表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死して尚、笑う。  作者: satoshi
9/19

第一話⑨

「そういったわけではありませんが、、、

 蛇の道は蛇といいますからね。」


「それに、ここら一帯は、あなた方『悪残会』・九十九組のシマですよね?」


「だから、なんだっていうですか?

 殺しの一件一件を、我々のせいにされたらたまりませんよ、、、」


「M=35 スプリッターライフル、、、」


「なんですか?藪から棒に、、、」


「俺の見立てでは、この銃が使われていると踏んでるんですけどね、、、。」

写真を見せ、そう告げたシグル。


「あんたら、この銃、扱ってるよな。」


「知りませんよ。

 銃なんて、今の時代、珍しいモンじゃぁないでしょう、、、」


「プーケル湾の港で、あんたらが銃の密売で、これを手に入れてるのわかってる。

 他にも、ツェルン710α、アイファー45口径、オーリンズ61『ベレッタ』、、、

 何なら、リストにして、FAXしてさしあげましょうか?」


〝フッ、、、〟鼻で笑い、視線を一瞬そらし、すぐにシグルへと視線を戻す徳田。


「例え、手にしていたとして、それが殺しに使用された、もしくは、

 我々の誰かが、関わっているという証拠にはならんでしょう?」


「証拠か、、、ヤクザにしては一般人みたいなこと言うんだな。」


「当然でしょう。我々は、一国民ですよ。守られる対象であり、訴える権利を持っている。

 それはあなた方、国家権力が一番お判りのはずでしょう?」


「、、、」


沈黙の時を破るように、激しく足を机にたたきつけるラウル・・・


「知ってること、話してくれれば、全部は穏便に済むでしょ。ねぇ?徳田さん、、、」


「脅し、、、ですか?」


「協力要請、、、ですよ。」


「そんな態度には見えませんけどねぇ、、、?」

うすら笑う徳田・・・



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ