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VS.アーフィア・クラスト・ルード

バトルシーンって書くの難しいですね。

暖かく見てください

「さてと、お手並み拝見かな」

俺は右手に訓練用の剣があり、軽く振って感触を確かめる。

そして、正面にいるアーフィアを見る。


彼女はこちらを鬼のように睨んでいる。

その手にも、俺と同じ剣が握りられている。


ここは城の中の訓練場だ。

周りが壁に囲まれており長方形の形になっている。

その壁の上の放任視線をやると、そこには観客席がありそこから先ほどのおっさんなどがこちらを見ていた。


「随分余裕そうだな!」

怒気のこもった声が聞こえたので、俺は正面のアーフィアを見直した。

「そうか、俺はいつもこんな感じで戦っているぞ。戦いは冷静さが無くなったら負けだからな」

俺はアーフィアに余裕な雰囲気をだしながら返した。


「貴様、言っていることは正しいが調子に乗るな。多少、経験があるようだが、ここではお前の世界のようにはならんからな。それを身をもってしれ!」

アーフィアがさらに怒って言ってきた。

今、俺が言ってお前も肯定したろ。何で冷静になろうとしないかな?


俺はバァンとため息をついた。最近何回目だろうか。

「おっほん。それではこれより勇者とアーフィアの決闘を行う。

勝利条件は相手が戦闘不能に陥るか降参したらとする。

魔法の使用は相手を殺さない程度なら許可する」


おっさんがルールを説明した。

つーか、魔法は相手が死なないなら何でもありってことかよ!

普通は、身体強化か初級のみだろ。


さすがの俺もそれには驚いた。

するとアーフィアはニヤッと微笑みながらこちらをみる。

「どうした、魔法の使用が怖いのか?今なら謝れば気絶する程度で勘弁してやるぞ。」


アーフィアは表情を変えずに言いはなつ。

つーか、最低気絶ってこのお姫様以外に恐ろしいな。そんなにお怒りか?

俺は笑いを浮かべながらアーフィアを見た



「それでは、はじめ!」

おっさんがこちらの様子を気にすることなく始まりを告げた。

『普通は二人とも構えてからだろうが!』

俺は心のなかで叫びながら、アーフィアに集中する。


アーフィアは脚に魔力をためると、剣を構えながらこちらにものすごい速さで迫ってきた。

「速いな!」

俺もさすがに驚く

恐らくネオウルフくらいのスピードはあるんじゃないか。


魔物のウルフタイプは地上にいる生物の中で1 2位の速さを持つ。

ウルフタイプは5種類に別けられており、したから

ウルフ ネオウルフ ギガウルフ テラウルフ ギラウルフになっており、もちろん上に行くほど強さや速さが段違いになってくる。


ネオウルフは、魔族でも隊を作って討伐するくらいだ。

その脅威はスピードにある。

それをアーフィアは出しているのだ


「これは楽しめそうだ」

気が付くと目の前にアーフィアがいて、剣を振り下ろそうとしていた。

しかし、俺は難なくそれを防ぐがアーフィアは剣を連続して振ってきた。


何回か防いだ後、防ぐのではなくそれをはじき返す。

それによって、体制を崩したアーフィアに俺は剣をよこに振った。

アーフィアはバックステップで交わし、一旦距離を取る。

そして、今度は突きをはなってきた。


俺はそれを横に飛んでかわし剣を振り下ろそうとしたが、アーフィアは体を回転させて剣を振ってきた。

俺は慌てて剣で防いだが、空中なので踏ん張れず飛ばされてしまった。

アーフィアも無理な体勢から行ったので上手く着地出来ず、地面を転がっていた。


「さすがに今のは驚いたな。あの体勢からさらに追撃してくるなんて」

素早く、立ち上がったアーフィアに言う。

アーフィアも立ち上がると構えた。


「想っていたよりはやるようだか、まさかこれが全力だと思ったか?」

アーフィアは余裕そう呟く。

「まさか、あれだけ威勢のいいこと言っていたんだからまだまだなにかあんだろ」

俺は挑発ぎみに返す。


「私を怒らしたの後悔するんだな」

アーフィアは言った後、短く何かを呟く。

すると、彼女の魔力が彼女を覆い始める。


「なるほど、身体強化魔法か」

俺はのんびりとその様子を観察する。

すると、アーフィアの姿が消えた。


「いや、さっきより速く動いているのか」

俺は気配を感じ集中する。

そしてアーフィアの姿を捉える。

恐らく、俺の知っているなかで一番のスピードだろ。


「さすがに、少し本気を出さないときついかもな。」

俺は、戦いに集中する。

そして、目の前に来たアーフィアは先ほどより速く斬撃を振ってきた。

俺はそれを受けずに紙一重でかわす。


アーフィアは驚きの表情をするが、再び剣を振って来たのでまた同じようにかわす。

何回かかわした後、俺はアーフィアを蹴り飛ばした。

アーフィアはすぐに体制を立て直し、両足を地面に付けて勢いを殺す。


「ウインドカッター」

アーフィアは、すぐさま魔法を唱えて攻撃してきた。

「これ、殺傷能力ある魔法だろ。」


俺は突っ込みながら飛んでくる風の刃を身を翻してかわす。

それを見ていたアーフィアはもちろん、観客まで驚いていた。


この攻撃は風を使っているので、目で見ることはで来ない。

なので普通なら、魔法壁を作って防ぐのだ。

しかし、俺は魔力によって固まった風を見ることが出来ので、かわしただけだ。


「けっこう面白かったけど終わらせるか。」

俺は決めると、カモフラージュの為の魔法を放つ。

それは、単なる強風を起こすだけの非殺傷魔法。


強風が辺り、見ている人全員が一瞬目を反らした。

俺はその隙に、アーフィアの後ろの()()()()()()()()()

「お前をなめていたようだ。それは謝罪する楽しかったぞ。」


アーフィアは、驚き振り向こうとするがその前に剣の柄を首筋に打ち込む。

すると、アーフィアは気を失いゆっくりと倒れる。

俺は、咄嗟にアーフィアに手を伸ばして倒れないように支えた。


俺自身もなぜ手を伸ばしたのかが分からなかった。

そして、強風が収まると、観客席にいた、おっさんたちは驚きの顔になっていた。

恐らく、観客達は俺が何を使ったのか分からないだろう。

ほとんどは、アーフィアと同じように身体強化で高速移動したとおもうだろう。


だけど、実際に使ったのは空間魔法。

失われし魔法の一つだ。

この魔法は、空間を繋いだり固めたり出来る。また、別空間も作ることができそこに物もしまうことができる。


まぁ、これを理解できるやつは居ないだろうがな。

俺はアーフィアをお姫様だっこし、おっさんの娘方を向いた。

「医務室はどこだ?そこまでアーフィアを連れてくぞ」


俺の声におっさん達は意識が戻って来たらしく医務室の場所を教えてくれる。

俺はそこまでアーフィアを運ぶ。


「さて、勝ったし内容はどうするかな」

俺は医務室に運びながら考えた。

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