第1話 放課後の雑談
「望愛、初体験が小4って……さすがに嘘だよな?」
オレンジ色の西日が差し込む、放課後の中1の教室。
誰もいないのをいいことに、俺、富里和樹は目の前の女友達――安井望愛に問いかけた。
望愛は、中学に入学して初めてできた女友達だった。
けれど、小学校から彼女と一緒だという男子がふと漏らした噂話が、ずっと引っかかっていた。
──実は、彼女は「小4で処女卒業した」のだという。
「……あー、うん。ちょっと盛った」
望愛は肩までの茶色っぽい髪を揺らし、苦笑いしながら肩をすくめる。その拍子に、150センチほどの小柄な背丈にはおよそ不釣り合いな、中1とは思えないほどの発育を遂げた大きな胸が、制服越しに大きく弾んだ。
「やっぱりか」
「ほんとは、小3なんだ。あはは」
「は? 小3……?」
「9才の夏休みにね。いやー、さすがに年齢1桁台で初エッチはインパクトありすぎかと思ってさ」
「いや、そりゃ……ありすぎだろ」
「まーね」
あっけらかんと笑う彼女に、俺は毒気を抜かれながらも、一番気になることを口にした。
「……初めては、彼氏とだったのか?」
「いや、和樹みたいな男友達」
「まじかよ……」
絶句する俺をよそに、望愛は迷いのない手つきでブラウスのボタンを外し始めた。
「……っ、おい!?」
止める間もなかった。慣れた手つきでホックを外すと、夕暮れの光の中に彼女の露わな胸が晒される。淡いピンク色をした乳首。童貞の俺には刺激が強すぎるその白さと重みに、思考が焼き切られそうになる。
「とりあえず、和樹……やる?」
曖昧な空気のまま、沈黙が少しだけ伸びる。
窓の外では、風に揺れたカーテンが静かに、波打つような音を立てていた。
「……本気か?」
「あたしはいつもこんな感じでしてるけど……」
「遊び感覚かよ。妊娠したらどうするんだ」
必死に理性をかき集めて反論するが、彼女は平然とした顔で言い放つ。
「エッチって遊びみたいなもんだよ。ゴムさえしてれば妊娠しないし。校庭でサッカーしたり、ドッジボールするほうが、ケガして危なくない?」
「無茶苦茶な理屈だろ……」
けれど、淡々と語る彼女の瞳には一点の曇りもなく、まるでそれが世界の真理であるかのような説得力があった。
「で、どうするの?」
「分かった……」
俺の抵抗は、あっけなく霧散した。
「ゴムはあたし持ってるから」
望愛はそう言って、慣れた手つきで俺のズボンのチャックを下ろす。下着をずらされ、空気の中に剥き出しになった俺のすでに硬くなったイチモツを、彼女の小さな手が包み込んだ。
「うっ……」
「なんだ、色々言いつつ、もうガチガチじゃん」
上目遣いに茶化すように笑うと、彼女はそのまま顔を寄せ、それを口に含んだ。熱い口腔の感触に、俺の背筋に電撃が走る。
彼女が口を離すと、銀色の唾液が糸を引いた。手際よく準備していたゴムを丁寧に被せられる。その流れるような動作に、彼女が語った「経験」が嘘ではないことを嫌でも思い知らされる。
「……っ」
続いて望愛は、自らスカートとショーツを足首まで脱ぎ捨てた。
そして、俺の机に腰掛ける。
両足を左右に大きく開き、俺を招くように手招きした。
「こっち来て。……顔、見たいから」
夕日に照らされた彼女のそこには、まだ幼い淡い産毛。けれど、そこだけがテラテラと湿った光を放ち、俺を誘惑している。
机に腰掛けた彼女の胸が、俺の目の高さにくる。
「ほんとうにいいんだな?」
「……だからいいって。早く入れてよ」
促されるまま、俺は彼女の開かれた足の間に潜り込み、震える手でその柔らかな太ももを掴んだ。
そのままゆっくりと、彼女の狭い割れ目へと、自身のすべてを沈めていった。




