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少女と呪石とほどほど人外  作者: 宮居/四葩
第2章
29/80

028 執着

担当:四葩

「あいつを殺すか、どうか」

そんなの決まってる

「殺すわ……計画の邪魔なら」

あたしの言葉にルイ以外が少し距離を空ける

ルイは、笑っていた。

「即答、だな。いいのか、姉貴なんだろ?」

心配なんて微塵も感じない声音でルイが訊くのに噴き出しそうになった。

否、噴き出した。

「ア、アンジェ?」

エルが本当に心配そうに声をかけてきた。

「あたしたちは孤児だって言ったでしょう、あいつはただ同じ場所にいただけよ」

だから消えたところで何も、感じない

「ふーん、執着してるのとしてないのとの扱いの差がヤバいのは似てるよな」

ルイがあたしの顔を眺める

「あいつと似てるとか、考えただけで反吐が出るからやめて」

「そんなにか」

「まぁ、今まで良く働いたし苦しませずに始末しましょう。それでルイ、方法は?」

ルイが目を丸くして驚く、もちろんポーズだろうけどね

「まぁそもそもアンジェ。ルイスを殺す理由分かってるのか?」

「邪魔だからでしょう」

「それもあるけどな、狙いは操っている術者だ」

「術者?」

「精神を乗っ取るのは強い術者なら簡単だ…けどその分反動も大きい……」

ルイの言葉にエルも頷く

「オレはその黒幕が王だと踏んでいる」

「なるほどね。あの王なら死にはしないだろうけど弱らせるのにはいい手になりそう」

「だろ。理由はこんなかんじだ。方法は囮を使う」

囮の言葉に視線が一斉にあたしに集まった。

「そんなに見なくてもやるわよ。あいつの標的はあたしなんだし…受けて立つわよ」


さぁ殺し合いを始めましょう



ルイの探索でルイスの場所が判明した。今移動中らしいルイスの向かう先はたぶん城

それをあたしたちは追いかけている。

火事があったからか街は騒然としていた

「結局ルイはこの国が嫌いなのね」

ルイはここにいない。さっきのところでわかれてしまった。

「正確にはウルって人が問題なんだと思う」

「兄様が悪いっていうの」

シイが剣呑な眼差しをエルに送る。

「違うのかしら……話的に過去に相当なことがあったはずだけど?」

「あったかもしれない、けどっ兄様はずっとルイさんに会いたかったはずなの……兄様は人を凝視する癖があって…今思えばその人たちにルイさんの面影があった…ずっと捜していたんだと思う」

「やっぱり原因。そんなに執着されたら来づらくなる」

「っっだから兄様は」

「二人とも何してるの。やめなさいよね」

過去のことはあたしも気になるけど今は

「……ルイス」

目の前に自称弟であり、現殺しの人形がいた。



「お姉ちゃんの気配がしたから迎えに来ちゃった」

嬉しそうに笑いかけてくるのが気持ち悪い

「死んでもらうわよルイス」

「死ぬのはお姉ちゃんだよ?そしたらずっと一緒」

ルイスの手には火の玉、アンジェの手には短剣、両者がにじり寄る

「ルイス……アンジェと一緒にいたいなら貴方が死んでアンジェのモノになればいいんじゃない?」

エルがそう言うとルイスが止まる

「えっ」

その一瞬を見逃さず一気に詰め寄り短剣を振り翳した。

「そっかぁそれもいいね」

ルイスが朗らかに笑った後

温かくて鉄臭い液体の雨が降り注いだ。

この臭いは前に嗅ぎ覚えがある。そう…あの時の孤児院だ

動かないルイス、流れ落ちるルイスの赤


「ぎゃああ」

男の悲鳴がある、黒幕ね……でも

「………王の声音じゃない」

悲鳴の先まで辿り着くと横たわり体を痙攣させていたのは

「なぜ貴方なの…」




「……リューク」


「クソっお前ら、の、せいだ………やっと、自由、になれる、と思っ、たのに」

「貴方が術者だったのね」

睨みつけるリュークに訊く。

王じゃなかった。

「何よりあいつ、ルイスが自殺なんてしなけりゃ……ここまでダメージな、んかこねぇのに、クソっクソっチキショウ!」


「エル、シイ行きましょうここにいるだけ無駄よ」

二人が頷いたのを見て踵を返し歩き出す


「自由が、自由に、なるんだ。もう少し、で……自由、じゆぅ……」

狂ったように繰り返される"自由"

「リューク、貴方って言葉遣いが悪かったのね……さようなら」


ブツブツと自由を唱える人形に別れを告げた。

遅れて申し訳ない。投稿主の所為ですm(*_ _)m


投稿主が投稿日を勘違いしておりました。

そのため作品が出来ていません。申し訳ないですが次週に回します。ほんと申し訳ない

next→4月9日 20時

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