今、「最強」の青年の学園生活が始まる。
とある、晴れた日にある青年がその王国の国王と話をしていました。
「しょう、隠居生活なんてしないでこの国の国王としてこの国にいないか?」
と、とてもおそるおそる国王が言いました。
それもそのはず。この青年「しょう」こと「半沢 翔也」は、今からちょうど2年前に日本からこの国がある異世界に召喚されてきたのであった。召喚されたあとは、色々な試験を行なったのだが、しょうはなんと、「火」・「水」・「電気」の上位互換である、「火炎」・「氷」・「雷」といった攻撃魔法や、「白魔法(回復やものを作り出す魔法)」・「黒魔法(相手に状態異常を起こさせたり、自分自身や周りの人を強化したりする魔法)」といった補助魔法までも適正を持っていたのであった。しかも、召喚前は、「剣道」・「空手」・「柔道」といった武術をしていたのでぶっちゃっけて言うと「最強」であった。それから半年後、この国を脅かしていた魔王を討ち倒したのであった。それからは、とてもゆうふくな暮らしをしていたのだが、それが耐えられなくなって今に至るのであった。
しょうは、とても不思議そうに、
「いや、日本と異世界を結ぶ魔法も出来たことだし隠居生活していた方が楽なので」といったのであった。すると、国王からこのような提案があった。
「じゃあ、この国にある魔武学園に4年間行って何も不自由無く暮らせたら認めよう。もし今隠居生活認めてもそこで暮らしていることをめんどくさいやつに知られることがあっても困るだろう?」
と言われたのであった。魔武学園とは、「魔法科」と「武術科」の2つの学科とその学年の上位20名で構成される「魔法・武術科」という学科があるこの世界で一番大きい学校であった。しょうは考えたが、最終的に、これ以上粘ってもめんどくさくなるだけだろうと思い、「わかった。そうする」と言った。これおきに、しょうの生活は変わっていくのであった。