〜いじめかもしれません!?〜
~主な登場人物~
・野村由紀
不思議ちゃん
中一
身長165センチ
星座はインフルエンザ
血液型はクワガタ
好きな食べ物はない。甘ければなんでもいい
不思議すぎて、一人でいることは多い
・西田義隆
主人公
中一
身長145センチ
星座は水瓶座
血液型はA型
ただ単にコミュ障
虫苦手だが、触れられなくはない
ただ、虫触ると、つぶしそうなので、掴めない、触るのはできる、手のひらに載せるのも、手に這わせるのもできる
精通は小四
今日も平和な一日が始まった
学校への通学路を歩きしみじみとこの世の平穏を感じた。
普通の日で退屈。
願わくは、変化のある日常を過ごしたいものだなぁ。
パカッ。
「え」
靴箱を開けると、上靴がなかった。
「こ…これは…」
(ついにいじめか!?)
僕はぼっちだ。
確かにコミュ障で友達がいない。
でもそれだけだ。
別に周りの人に嫌われてない(つもりだ)し、たまにだけど、陽キャの人が(本当に)たまに話しかけてくれたりもする。(返事がうまくできないのだが)
上靴を隠される典型的ないじめなんて起こる予兆みたいなものなんてのもクラスに全くなかった。
もしかしたら僕は影で悪口言われてたり、誰かにハブろうと企てられたりしてたのかもしれない。
「にっ…人間って怖ぇー…」
とぼとぼと職員室に向かい、スリッパをもらった。
「教室…入りたくないなぁ…」
教室の前で僕は頭抱えてうずくまっていた。
「どうしたの⁇」
そこに教室から偶然出てきた不思議ちゃん。
「うぇ…え…いや…なんでも…」
お得意のコミュ力のなさを発揮して、誤魔化し、教室に入ろうとすると、
「あっ‼︎スリッパ履いてる‼︎ははーん…さては上靴を忘れたなぁ⁇」
気づかれた。
「…いや…その…忘れたっていうか…なんていうか…」
「無くなっちゃったの⁇」
僕は首を縦に振る。
「じゃあ一緒に探してあげる‼︎」
「え…いや…でも…」
(ん?)
不思議ちゃんの親切で意外な言葉に驚いて、ずっと俯いてた顔を不思議ちゃんの方に向けた時、僕はふと違和感に気づいた。
不思議ちゃんが少しだけ遠い気がする。
比喩的な意味ではなく、物理的な意味で。
もともと不思議ちゃんは女子の中で一番背が高い。
もちろん僕よりもはるかに高い。
その不思議ちゃんの背がヒールでも履いているのかなと思うほど一段と高く見えたのだ。
不思議ちゃんの足元に目をやると、サイズの合っていない上靴を履いているのか、靴の踵を踏まないように背伸びをしていたのだった。
「えっ、これ…僕の靴…」
そこには西田義隆とはっきり名前が書いてあった。
「あっ、ホントだぁ‼︎通りで‼︎なんかいつもより小さいなぁって思ってたんだよねぇ」
「よ…良かったぁ…無くなったのかと思ったぁ…」
(というよりいじめられてるのかと思ったぁ…)
「えへへ…ごめんね…」
そう言って、上靴を返してくれた不思議ちゃん。
「…いいよ、あっ…ありがとう」
僕も不思議ちゃんに履いていたスリッパを渡した。
「どうして⁇」
「野村もさっき一緒に探そうとしてくれた」
「お~‼︎名前‼︎」
やばい、自然に女子の名字を呼んでしまった。
キモくなかっただろうか?
「覚えてるなんて、もぉ〜西田は私のこと好きだなぁ〜」
「そっ…そういう野村だって僕の名字覚えてるじゃん」
「だって、上靴に書いてあるし」
「あぁ…まぁ…確かに?」
「ふへへ…好きな子との思い出が詰まった靴だぞぉ〜大切に使いなぁ〜よ〜⁇」
「好きではないです」
でもなんだか大切にしたくなった。
読んでいただきありがとうございます…✨
履きたてほかほかの上履きって良いですよね…✨




