表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/18

次期魔王その名はカリュスト・ドラジウム

暇潰しに書いた作品です

変な表現や文脈になっていると思いますが

暖かく見守ってください

薄暗い森の中、俺は獲物を探してさまよっている。

右手にはつ使いなれた剣を握って道無き道を進む。

「いないな」

長い時間探しているが1匹も獲物が見つからない。


それでも、飽きずに探し続ける。

その後も探しているが全然見つからない。

段々と苛ついてきた。


「あー、何で今日は全然見つからないん!いつもならすぐに見つかるだろ!」

俺は怒りのあまり声を出してそれが響いてる。

「グウォー」

「ん!」


声を出したのが良かったのか獲物の方から見つけてくれと雄叫びをあげてきてくれた。

俺は、笑みをうかべると獲物の場所を特定するために"エリアサーチ"の魔法を使った。

この魔法は使う魔力によるが今の俺では最高半径50㎞探知できる


獲物がいるのは分かったが音が反響して特定が出来ないので使ったのだ。

なぜ最初から使わなかったのか、それは簡単に見つけてしまうとつまらないからだ。


それともう一つ理由がある。

「見つけた!大物だな♪」

俺は最速で獲物の方へ向かった。

段々と気配が大きくなる。


風を切る音を聞きながら俺は確実に獲物のそばまで近づいていった。

すると獲物のいる方角から赤っぽい光が見えてきた。

「おっと」

俺は高くジャンプする。


すると、先ほどまで走っていた所に火の玉が通り過ぎていき背後から爆発音が聞こえた。

通り過ぎたあとは、草木一つ生えておらず地面が黒澄んでいる。

俺は元の位置だった所に着地すると正面を見た。

先ほど火の玉のおかげで、見通しが良くなったので獲物がしっかりと見える。


そこには、黒い鱗を纏っているドラゴンがこちらを睨んでいる。

大きさは全長100mくらいか。

口からは、たまに火が漏れでている。

「やはりドラゴンだったか。珍しいなこんなところに。はぐれか?それとも追い出されたか?」


普通ドラゴンはこんな森の中にはいない。

山の奥の方に住んでいるはずだ。

しかも一匹で都市を一つ壊滅できる程の力を持っている。

「まぁ、関係ないけどな。お前は今から俺が狩るからな。」


俺はまたドラゴンに向かって走り出した。

するとドラゴンは口に魔力を溜めてまた火の玉を吐き出してきた。

しかも先ほどよりも大きく魔力がこもっている。

俺は走りながら左手を前に出して魔法壁をはる。


魔法壁に火の玉が当たると衝撃と激しい音が響いた。

辺りは黒煙が舞っていて前が見えないが、エリアサーチで確認し正面にいることは確実なのでそこに向かって走りだす

「グウォーーー」


先ほどより高い雄叫びが響いてくる

おそらく、俺を倒したと思っているのだろう。

確かに、並の魔族なら燃えかすも残らなかっただろう。


しかし今回の相手は俺だ。

見つかったお前が悪い。

俺は一気に黒煙を抜け出しドラゴンの前まで来た。


さすがにドラゴンも驚いているようだったが、すぐさま鋭い爪を俺に向かって振り下ろしてきた。

「遅い!」


俺はそれを避けずに右手の剣に魔力を流す。

そしてそれを向かってくる爪に向かって振り下ろす。

するとその、斬撃によって爪だけでなくドラゴンの肩と羽を切り落とした。


それだけでなく、ドラゴンの背後には今の斬撃によって地面に後が深く残っている。

腕と翼が地面に落ちると地面が揺れた。

「グガァーー」


ドラゴンは痛みのあまり声を上げる。

先ほどまで肩と翼があった所からは赤い血が流れ出ている。

俺は気にせずドラゴンの顔付近まで飛んだ。

そしてドラゴンの目と俺の目が見合う。

その目はまだ死んでいなかった。


ドラゴンは俺を噛み殺そうと口を開け鋭い歯をこちらに向け迫ってくる。

「なかなか根性があるな。俺はそういう奴は好きだけど今回は駄目だ。お前は獲物だからな!」

先ほどと同じように、剣に魔力を流し横一閃剣を振る。

目の前のドラゴンは口半分から上が切り落とされ、支える意志のない体は横に倒れる。


俺は地面に着地し目の前の死体を見る。

「ふぅ。今回のは大物だったな。楽しかったぜ。」

俺は喋ることのない死体に向かって声をかけた。

「坊っちゃま、また城を抜け出して狩りですか。そろそろご自分の立場をお考えください。」


背後から若々しい女性の声がきこえた。

「やはり見つかったか。まぁあれだけの魔力を使ったんだ当たり前だよな」

おれば呟きながら背後にいる声の主の方を向いた。

そこには白と黒のメイド服を纏った女性がいた。


年は俺と同じ17歳の女性だ。

顔は綺麗と言うよりはまだ、幼さが残っているような可愛らしいといった方がいいだろう。


しかし一ヶ所残念な所がある。それは他の女性と比べると僅かにしか膨らんでいな

「坊っちゃま、何か失礼な事を考えていませんか」

「いえ、なにも考えておりません。」


俺は身の危険を感じたので素早く答えた。

しかし身体中に冷や汗をかいてしまった。

目の前のメイドはため息をつくと、俺の背後にある獲物を見て驚きの表情になった。


「これ、ブラックドラゴンじゃないですか!しかもこの大きさ、精鋭部隊でも多くの犠牲を出してようやく討伐できるモンスターですよ!」

メイドは目の前の事を信じられないのかドラゴンを、見ている。

「はぁ、アリス俺を誰だと思ってるんだ。」


俺はため息をついて目の前のメイド、

俺専属メイドのアリスにいった。

アリスは今の声でまた俺の方を向いた。

俺は右手を握り親指を立て自分を指した。


「俺は、"次期魔王"のカリュスト・ドラジウムだぞ。」


そう、俺は最も恐れられている魔王息子であり次期魔王なのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ