〜番外編おまけ⑩ スピンオフ 高1 6月〜
・西田義隆。
高一。
元ぼっち。
身長164.8cm。
由紀が好き。
・野村由紀。
高一。
不思議ちゃん。
身長167cm。
西田が好き。
「ねぇ、野村ぁ…好きって何…?」
「へ⁇」
私、山本彩音がそう聞いたのは、中学の時からの唯一の親友の野村由紀。
私と彼女が出会ったのは中学三年生のクラス替え。私と彼女が隣同士の席になった時である。
彼女は私よりも何億倍も明るくて、可愛くて、不思議なところもあるが、そんな彼女が暗くて、病んで塞ぎ込んでいる私に話しかけてきて、私の友達になってくれた。
私がもし男だったら絶対惚れている。
「いやぁ…えぇ…なんでぇ⁇」
「恋も何?…わからない…教えて…」
「いやぁ…私もあんまりわからないかも…」
「うそつけ!野村は西田くんと三年間も付き合ってるじゃん!」
そうこの野村とかいうやつは西田義隆とかいうスパダリと三年間もラブラブイチャイチャしているのだ。
「えぇ…そう言われても…私はあんまし参考にならないと思うしなぁ…」
「うーわでたよ。『私あんまり参考にならないから』で逃げるやつ。もったいぶらずに教えろよぉ!」
私は野村の首をぐわんぐわん揺さぶった。
「う…うーん…なんか…その人に依存しちゃったら、好きってことなんじゃない⁇」
「詳しくいうと…?」
「その人なしには生きていけないー…って思うとか…⁇」
「重っ!のろけるなよあほー!」
聞いていてこっちが恥ずかしくなってきたので、思わず、私は野村のことを軽くぱしぱしと叩いた。
野村はこーゆーことをしても怒らない。
「いたっ‼︎彩音が聞いたんじゃん⁉︎ねぇっ、ちょっと、助けて‼︎義隆ぁ‼︎」
教室の隅の隅にいる彼氏の名前を叫ぶ野村。
「ぇ…ぃやぁ…僕は…ちょっとぉ…」
この西田義隆という人は野村特効のスパダリのくせに、とんでもないコミュ障らしいのだ。
「義隆が教えてあげてよぉ…好きとか恋とか色々さぁ‼︎ 」
「いやぁ…僕はぁ…あんまり参考にならないしぃ…」
「セリフが同じなんだよぉ!いちゃつきやがってぇ!」
このおしどり夫婦どもめ…。
「それにしても…西田くん…なんか身長伸びた?」
「164センチだってぇ…まぁ、私は167センチなんだけど!」
「164.8センチな!!0.8センチ大きいし!!」
「おぉっ!びっくりしたぁ…西田くんのそんなにでかい声初めて聞いたよ…」
「あはは…ごめんねぇ…義隆…ツンデレなだけだからぁ…怖くないからねぇ…」
いちゃつくな。
お読みいただきありがとうございます…✨
第三者視点で見るとこの二人ウザいですね…✨




