表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国時代に転移した話  作者: べりある
3/31

いざ戦国時代へ 2

「崇弘様、起きてください」

桜の声で目を覚ましてあたりを見回すと、森の中だった。出現ポイントが山中なので当たり前だ。VR世界に入るときに意識を切り替えるため意識を失う所から始まるのだけは何とかならないのかな。と思いながら桜にありがとうと返事をする。背伸びをして頭の覚醒させる。なんか違和感がある。というか違和感がない。前回のプレイよりリアルな世界だ。

「大型アップデートでもあったのかな」

独り言をつぶやく。

「いえ、どうやら現実世界のようです」

「えーと、そういう設定かな」

メタい会話も違和感がある。超級はこういう感じなんだろうか。

「私たちは現実世界のことは情報としてしか知りませんが皆と話し合った結果、そうではないかと結論になりました。もちろんそのような認識になるように設定されているのならば分かりません」

「えっと、どういうことかな」

「私達のサポート機能や設定画面を開くことができません。AIとして情報収集するためのサーバとの連結も切れているようです。そして私たちは完全に人間として受肉しているようです」

「本当だ、ログアウト機能や情報確認するウインドウもない。そういう風に作られたってことでもなさそう」

「はい、いわゆるシミュレーション仮説のような技術が開発されてるなら別ですが、それだとしても、結局私たちにしてみれば現実と同じことですから」

「昔流行った異世界転生かな」

「正確には戦国転生ですね」

桜は冷静だ。俺は混乱するにもまだ実感も情報も何もない。

「なるほど、困ったな」

「あまり困っているように見えませんね」

現実感のある非現実的な現象だ。お互い会話しててなんだかおかしくて笑ってしまう。

こうした反応は確かにAIぽくない。

「ちなみに前回プレイまでのことは覚えてるかな」

「はい、覚えています。私たちがAIだったことも、今はAI的な思考をしていないこともなんとなく自覚しています」

「不思議だね、神様の仕業かな。トラックに轢かれてもないし、チートを貰うプロローグもなかったけど」

「崇弘様の世界そのものがシミュレーション世界でそこで何らかのバグがあった、とかかもしれません」

そんな映画もあったような気がするね。

「いずれにしても確認のしようがないです」

まあ、こんなもんかな。一人で来てたら半狂乱だったのかもしれない。桜がいてよかった。

「ところでみんなは」

あたりを見回す。

「はい、今はここから少し下ったところに少し平らなところがあったのでそこを拓いてテントを設営しています」

「みんないるの」

「はい250名、全員」

よかった。ロストしないように育てたから愛着もあるし、なによりAIとはいえ1年も一緒にいると情も移ってる。家族も友人もいない俺には桜たちしかいなかったからね。

「じゃ、みんなのところに行こう。俺も手伝わないと」

そういうと俺は立ち上がって斜面を下り始めた。


織津桜 おりつさくら

設定は瀬織津比売神社の祭司。

主人公の妻、新規武将一人目。能力値は万能型として作成、全能力値は最高クラス。しいていえば個人戦闘能力だけは育ち切っていないが、それでも一流。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ