〜風邪引いた時にみる夢がこの世で一番嫌いです〜
・野村由紀
不思議ちゃん
中一
身長165センチ
星座はインフルエンザ
血液型はクワガタ
好きな食べ物はない。甘ければなんでもいい
不思議すぎて、一人でいることは多い
・西田義隆
主人公
中一
身長145センチ
星座は水瓶座
血液型はA型
ただ単にコミュ障
虫苦手だが、触れられなくはない
ただ、虫触ると、つぶしそうなので、掴めない、触るのはできる、手のひらに載せるのも、手に這わせるのもできる
精通は小四
風邪をひいた。
喉が痛い。頭痛もする。
こんな時に誰かがそばで看病してくれたら、助かるのだが、生憎両親とも仕事である。
僕はとりあえず一人で病院に行って診てもらわないといけない。
僕は病院へ向かった。
◇
「おー、西田じゃんー」
病院の診療が終わり、その病院から一番近くの薬局に薬をもらいに行き、しばらく待機していると、野村が薬局に入ってきた。
「西田も風邪ー⁇」
「なっ……なっ…なんで野村がここに…?」
「私も風邪引いたんだよぅー」
野村とは病院で会わなかったから、多分僕とは違う病院で診てもらったのだろう。
見るからに、ふらふらしている野村。
その野村の姿を見て、心配になったのも束の間、僕の名前が呼ばれた。
「いってらっしゃあい」
と野村は手をぷらぷらと振る。
僕は薬剤師さんのいるカウンターに向かった。
数分後。
「あれ⁇西田、まだ残ってたの⁇熱で大変だろうし、先帰っててよかったのにぃー」
薬を受け取って、もう薬局には用がないはずの僕が、まだ薬局のソファに座っているのを見つけて、怪訝そうに聞く野村。
「……僕は、薬の渡し忘れとかがあった時のために、つっ、次の人が薬を渡されるまで薬局で待機してるタイプのにっ、人間なんだ…」
(どんなタイプの人間なんだよ!!)
自分で自分になんじゃそりゃとツッコミを入れる僕。
「なにそれー」
野村はケラケラと笑った。
「い…いや…なんか…先に帰るのは…なんか…申し訳ないなぁ……って…なんか…どうなんだろうなぁ…って思って…僕の風邪は軽い方だし…家に帰ってもやることなくて暇で…寝てるだけだろうし…」
僕はくどくどと御託を並べた。
「えぇーいいのにぃー全然気にしないでー逆に申し訳なくなっちゃうよぅー」
あーもう…。
何を言っても野村には歯が立たない。
何を言っても見透かされてしまっている。
僕は、もうすでに。
「…あ、あと、せっかくだし野村とちょっとだけ話したかったので…ぇ……」
「…もうー重いなぁー西田はぁー」
(あーもぅ!!キモイ!!ほら、そんなこというから、また僕はキモがられたじゃないか…)
「うぅ…ごめん」
「いーよいーよ。ありがと。私も西田と話したかったしぃー。いっしょにかえろー」
◇
「…車道歩いてくれるんだねぇー…」
よく見てるなぁ…。
「い、いやぁ…まぁ…たまたま…並びがそうなっただけだよ…たまたま…本当に…」
もうこれ以上キモさを積み重ねるわけにもいかない。
「ふぅん⁇」
「うん」
「…私がふらついてるから心配してくれたの⁇」
「いや…だから…」
「それとも…」
それ以上野村は何も言わなかった。
というより、それ以上紡ぐ言葉が見つからないようだった。
その様子は何かを恐れているようだった。
少しの言葉が触れただけで壊れてしまいそうな繊細な何か。
沈黙がしばらく続いた。
「いいや…ごめん…なんでもない…ありがとうね。西田。」
何かいつもとどこか調子が異なる野村。
やはり風邪が重いのだろうか。
今日の野村はやっぱりなんだかいつもと違くて。
でも、そんな野村を不思議だとは感じなかったのはなぜなのだろうか。
親近感を覚えてしまったのはなぜなのだろうか。
僕らは次の日風邪は治って、学校に来た。
読んでいただきありがとうございます…✨
風邪お気をつけください…✨




