表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私平和な国の兵士になります!  作者: 偽骸
帝国の終わり?
25/53

鐘鳴りて愚物は何を思ふ

主人公の出番はありません。

 帝国、王の謁見の間に15人の者たちが集まった。


「ふざけているのか!この手紙は!」


 そのうちの一人。帝国の王は持っていた紙を投げつけた。その紙には、


『拝啓いかがお過ごしでしょうか。

 さてめんどくさいんで用件だけ。今日の12時。一番高い建物のあれなんて言うんだっけ。あの時計の鐘が鳴った時襲撃しに来ま〜す。


p.s.うちの姫からもう許可を貰ってま〜す。』


「くっそう!舐めやがって!」


「まあまあお父さま。此処には異世界の勇者様が3名も、そしてそのお仲間もいらっしゃるではないですか。」


「ああ任せとけ姫様。」


「わかった。」


「魔王でも神でもなんでもこいってんだ。」


 三人の勇者はそう答えた。


「…でもおかしくない?此処に来るなら勇者が三人いることは調べるはず。なのにどうして・・・」


「うるせーよ南蝉。どーせ馬鹿が仕掛けてきたのか悪戯だろ。勇者じゃないお前が口出しすんな。」


「・・・」


「落ち着いてください。今喧嘩しても…「うちは降りる。じゃあね。」ちょっと南蝉さん…」


「放っとけよ姫様。あんたももしもの時のために逃げとけ。」


「…分かりました。」


「ユウナはいい子だ。」


 この判断が後に運命を分ける。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「レイ!レイレイ!なあ見てくれよこの湯呑み!」


「私には変な形のものにしか見えないんだけど…リュウそういうの本当に好きよね。」


 襲撃を仕掛ける二人は街で遊んでいた…


 今は骨董店の前でリュウが漁っている。


「にいちゃんそれ気になるのかい?それはうちのバカ息子が作ったものさ。まだ13に満たないのにお金の心配をしてくれて、息子が作って此処に置いてんのさ。値段はそっちで決めな。タダではやれんが。」


「ん〜じゃあこんくらいかな?」


 そう言って店主にお金を払った。


「!!!おいちょっと待て!」


「え?何少なかった?」


「多いわ!この店買えるくらいの値段があるわ!なんでこんなに…」


「有能な人材へ投資かな?」


「お前何者だ?普通のやつはこんなに金は持ってねぇ。」


「とある最高ランククランのリーダー。」


「なるほど。また来いよ。」


「ああ。このアホな戦争が終わったらな。」


「アホって…事実だが少なくとも人混みで言うなよ?大変なことになるからな。」


「わかったわ。それじゃあね。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「さてリュウ。鐘が鳴るわよ。」


 リーンゴーン リーンゴーン リーンゴーン リーンゴー…


「さて。終わらせようか。この戦争を。」

次回で帝国の終わり編のメインサイドは終わりです。サブストーリーとif世界を投稿するつもりです。帝国の終わり編の次の章は神喰いの剣編ですね(予定)

もしかしたら2章ではった伏線と1章ではった最大の伏線を回収する◯◯編になるかも?◯◯編の◯はまだ秘密ですが、察しのいい人は分かったかも…ね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ