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  作者: OBOn


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12/37

〜風邪引いた時にみる夢がこの世で一番嫌いです〜

・野村由紀


不思議ちゃん

中一

身長165センチ

星座はインフルエンザ

血液型はクワガタ

好きな食べ物はない。甘ければなんでもいい

不思議すぎて、一人でいることは多い


・西田義隆


主人公

中一

身長145センチ

星座は水瓶座

血液型はA型

ただ単にコミュ障

虫苦手だが、触れられなくはない

ただ、虫触ると、つぶしそうなので、掴めない、触るのはできる、手のひらに載せるのも、手に這わせるのもできる

精通は小四

風邪をひいた。

喉が痛い。頭痛もする。

こんな時に誰かがそばで看病してくれたら、助かるのだが、生憎両親とも仕事である。

僕はとりあえず一人で病院に行って診てもらわないといけない。

僕は病院へ向かった。



「おー、西田じゃんー」


病院の診療が終わり、その病院から一番近くの薬局に薬をもらいに行き、しばらく待機していると、野村が薬局に入ってきた。

「西田も風邪ー⁇」

「なっ……なっ…なんで野村がここに…?」

「私も風邪引いたんだよぅー」

野村とは病院で会わなかったから、多分僕とは違う病院で診てもらったのだろう。

見るからに、ふらふらしている野村。

その野村の姿を見て、心配になったのも束の間、僕の名前が呼ばれた。

「いってらっしゃあい」

と野村は手をぷらぷらと振る。

僕は薬剤師さんのいるカウンターに向かった。


数分後。


「あれ⁇西田、まだ残ってたの⁇熱で大変だろうし、先帰っててよかったのにぃー」

薬を受け取って、もう薬局には用がないはずの僕が、まだ薬局のソファに座っているのを見つけて、怪訝そうに聞く野村。

「……僕は、薬の渡し忘れとかがあった時のために、つっ、次の人が薬を渡されるまで薬局で待機してるタイプのにっ、人間なんだ…」


(どんなタイプの人間なんだよ!!)


自分で自分になんじゃそりゃとツッコミを入れる僕。

「なにそれー」

野村はケラケラと笑った。

「い…いや…なんか…先に帰るのは…なんか…申し訳ないなぁ……って…なんか…どうなんだろうなぁ…って思って…僕の風邪は軽い方だし…家に帰ってもやることなくて暇で…寝てるだけだろうし…」

僕はくどくどと御託を並べた。

「えぇーいいのにぃー全然気にしないでー逆に申し訳なくなっちゃうよぅー」

あーもう…。

何を言っても野村には歯が立たない。

何を言っても見透かされてしまっている。

僕は、もうすでに。

「…あ、あと、せっかくだし野村とちょっとだけ話したかったので…ぇ……」

「…もうー重いなぁー西田はぁー」

(あーもぅ!!キモイ!!ほら、そんなこというから、また僕はキモがられたじゃないか…)

「うぅ…ごめん」

「いーよいーよ。ありがと。私も西田と話したかったしぃー。いっしょにかえろー」



「…車道歩いてくれるんだねぇー…」

よく見てるなぁ…。

「い、いやぁ…まぁ…たまたま…並びがそうなっただけだよ…たまたま…本当に…」

もうこれ以上キモさを積み重ねるわけにもいかない。

「ふぅん⁇」

「うん」

「…私がふらついてるから心配してくれたの⁇」

「いや…だから…」


「それとも…」


それ以上野村は何も言わなかった。

というより、それ以上紡ぐ言葉が見つからないようだった。

その様子は何かを恐れているようだった。

少しの言葉が触れただけで壊れてしまいそうな繊細な何か。

沈黙がしばらく続いた。


「いいや…ごめん…なんでもない…ありがとうね。西田。」


何かいつもとどこか調子が異なる野村。

やはり風邪が重いのだろうか。

今日の野村はやっぱりなんだかいつもと違くて。

でも、そんな野村を不思議だとは感じなかったのはなぜなのだろうか。

親近感を覚えてしまったのはなぜなのだろうか。


僕らは次の日風邪は治って、学校に来た。

読んでいただきありがとうございます…✨

風邪お気をつけください…✨

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