ。死にゆく貴方に教えてあ げ る♡それはね
教国のトップからよ。あの人の信じる先に魔国は要らないからね。王国と共に葬ることにしたの。」
「・・・バカじゃねぇの?戦争に、いや戦争になる原因を作った瞬間待ち受けるのは
地獄だぞ?」
「・・・死ね。」
女が持っていた剣はリナに吸い込まれる様に振るわれる。
カキーンと音がして
その剣をリナは手に持っていた剣で弾く。
「アハハハハハハハハハ!貴方アレを受けるのね!残念。この剣に触れていたら殺せ、あら危ない。」
リナは剣を弾いた後、少しだけ時間をおいて追撃をしていた・・・が躱されてしまった。
「貴方面白い剣士なのね。『フレイムバード』」
無数の炎がリナ目掛けて飛んでくる・・・がリナはそれを全て躱す。
「これはどう!」
そう言って女が飛び込んで来る。
それをリナは躱し、斬りかかる。
「くっ!」
女に攻撃が当たるも・・・
「『ヒーリング』っまだちょっと痛いわね」
「回復魔法・・・か」
「そうよ。この剣に貴方が触れた瞬間こちらの勝ち。圧倒的にこちらが有利よ。」
「ふんーーーーーーーーだから?」
「・・・面白くない。」
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ーユウキサイドー
「ユウキ、大丈夫か?」
骸ちゃんが呼ぶ声が聞こえるーーーーだいぶ意識が戻ってきた…かな?
「とりあえずユウキの部屋に入れて・・・骸はリナの元に戻るから安静にな!」
そう言って骸ちゃんは居なくなった。
・・・ユウキはちゃんと役に立っているのだろうか?
人より多く食べるくせにはルナちゃんに勝てない・・・
それにリュウさんの力がなければ帝国はもっと酷い状態になっていた。
ユウキは、本当に必要?
《さあ?必要かもしれないし、不必要なのかもしれない。》
「っ!誰!?」
《それは教えられない。姿も今は見せられない。言えることは…お前の協力者かな?》
「・・・」
《お前にとってリナは大切な人なんだろう?初めての友達、初めて好意を抱いた人、初めてs「黙って!」・・・まぁいい。大事なことはリナがお前を見捨てるかもしれないということだ。》
「・・・」
《まずないだろうな。だって・・・いやこれは言わないほうがいい。まぁともかく。余もお前に死なれては困るのだ。ハハ、お前はもっと自分に自信を持て。不満は余が聞いてやろう。》
「・・・」
《余のことはアポカリプスと呼べ。今は本当に誰なのか、姿も見せられんがな。》
「・・・」
《安心しろ。余は決してお前を裏切らん》
そう言って謎の声は消えた。
「アポカリプス?確か教国の聖書曰く破壊と復讐に身を焦がした存在だったはず・・・」
だんだんと余さんの秘密が・・・