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勇者として召喚された?

思い付いた内容で書いてみました。

まだまだ、変な表現や構成になっていますが、

暖かく見てください

頭から暖かいお湯がかかる。

それだけで疲れが流れていくような気持ちよさを感じる。


俺は今、城に戻って風呂に入っている。

火の玉を受けたとき一切ダメージは受けなかったが、臭いはふせげなかったらしい。

あの後、アリスに焦げ臭いと言われるまで全く気づかなかった。


とはいえ、体動かした後だから気持ちいいな。

「ふぅ」

俺はかるく息を吐く。

頭からお湯をかけていたから軽く息を止めてた。


ガラッ

と扉が開く音が聞こえた。

そして背後から近づいてくる気配もした。


「坊っちゃま、お背中お流しします。」

と後ろから声がかかる。

俺のメイドのアリスが入ってきたようだ。


「はぁ、アリスまた入ってきたのか」

俺は振り返りながら言った。

このやり取りは何回目だろうかもう思い出せない。


俺とアリスは簡単に言えば幼なじみで、兄妹?みたいなものだ。

俺の家で雇っているメイドの子である。

そして、たまたま同じ年に俺とアリスは産まれた。


そして、その後も一緒に遊んだり風呂に入ったりと会わなかった日の方が少い感じなのだ。

普通なら魔王の息子とただのメイドの子が一緒に遊ぶのは恐れ多いみたいなのだが、親がアリスも我が子のように可愛がっている。


なんか、アリスの母親は俺の母ととても中がよくいつの間にか父とも仲良くなっていて家族みたいなものらしい。

ちなみにアリスの父親は魔王の直属の部隊の隊長をしている。 

けっして、アリスの母親とはなにもない。


仮にそんなことがあったら母が怒るだろう。

俺は一度だけ見たことがある。あれは、父である魔王を絶対超えてると思う。

父でさえ小さく震えていたのだ。


とまぁ、なんか思い出しながらアリスをみる。

胸からタオルを巻いてこちらを見ていた。

今はタオルしかないからアリスのスタイルの良さがやはり分かる。


しかし、やはり一ヶ所残念なとこ…

「冷たぁ!」

いきなり頭から水をかけられ自然と言葉が出てきた。。

正面のアリスを見ると顔は可愛い笑顔なのだが目が恐ろしかった。


「坊っちゃま」

とその目のまま言ってくる。

俺は、体が震える。水をかけられただけの震えではない。


「アリス、今は誰もいないからその呼び方じゃなくてもいいよ」

俺はなんとか話を変えたくて言ってみた。

「無理やり話をそらそうとして、全くカリュ君は」

とアリスはため息を吐く。


俺は、苦笑いをつくる。

でもやっぱりこっちのアリスの方がいいな。

堅苦しい言い方より、こっちの方があってる。


なぜ、彼女が俺を坊っちゃまと言ったりメイドをしているかと言うと。

彼女の母親の影響だ。

彼女の母親も自分と同じようにメイドとして、将来ここで働けるように日々教育しているからなのである。


親が仲がいいと言っても立場上、雇い主とメイドなので表では気軽に話せないのだ。

しかし、城の中の他人の目が気にならないところでは気軽に話すようにしている。

親達もお互いの性格を知っているし、堅苦しいのは苦手なのだか立場上仕方ないのでこのようにしているとのことだ。


そんなこともあって、アリスも人の目があるところではメイドとして、気にならないところでは家族のように喋るようにしている。

とまぁ、こんな感じだ。


しかし、いくらなんでも風呂まではおかしいだろ。

俺も男だ、結構辛い。

もちろん何回も注意はしている。

しかし全く効果が無いのに、親は

「孫の顔が見れるのは早そうだな。」

と意味不明なことを言っている。


いや、意味は分かる俺はまだそのつもりがない。

確かにアリスは可愛いし体格も良いし。

しかし、昔から一緒にいるのだ。もし本人が俺に好意を持ってなかったら今後の対応も困る。


なんかこの一瞬でいろんな事を思うと混乱してきた

「どうしたのカリュ君?それより体を洗うからまえを向いて。」

俺が呆然としているとアリスは前を向くように促してきた。

俺はそこで意識が、今に戻って来て素直に前を向いた。

こんなやり取りを毎日やっているのだか、慣れる事はなかった。


そんな恒例のお風呂から出るとおれは自室に戻ってきた。

もちろん、軽く親からも怒られたがいつもの事なので慣れている。

俺の部屋には大きめな机が、正面の少し大きめの窓のしたにあり壁にはこの世界の資料が詰まった本が本棚にびっしりと入っている。


本棚の向かいには少し大きめのベットがある

人が3人は寝れるくらいの大きさだ。

俺は窓に近づいて外をみた。


外は暗闇に包まれていたが空にある無数の小さな光が見える。

俺はのんびりと机の上に腰かけて外を見ていた。

人族の文献を見たことがあるがそこには、俺達魔族の住む大陸は1日中空が血塗られたような赤一色とかかれていた。


しかし、そんなの嘘だ。

いったい何処からそんなのデマが流れたのか。

他にも魔族は長寿であるとか、まかまがしい見た目とかかかれていた。


しかし実際は100年ちょいしか寿命なないし、見た目も人族と変わらないのだ。

「はっくしょん」

色々考えてたらくしゃみが出た。

それをきっかけに、さすがにそろそろ寝るかと思いベットに向かう。


しかし俺は違和感を覚えた。

何故なら目の前のベッドの上が少し盛り上がっているのだ。

「はぁ、またか」


俺はため息を吐きながら盛り上がっている部分の毛布をめくってみた。

そこにはアリスが寝息を立てて気持ち良さそうに寝ている。

アリスはいつも、俺のベットに潜り込んではいつの間にか寝ているのだ。


しかし、俺もこれは慣れてしまったので俺もベットに入り込んだ。

今ので起きてしまったのかアリスが薄目を開けてこちらを見ていた。


「ごめん、起こしてしまったか。」

俺は意識があるのか分からないアリスに謝った。

「ううん、気にしないでそれより」

アリスはそこまで言うとまた目を閉じてねてしまった。


その寝顔は天使のようだった。

そして、俺はアリスが寝ぼけて言いかけてた言葉の後を知っているので

()()()()()アリスの手を握った。

するとアリスの顔が微笑んだように見え、俺はその顔を見ながら寝落ちた。



俺はゆっくりと目を開けた。

そして寝起きで重い頭を上半身ごと持ち上げて体を伸ばした。

そこで意識が完全に覚醒し部屋を見渡す。


部屋には朝日が差し込んでいて明るい。

「おはよう。カリュ君」

横から声変わり聞こえた。


そこにはいつも通りメイド服を着ていてこちらを優しく見ている。

「おはようアリス」

俺は返事を、返すとベットからでた。


すると、アリスはいつも通り服を手渡して来る。

俺はそれに着替えるとお礼を言ってアリスを見た。

アリスの顔は先ほどと、ちがって真面目な顔つきになっていた。


部屋から出るともう、外なのだ家族以外の人もいる。

そこではただの雇い主とメイドだ。

俺は少し寂しさを覚えながら部屋を出る。


その後は食堂にて家族で朝食をとった。

そして、勉強だ。俺は次期魔王になるのだから歴史と配下の把握、そして戦術論のを学ぶ。

そして、お昼になり個人で食事をとった。


昔なら、このあとは剣術や魔法の訓練だが俺はどうやらセンスが良すぎるせいすぐに飲み込んだ。

そしていつの間にか俺に勝てるやつがいなくなったので基本、自由時間となっている。

しかも俺には一つ他人とは違う力があるが、それは魔王になってから使うだろう。


んな訳で、俺は訓練所で剣を振る。

この訓練所は広いのでその一角を借りている。

いつもは抜け出して、野生の魔物と戦っているが、さすがに昨日の今日なので抜け出す訳には行かないのだ。

壁際にアリスがたちながらこちらを見ていてその反対側には魔王の直属部隊が訓練していた。


「やっぱり体を動かすのは気持ちいいや」

俺は訓練用の剣を振りながら呟く。

視界に僅かに見えるアリスの顔は真面目だか口角が少し微笑んでいるようだった。


そんなことを思っているといきなり地面が光だした。

「なんだ!?」

辺りを見るとどうやら俺の回りだけ光っているようだ。

しかもこの回りには変な文字が並んでいる。

魔方陣だ。


俺は嫌な予感がしたので飛んで離れようとしたが、しかし光が激しくなり眩しく目をつぶった。

「カリュ君!」

アリスの慌てたおおきな声が聞こえた。



激しい光が収まったのか。ゆっくりと目を開けるとそこは先ほどまでいた訓練所ではなかった。

「勇者様お待ちしておりました。」

突然声が聞こえてそちらを反射的に見る。

そこには偉そうにしているおっさんと、その隣には凛々しい女性が立っていた。


俺は最初は何を言っているのか理解できなかったが、少し立つとその言葉の意味が理解できた。

「はぁ?!」

俺は自然と訳が分からず声を上げた。


確か資料でみたことがあるので、すぐ理解できたが理解できたからこそ訳が分からないのだ。

なぜ、次期魔王の俺が"勇者として召喚"されてるんだ!

行き当たりばったりで書いていますが

次回は戦闘シーンを書けたら書きたいと思っております。

そして、カリュの他人とは違う力も書きたいと思います。

楽しんで貰えたら幸いです。

興味を持っていただけたら嬉しいです

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