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THE TEST

作者: 流れ天馬

 今、俺は非常に困っている。

我が2年4組の担任が4時間目のこの時間にいきなりテストをするなんて言いだした。


いきなりそんなことを言われても困るのは当たり前だ。だって突然テストだなんて言われても何も準備なんてできる訳がない。少なくとも俺はそうだ。

しかも今日の購買には俺が大好きな人気メニュー「ジャンボ揚げパン」が出るんだ。人気なだけありたった5分で完売してしまう。だから直ぐに購買に行かないといけないのにテストだって!


ふざけるのもいい加減にしてほしい!何でよりによって揚げパンのでる今日の4時間目にテストをするんだッ!一番後ろの席の俺にはテスト終了の後に自分の前席のヤツのテストを集める仕事をしなきゃいけないんだぞ!それがどれだけタイムロスになるか分かってるのかッ!

ハァハァ…ここまで心の中で取り乱すとは…。

とにかく今はテストに集中しなければ…。


…クソッやはり我が担任のテストは難しい。一応俺は授業は真面目に受けてるつもりなのだが、この担任は時々関係ないことを言い出すからどこまてが授業か分からんことがある。まあそんな言い訳はともかく、早く終わんねぇかなぁ…。一分一分が長すぎるよ…。ああ、揚げパン…。


「終了でーす」

やった!終わった!これで揚げp…ああッ!そうだテスト回収をしなければ!くそーこれで26秒のロスだ。チクショウどけどけぇ!俺は早く揚げパンを食いたいんだ!

おお…見えた!購買が!揚げパンもまだ残っている。よっしゃあこれで俺の…

「これ一つ」「はい450円〜」

俺はマンガのようなこけかたをして倒れた。

…チクショウ…担任、どこまてもどこまてもぉ…


     完


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