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第四条 特別な存在

「何故誰も天龍院クラリスに遠く及ばないんだ?」

「クラリスさんが神だからでしょう」

「ああ、クラリスは神だ。尾田栄一郎や冨樫義博レベルでは遠く及ばないのも致し方ない」

「はい。まあそれを理解していない愚者が多いから」

「世間的には尾田栄一郎や冨樫義博が上と見做されているのだろうな」

「でも」

「ああ、尾田栄一郎や冨樫義博には天龍院クラリスみたいに器用に作品を描き分けられない。だから」

「ワンピースやハンターハンターしか描けない」

「ああ、一作しか描けないんだ」

 冨樫義博は幽遊白書やレベルEもあるが、ハンターハンターはその二つの延長に過ぎない。冨樫義博のやっていることは昔からほぼ変わらない上に、最近ではほぼハンターハンターしか描いていないから『ハンターハンターしか描けない』という言い方は適切だ。そして尾田栄一郎がワンピースしか描けないのは言うまでもないだろう。彼の場合は本当にそれに寿命の全てを捧げているのだから。

「理不尽な孫の手や赤坂アカは」

「ああ、絵が描けない馬鹿共か。アイツらの原作力も」

「天龍院クラリスに遠く及ばない」

「ああ」

 無職転生は面白いがあれはルーデウスという人物の人生を描いているだけであり、そこが終わればもう用済みだ。かぐや様は面白かったが、推しの子は全く面白くなかった。つまりこの二人は

「天龍院クラリスより遥かに格下」

「ですね」

「しかし、この四者は令和クリエイターのトップアンドトップだ」

「つまり天龍院クラリスのポテンシャルは」

「ああ、アルティメットトップだ」

 我々はもしかしたら、物凄く幸運なのかもしれない。天龍院クラリスの作品に一時でも触れられる時間があるというのは、全く触れられなかった者達より、遥かに恵まれているといえる。空の上から愛の種を撒き散らして、この星から悲しみを消したかったのだ。天龍院クラリスは天使であり、彼の作品を読める君達もきっと特別な存在なのだから。

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