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死して尚、笑う。  作者: satoshi
18/19

第一話⑱


「これはこれは、監理官。それに、田部警視正とアズマ本部長までいらっしゃるとは。

 お久しぶりですね。アズマさん。」


その問いかけに、軽く会釈をするアズマ=フロント第一課捜査部本部長。


しかし、そこで磯村監理官は一歩前に出る。

「こんなところで一体何を?」


「捜査協力ですよ。」


「そんなことを聞いているんじゃないんですよ。どうやってここに入ってきたのかと聞いているんです。」


会話に割り込むように入ってきたのは、アズマ本部長であった。

「さすがにあなた達でも、ここまで入ってこられては困る。」


「すみませんね。捜査会議に間に合わなかったもので。

 こちらの捜査状況をご報告に伺いました。いかがです?」


目線を会議室に向け、シグルは自分の意図をそれとなく伝える。

だが、アズマはその意図に気づくも、「あちらで話しましょう。」と別の場所を指さした。


監理官、警視正、アズマ、シグル、ラウル、相原。

この6名で、指さされた場所に向かう。

ある部屋まで行くと、


「私たちはこれで失礼しよう。」

そう切り出したのは、磯村監理官であった。


その言葉に同意したのは、田部警視正。

そそくさと歩いていく磯村に対し、田部警視正は軽く頭を下げると、少し足早に磯村の後をついていく。


「あぁ、、、アズマ本部長!報告のほうはお忘れなく。」


「はい。」


振り返り、田部は、アズマにくぎを刺すような言葉を残し、また歩き出した。


返答を終えたアズマは、残りの者を部屋に入るよう促した。



〝ガチャン〟

扉が閉められた。



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