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⑵『天才たちの墓場』

⑵『天才たちの墓場』



一応言っておくが、俺は、もしも、天才、凡人、狂人の、どの範疇にでも入ることのない、変人だと自認している。しかし、それは今のところ、であって、実際、死を前にしてどの状況になっているかは、現時点では不明である。



そうではあるが、やはり非常に、天才たちの墓場に、興味を持っている。そんな墓場があるのかどうかも、よく知らないのであるが、あってもいいよな、と思うのである。それこそ、どんな風景だろうか。神から見える、丘の上にでも、埋葬されているのだろうか。



これこそは、天才たちの墓場があるのかも分からないし、入れる資格や契約があるのかも、よく知らない。そんなもの、ある訳ないだろう、天才、凡人、狂人に分けるなんて、差別だ、という声も聞こえてきそうだ。しかし、何故か、とても気になるのである。

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