表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

2014年/短編まとめ

Agalmatophilia

作者: 文崎 美生

可愛いものは大好き。


そして何より可愛いお人形が大好きなの。


クマさんにネコちゃん、日本人形もフランス人形も大好き。


中でもお気に入りのフランス人形がある。


深い青の瞳で私を見つめる彼女。


右目の下には涙ボクロ。


黒を基調としたドレスを身にまとい、僅かに微笑む彼女が私は大好きだ。


そして最近彼女にそっくりな子を見つけたんだ。


瞳の色は黒だけど、漆黒でとっても綺麗。


長い髪も瞳と同じ色でサラサラなの。


どことなく彼女に似た雰囲気を持つ子。


あぁ、あの子が欲しいな。


そして目の色を深い青にしてあげるの。


サラサラの髪を少し巻いてあげて、色素を薄くしてあげる。


それから私が彼女と同じドレスを作ってあげるから、それを着てもらうの。


ドキドキしてワクワクしていたのに。


何故、貴女はそんな顔をするの?


何に怯えてるの?


ねぇ?


「大丈夫だよ?ずーっと、可愛がってあげるから」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ