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第三幕 前書き

ダークサイド・シンフォニアの外伝として、本編と同じ時間軸での九州で起こるダークサイドとヒーローサイドの抗争を描いた作品です。

本編の様に長編にするつもりはないので、本を一冊読む気持ちで気軽に読んでいただけると嬉しいです。


本文でも触れますが、「ダークサイド・シンフォニア」または「ダークサイド・シンフォニア外伝」の時代設定と背景を説明しておきます。

今は2400年、私たちが生きる時代より400年ほど先の未来。2200年に起こった世界を二つに分断するディストピア大戦により、支配階級のヒーローサイドと、支配され差別を受けるダークサイドの2種類の人間ができてしまい、2400年でもその差別は根強く残っています。そんな世の中を変えるため戦う少年少女を描いた作品が、「ダークサイド・シンフォニア」です。

本作「ダークサイド・シンフォニア外伝」の舞台は九州。荒くれ者が集い、ヒーローサイドとダークサイドの抗争が絶えず無法地帯となった九州で、お互いは戦い、憎しみあって生きている。そんな中で、弱きダークサイドを守る為戦う愚連隊「鳳蝶」と、ダークサイドを憎むヒーローサイドの少年がぶつかり合い、分かち合って成長していく物語です。


第一幕、第二幕に引き続き、

第三幕も、どうぞお楽しみください。


〈第三幕までのあらすじ〉

幼馴染を奪われダークサイドを憎むヒーローサイドの少年、切尾千影(きりおちかげ)は、総長である高蝶玄斗(たかちょうげんと)の勧誘を受けダークサイドの愚連隊「鳳蝶(スワローテイルズ)」の一番隊に入隊することになってしまった!一日だけ二番隊預かりとなった千影は鳴き猫商店街にて最近台頭してきたクマモトの暴走族、愚裏厨離(グリズリー)の幹部、緋狩結尭(ひかりゆたか)と遭遇し、二番隊隊長の仙水文清(せんすいふみきよ)、副隊長の小鳥遊(たかなし)ルイと共に緋狩達を退けることに成功した。最初は彼らを敵視していた千影も、段々と玄斗達を理解しようとするのだった。

そんな矢先、またもや愚裏厨離の幹部が千影の前に現れる。愚裏厨離の守護対象であった香幽卯(かおりゆう)を傷つけてしまい暴走する不知火月歩(しらぬいげっぽ)を、裕貴をはじめとした一番隊やルイ、さらには「五番隊最強コンビ」の協力あってなんとか撃破した。しかしその晩裕貴は愚裏厨離の手によって殺されてしまった!四番隊副隊長で鳳蝶公偵部隊を率いる雷電董真(らいでんとうま)が事件の真相を解き明かしていく中、千影は一番隊の埋火燼(うずみびじん)とともに次期副隊長に推薦されてしまう。

そしてついに、鳳蝶は愚裏厨離との全面抗争へと動き出す。



<登場人物紹介>

切尾千影(きりおちかげ):ヒーローサイドの国立華乱高校1年生。幼馴染を奪われたダークサイドを憎んでいたが、鳳蝶一番隊に入隊することになる。かっとなりやすいように見えるが、案外冷静で素直な一面もある。ヒーローパワーは「蜥蜴(とかげ)」。

高蝶玄斗(たかちょうげんと):ダークサイドで国立華乱高校3年生。

ダークサイドを守る愚連隊、「鳳蝶(スワローテイルズ)」の総長。世間からは恐れられているが、実は優しくお人好しな性格。

高蝶(たかちょう)あげは:玄斗の妹で千影の同級生。9歳の時にヒーローサイドに殺害されているが、自身の能力「幽霊(ゆうれい)」で蘇っている。

天神殺女(てんじんあやめ)(奏恵(かなえ)):千影の幼馴染。ダークサイドによって誘拐されて奏恵の精神が抜き取られ、暴虐的な性格の少女「殺女」が入っている。広島弁で話す。

道明寺貴臣(どうみょうじたかおみ):鳳蝶一番隊隊長。皆の父親的存在。

鵺野裕貴(ぬえのひろき):一番隊副隊長。おっとりしていてしっかり者。愚裏厨離によって無惨にも殺されてしまった。華乱高校出身の22歳。

仙水文清(せんすいふみきよ):鳳蝶二番隊隊長。真面目で紳士的だが怒らせると恐ろしい。ダークパワーは「清水」。

小鳥遊(たかなし)ルイ:二番隊副隊長、本名小鳥遊輝石(てるいし)。いつもはヘラヘラとしているがいざという時は頼りになる。華乱高校出身の22歳。ダークパワーは「小鳥遊(タカナシ)

一番合戦拾矢(いちまかせじゅうや):四番隊隊長で鳳蝶の戦闘部隊を率いる。2mを超える大男で、顔に斬られた様な傷跡や、ネジでの治療痕がある。

雷電董真(らいでんとうま):四番隊副隊長で鳳蝶の公偵部隊を率いる。チャラそうな格好だが美青年で、かなり頭が切れる。文清とは本人曰く「特別な関係」らしい。

・リリス・バートリー:三番隊副隊長でルイの高校時代の先輩。気が強くて言葉は尖っているが、優しい一面もある。

聞々耳閻楽(ききみえんら):一番隊隊員で、一番隊の中では貴臣に次ぐ年長者の37歳。皆に慕われる兄貴分で、ダークパワーは「地獄耳」。

埋火燼(うずみびじん):一番隊隊員の26歳。腕全体に炎型の痣がある。閻楽に時期副隊長の座を推薦されるものの、臆病なので副隊長になる気はないらしい。

龍ヶ崎信長(りゅうがさきのぶなが):五番隊隊長で、「五番隊最強コンビ」の1人。銃の腕なら世界一と言っても過言ではない。温厚そうに見える。

斬魔剣裂(ざんまけんざき):五番隊副隊長で、「五番隊最強コンビ」の1人。剣の実力は高いが、何を考えているのかは読みづらい。信長の忠犬。


緋狩結尭(ひかりゆたか):クマモトから台頭してきた暴走族「愚裏厨離(グリズリー)」の第2郡長。「手術(オペ)」と題した奇妙なヒーローパワーを使う。一度文清に敗北し逃走している。

大橘(おおたちばな)渡稀(とまれ):愚裏厨離の第1郡長。熊本弁を使う謎の女性。果実に関係したパワーを持っている。

不知火月歩(しらぬいげっぽ):愚裏厨離の第3郡長。幽卯を守ろうとするが、自らが幽卯のことを斬ってしまう。剣の使い手でかなりの実力者。

香幽卯(かおりゆう):愚裏厨離第三郡所属の少女。

自分のパワーが他人に強い影響を与えてしまうため、廃寺に閉じこもっていた。



※この作品はすでに投稿された「ダークサイド・シンフォニア 外伝 九州編 第一幕」、「ダークサイド・シンフォニア 外伝 九州編 第ニ幕」に続く第三幕です。この2つの話を先に読んでからこの話を読むことを強くお勧めします。

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