声
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:声
夜、ベッドに寝そべりながら携帯をいじってると
隣の部屋から何か声が聞こえてきた。
「…………」
黙って聞いてると、
「ごめんなさい…許して…助けて…」
と言う可細い女の声?
「…………」
なんだろ、喧嘩でもしてるのかな?
そう思いながらしばらく壁に耳をあてている私。
でも人様の家庭の事なので
それからまたベッドに戻り、
我関せずを決め込んだ私。
でもその夜からずっと、同じ声が壁から聞こえてくる。
「………もしかしてDV?」
隣には男性が1人住んで居るのを知っていた。
そこに彼女でもやってきて、
その男性から暴力でも受けてるんじゃないか?
そう思った私は、
その夜からさらにその声が気になり、
人様の家庭の事ながら
なんだか放って置けない気になってきた。
人として当たり前の事。
でもその翌日の昼頃。
ピンポーンとインターホンが鳴り、
隣の男が私の部屋のドアの前にやってきた。
ちょっとギクっとしながらも、男の話を聞いた。
男「あのすいません、最近なんか夜になるとあなたの部屋の方から声が聞こえてくるんですけど、何かされてるんですか?」
「えっ?」と思った。
「逆だろ??」と思った私はドアを開け、
その辺りをちょっと詳しく聞いてみた。
男「なんか変な声が、あなたの部屋の方から聞こえてくるんですよ。『助けて』とか『やめて』とか…」
「え?じ、実は私もあなたの部屋の方からそんな声が聞こえてきて…」
ちょっと思いきった告白だったが、
私も最近ずっと自分の身に起きたその事を彼に伝えた。
男「えぇ?いや僕んトコには誰も来てないですよ?これほんとに」
彼はそう言い張る。
でも彼の部屋の方から声がしていたのは事実だ。
でもここでこんなふうに
喋り合っててもしょうがないと、
彼は首をかしげながら自分の部屋に戻って行った。
その前に、霊的な怖さを感じ取っていた私たちは、
「一体何の声なんでしょうね、あれ」
とオカルトチックな
その現象に少し不安と恐怖を覚え、
これからもずっとその声が聞こえるようなら
何とか周りの人にも相談し、
2人で対処してみましょう…
なんて事まで相談していた。
(警察署)
数日後。
警察「で、彼女の状態はどんなです?」
精神科「おそらく一過性の記憶喪失だと思われます。あまりにショックな出来事が起きるとその部分だけがくりぬかれたように忘れ去られ…」
精神科「おそらく記憶は徐々に戻ってくるとは思いますが、それでも精神的ショックは残るでしょうか」
警察「彼女が聞いていた声と言うのは…」
精神科「おそらく被害者が、最後に言っていた言葉だったんでしょう…」
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=nuhiH0SOZzE
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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