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災いのもと

作者:真城夷澄
『日本』と言う国は、とうの昔に消え去り。その国が国家と言う組織を形成していく場となった日本列島には、数多くの地球人が存在していた。
『日本』と言う国を含む全世界の国々が消えていったその理由は実に興味深いもので――
『地球に住んでいる者――つまり、君たちが、それぞれの意志で法を設定し、城壁を築き上げてきたことに関して、とやかく言う筋合いはないのだと自分でも理解しているさ。でもね、これからの時代、いままで起きてきた出来事以上にマズい事象を引き起こす可能性がある。だから、僕を殺せるだけの力を、つくり出してくれないか? 手遅れになる前に。神さまより』
 ――送信者不明の電子メールが、存在する全てのメールアドレス、メールボックスに送り付けられてからは。人々は「無駄な争いを止め、これからは共に地球を守っていくのだ」と宣言し、各国家が集まり『連合国家』を形成するなど、事がトントン拍子に進んでいったのである。つまりは、一通の手紙によって国が消えたということになる。
『日本』と言う国が『地球連合』と言う名の組織に統合されて以来、人類の技術は、これまでとは類を見ないほどに発展した。

 それが、神を殺害できるまでの技術であるか分からぬまま、数百年もの時が過ぎ。
 実質、『日本』がなくなる前と変わらない――平和な日常生活を送る人類のもとに。
 突如として、なにかがあらわれたのである。
電子メール
2016/07/15 21:59
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