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2話人の趣味を馬鹿にしていいのか

サブタイトルの意味がわからなく前回の一話にAD彼女と付けてしまいました


サブタイトル=短いタイトルのことだと思ってしまいました


まあ色々とこの漢字違うぞとか思うこともありますが楽しんでいただけば嬉しいです


☆第2話人の趣味をバカにしていいのか



俺は一度言った事は実現する努力をする


昨日母親に明日から学校行かないと言ったのでもう学校に行かない


やっぱり俺は学校という小さな子屋よりもインターネットという大きな世界で生きるべきだ!


パソコンの電源を付け朝ごはんのチャーハンを食べながら起動を待つ


今日は昨日発売したエロゲーを1日かけてる全キャラ攻略しよう


1時間ゲームやってベットで寝て1時間やってアニメ見てを繰り返す


俺は集中力かを全く続かない人間なのだ


だから1時間ごとに違うことをしないと飽きてしまう


なので学校の授業は大っ嫌いだ


目を開けたらいつのまにか寝ていた


まあいいだろってかもう17時か…


母親ももうすぐ帰ってくるだろと立ち上がった瞬間「ピンポーン」とインターホンが鳴った


俺はネットで物を頼まない限り絶対ドアを開けないと決めているのだ


「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン」


コイツヤベー奴だ…

普通の宅急便とかは大体2回


新聞勧誘とか危ない奴らでも大体6回とかだけどコイツは連続で8回鳴らした…


危ないやつでもせめて10秒ごとに一回ぐらいだけどコイツは連続押しをしている


家にこもってるから分かるがコイツ過去最強クラスだ


恐る恐る自分の部屋の窓から鳴らしてる奴を見る


そこにいたのは同じクラスの松戸咲だった


「あっ」


松戸は俺の部屋の窓を見て目が合いニヤリと笑った


「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン」


インターホンが鳴り止まない


警察を呼んでもおかしくないレベルだ


ママ〜早く帰ってきて…


と願った瞬間車の音がした


やったー帰ってきたー


これで安心ってかなんであいつは俺の家に来たんだ?


プリントを届けに来たのか…


てか近所にあんなやついた覚えがない


じゃあ高校に入ると同時にこっちに引っ越して来たのか


こんな田舎に引っ越して俺的には可哀想に思う


外の様子をチラリと見ると母親と何か盛り上がっている


ん?…は?、なぜか松戸は母親に連れられ家に入ろうとしている


ガチャリと家のドアが閉まった


「ちょちょまさか…」


急いで外を見ると松戸の姿が見えない…ん?


ドンドンドンドと階段を登る音がする


ゾワ…ゾワ…ゾワ…ゾワ…


ま、まさか


ガチャリとドアを開けられおれの目の前には松戸咲の姿があった


俺は驚いた「なななな んでお前が俺の部屋に入って来てるんだよ?」


松戸はニヤニヤしながら床にカバンを置き「改めて初めまして兄さん、生き別れの双子の咲です」


俺は顔を真っ赤にして「ふふ 双子ってなんだよ?」


「病院の手違いで兄さんは実の竹岡家、私は…」


俺は全力で止める「ちょちょちっとそれ以上はもういいからさ…ああぁ」


松戸は最高の笑顔で「これからずっとよろしくお願いしますね兄さん」


俺は急いで階段を降りて母親のところへいく


「か、かか 母さん、松戸と俺って生き別れの双子だったの?」


母親はあきれた顔で「何言ってるの?咲きちゃんのお母さんとは小さい時の幼馴染で咲きちゃん達近所に引っ越してきたのよ」


俺はポカーンとした


「ゲームとかアニメとかの見過ぎでおかしくなったんじゃないの?気持ち悪い」


俺は絶望的な顔をした


小学校高学年の時初めて深夜アニメをテレビで録画して気持ち悪いと言われた、中学生の時部屋に隠しておいたエロゲーを見つけ気持ち悪いと言われた…


それからはなにもかもオープンに出すようにしてもう言われないと思っていたが一年ぶりに言われてしまった


「てかなんで家にいるの?」


料理を作りながら「咲きちゃんの家のこととか気になるし、話もしたかったし」


俺は白目をむきながら「へーーー、じゃあなんで俺の部屋に来たの?」



「プリントを届けに来て直接渡すって言われたから部屋を案内したのよ」


「へーー」んーー…ん?ん?あれ…俺さっきなにやってたっけ?

ん?ん?え?ろ?げ?ー?


嫌なことを思い出した…


し、しまったー電源つけっぱー


「雅樹君のお母さんよかったら料理手伝いますか?」


後ろを向いたら松戸が喋っていた


「じゃあお願いしようかな」と母親が頼む


戸松は俺の顔を見てめちゃくちゃニヤニヤしている


まさかと思い急いで自分の部屋に戻るがそのまさかだった


机の上には俺の大事なエロゲーコレクションが並んでいた


部屋から入ってギリギリ見えない棚にしまっていたのに…


これは残酷な公開処刑だ…


キーボードの上にはエロゲー初回限定版パンツ丸見えフィギアが置いてある


母親以外の女子にこういう物を見られなんだか人生の敗北感を覚えた


キーボードに置いてあるフィギアを持つ


でも俺の気持ちは変わらない


何が何でも三次元の女子を嫌いになんかならない、三次元の女子は俺にたくさんの愛をくれた


時には厳しいことを言われたこともある


例えば「お兄ちゃんのバカもう知らない」とか「なんで私以外の女の子と付き合ってるの?最低!」


など言われたがこれも愛情だと思ってる


つまりだ二次元の女の子よりも三次元最強なのだ


フィギアを抱きしめ顔をなすりつける


ドアを開け松戸が入って来た「ごはんできた…よ」


松戸が笑いながら「アンタそれは人としてやばい…ウケる」と俺に伝え下に戻った


俺も下に降り、顔を真っ赤にしながら戸松と母親と3人でご飯を食べる


「雅樹君は幸せだな…いつもこんなにおいしもの作ってくれるお母さんがいて」と戸松が話す


母親は照れながら「そんなことないよ、咲きちゃんが手伝ってくれたからだよ」と返す


2人が楽しそうに話しているのに対して俺は無言でもくもくとご飯を食べる


松戸はこっちを向き「雅樹君美味しい?」


俺は下を向き「まあいつもと変わらないよ」


「もう雅樹はいつもいつもそうやってるから彼女ができたこと一度もないのよ」と母親はそう言ってビールを飲む


俺は立ち上がり「は?別に俺は彼女いなくても満たしてくれるものがあるからいらないよ」


ニヤリと笑い「どうせアニメの女の子とかでしょ?お母さんは早く咲きちゃんみたいな可愛い女の子と付き合ってほしいわ、まあ雅樹じゃもったいないか」


松戸は笑いながら俺の顔を見て「雅樹くんは面白いからきっと学校に行けばモテますよ」と褒める


いや褒めてねーよ


「明日は学校に行きなさいよ」


「お母さん大丈夫ですよ雅樹君明日も来なければ通り道なので朝迎えにきますから」松戸は俺にプレッシャーを与える


明日学校に行かないとめんどくさいことになりそうだな「わかったよ明日から行くから」


「咲きちゃんもう雅樹と付き合ってよ」と母が頼み込む


「えーどうしよっかなー」と松戸は俺の顔を見て話す


なんだよこの変な空気、イスに座り下をむきながらご飯を食べる


会話を聞いてると松戸は埼玉に住んでおり父親と離婚して母親とこっちに戻ったらしい


埼玉も結構都会だよな…


「ごちそうさまでした」


ご飯を食べ終え「お母さん私お皿洗いますよ」と言い松戸は食器を片付ける


俺もごちそうさまをして部屋に戻る


エロゲーの続きをやろうかと思い部屋を見ると松戸のカバンがある


流石にやってる最中に来たら…と考えるとやらない方が一番だ


ん?松戸のカバンパンパンだな


ニヤニヤ笑いながら俺に変な嘘ついたしエロゲー死刑もされたしカバン見ても大丈夫だよな、てかお釣りがくるよな


そう思いカバンの中を見る


うぁー教科書がびっしりだ、それにノートとか何から何までそろってるな…ん?


アニメのクリアファイルが発見された


それもBLアニメだよこれ


恐る恐るファイルの中を見る


15禁レベルのBLのイラストが入っていた


少年漫画のアニメキャラが服を脱がしあったらキスをしあったりのイラストだった


普通にコミケとかで見たことがある綺麗な絵だった


ガチャ…松戸が入って来た(女性のカバンの中を見るなんてこれは人として終わってるよ俺は…)


俺はおどおどしながら「勝手に見てご、ごめんね でもさこのイラストめちゃく」


松戸は見ていたイラストを俺の手から取りカバンにしまう


「悪かったよ、てか俺のエロゲーコレクションも見たじゃん」


松戸は涙目になりで俺の方を向きながら「最低」と一言言って去っていった


俺はエロい趣味は多少オープンにしてるが松戸にとってはまだオープンにできないってことか…


2つの理由でとても複雑な気持ちになった


1つ目は可愛い女の子に最低と言われたことで2つ目は松戸のプライドを傷つけたことだ


ベットに寝転びながら考えるが10分後には考えてもしょうがないことに気づきパソコンの画面に向かった


気がつくとペットの上に寝ていた


松戸と母親には明日行くみたいなことを言ってしまった


まあ俺のポリシーは言ったことは実現することだしな


制服に着替え家を出る


行きたくねー行きたくねー中学の時から治らないイヤイヤ病だな

まあ自分自身治したいと思ってたことだからいいきっかけだな


通学路を歩くと同じ制服の人が歩いている


やっぱり同じ制服を見ると嫌だな…


学校に着きクラスに行く


廊下であの時の初日に笑われたギャルに行き合う


「キモいやつ今日は来てるんだ?もうやめたかと思った」


俺はギャルの目を見て「コーヒー髪やん」


「は?ほんとなんなんお前マジキモいわ」

と少し動揺しながら去って行った


クラスに入りまず俺の目に入ったのは戸松だった


戸松はもう友達ができ何か楽しそうに話していた


まああいつも関わりたくなさそうだからあまり関わらない方がいいな…


昨日戸松が持って来てくれたクラスの名簿のプリントを見た


あのギャルは富永茜って名前なのか


チャイムがなり授業が始まる


ホームルームは午後とかにあるのか?早く加奈ちゃんの顔が見たい


もうクラスで少しグループみたいなものができていた


富永と変なギャル達の金髪の変なヤンキーがいるグループ


金髪のヤンキーは不良漫画でも一番弱そうなやつでいかにも高校デビューって感じだ


プリントをチラッと見る


矢島アキラって名前なのか、名前を見るといかにもスポーツ少年だぜ


1時間目が終わり短い休み時間に入る


俺は机で寝たふりをする


まあそれは中学の時の癖のようなものだ


耳をすますと富永達が俺の悪口を言ってたり松戸が友達と話してたりいろいろな声が聞こえる


ここ最近俺は夜型の生活になっておりそんなことにいちいち話す体力はない


2時間目、3時間目適当にノートをまとめ寝ていたらあっという間に時間が過ぎる


そして4時間目が終わりランチタイムに入る


母親が作ってくれた弁当を食べなが音楽を聴いて過ごす


何か騒がし…


イヤホンをとって見ると矢島と松戸が話している


矢島が松戸をからかっている「ねえねえなに読んでるの?」


矢島が松戸達が読んでる本を見ようとしている


松戸は強く「やることないなら校庭でも走ってくれば」


矢島はキレ気味に「は?なんでダリーことすんだよ?は?」


机の上に俺が昨日見たアニメのクリアファイルに気づく


「なんだそれ?」矢島はクリアファイルを手に取る


「それはダメ」と松戸が言ったがもう遅い


矢島は笑い富永達、クラスのみんなに見せる

「こいつやべーよこんなキモすぎる趣味持ってるのかよ?」


これが本当の公開死刑か…


「うちらのクラスキモいやつ多いわ」と富永は笑う


松戸は立ち上がり目に涙を溢れ廊下に出る


俺は怒りを溜めながら席を立ち矢島のところへ行く


「なんだよあいつ根性ねーな ん?」


矢島は俺の存在を気づいた瞬間俺は矢島の胸ぐらを掴んだ


「テメェー人の趣味をバカにしてるんじゃねーよ、人の気持ちを考えられねーお前は人間終わってんだよ」


「今すぐ松戸に謝ってこいよ!!」


「うるせーよキモいんだよお前も松戸も」

と矢島はおれを押し倒す


俺は矢島をにらみ急いで廊下を出て松戸を追いかけた


廊下に見える涙の跡をたどり体育館の裏側にたどり着いた


俺は大きな声で本音を話す「松戸!俺は松戸の趣味はとてもいい趣味だと思うぜ、その趣味のおかげで辛いことも乗り越えただろうしその趣味のおかげで今の自分がいるんだろ?だからその趣味を誇りに持って生きたほうがいいぜ」


松戸は下を向き「なに言ってるの?エロゲーオタクに言われてもなにも思わないよ…でもありがとう」

と俺の顔を見ながら嬉しそうに言った


今日俺は話ができる友達みたいなものができた


























雅樹君は色々敵を作ってしまいました…


頑張れ雅樹君!!

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