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〜転移した世界で色んな意味で最強になった件〜  作者: ユウキ
第1章〜異世界転生編〜
7/15

第6話〜ギルド冒険者登録〜

第6話 登場人物

・コウキ

・ヨウム

・リョウマ

・フューズ

ギルド本部ラピルス支部ギルドマスター

・フェニックス

不死鳥。ある夜主人公と約束をする

・シズエ

・ミリナ

・サリー

ギルドの受付嬢。主人公達を心配し気にかけてくれる優しいお姉さん。

...

...

次の日コウキ、ヨウムはリョウマの家に向かった。

ギルド本部ラピルス支部に行くためだ。


コウキ、ヨウム「リョウマおはよ〜」


リョウマ「お〜、2人ともよく来たな」


リョウマ「じゃあ早速行くか?」


コウキ「おう!」


こうして3人は町の中心部にあるギルド本部ラピルス支部に向かった。

...

リョウマの家から歩いて30分ぐらいのとこにギルド本部ラピルス支部があった。


リョウマ「お〜。ここだ! ここがギルド本部ラピルス支部だよ」


コウキ「ここがそうなのか〜」


リョウマ「良し!じゃあ入るか」


俺達はギルドの扉を開いた。

中に入ると色んな人がいて楽しそうだ!

歩いているとカウンターがあり中には受付の人がいた。


サリー「こんにちは!何かご用ですか?」


コウキ(受付の人はサリーさんって言うのか)


コウキ「はい!実は冒険者登録をしたいのですが?」


サリー「試験を受けられるのですね。ではこの用紙に必要事項を書いてお出しください。」


コウキ「分かりました」


必要事項の用紙には名前や各熟練度やスキルの有無、戦闘スタイルなどを書くようになってた。


コウキ「書き終わりました」


サリー「はい!受理しまし…た⁉︎」


コウキ「何かありましたか?」


サリー「これって嘘書いてないですよね?」


コウキ「はい…」


書いたことは全部正しいので頷くしか出来ない


サリー「少々お待ちください。上に確認してみます」


コウキ「分かりました」


そうして受付の人は奥に引っ込んで行った。


コウキ「なんかまずいこと書いたかな?」


リョウマ「まあコウキの熟練度やスキルの豊富さを考えれば妥当な反応やな」


リョウマ「あんなの新人ではあり得ないからな」


リョウマ「新人じゃなくても普通じゃないんだがな」


すると奥に行っていた受付の人が戻ってきた。


サリー「お手数をおかけし申し訳ありませんが上の物が直接会いたいというのですが宜しいでしょうか?」


コウキ「はい。構いません」


すると奥からいかにも強そうな男性が入ってきた。

体型は普通って感じだが放っているオーラが物語っている。


謎の男「君かね?試験を受けにきたという冒険者志望の青年というのは」


コウキ「はい。」


ヨウム「おいおいまじかよ! ギルドマスターのフューズさんじゃないですか?」


フューズ「確かに私がフューズだが?」


ヨウム、リョウマ「まじっすか⁉︎お会いできて光栄です!」


フューズと名乗るこの人はギルドマスターなのか。

道理で強そうだと思ったよ。


コウキ「それでフューズさん…僕は試験を受けれるんでしょうか?」


しばらくの間フューズさんはサリーさんと話し合っていた。

...

待っていると話し合いが終わったらしくフューズさんとサリーさんが俺の元へ来た。


因みにヨウムとリョウマには席を外してもらって外で待ってもらっている。


フューズ「単刀直入に言おう。コウキよ!お前をDランク冒険者として冒険者登録を認めよう」


コウキ「あ、ありがとうございます⁉︎」


いまいちピンと来なかったためサリーさんに尋ねた。


サリー「普通試験に合格した人は最初はFランク冒険者からスタートするんです。」


サリー「それをあなたは試験をせずにいきなりDランク冒険者として認められたんですよ!」


コウキ「ええ!良いんですか?」


フューズ「勿論だ!だが慢心せずにきちんと修行してからクエストに臨めよ」


コウキ「はい!ありがとうございます‼︎」


こうして俺は試験を受けることなくいきなりDランク冒険者として認められた。

...

...

ヨウム「んにしてもコウキのやつ遅いな〜」


リョウマ「事例がないからなぁ〜その分だけ時間かかってるんだろ」


すると中からどっと歓声が聞こえた。


ヨウム「なんだ⁉︎なんの騒ぎだ?」


歓声の中コウキが建物から出てきた。


ヨウム「どうだった?試験は受けられそうなのか?」


コウキ「いや〜それがな!試験受けなくても良いことになったんだよ」


ヨウム、リョウマ「どういうことだ?」


コウキ「さっきギルマスのフューズさんって居ただろ?あの人が試験受けなくても良いよって言ってくれてしかもDランク冒険者としてギルド登録してくれたんだよ!」


ヨウム「Dランク⁉︎」


リョウマ「コウキのステータスを見た時に只者じゃないのは分かっていたけどまさかここまでとはな」


コウキ「ありがとな!」


コウキ「じゃあ帰るか」


ヨウム「そうだな! 今日はコウキのDランク冒険者登録を祝って祝杯だ。」


ヨウム「リョウマも来いよ」


リョウマ「俺も行ってええんか?」


ヨウム「勿論だよ。な!コウキ」


コウキ「ああ!勿論だ。リョウマが居なけりゃここまでスムーズじゃなかっただろうしな」


リョウマ「分かった。じゃあ俺もお邪魔するわ」


そうしてなんやかんやありながらも俺達3人は家に帰ることにした。

...

ヨウム「母さんただいま〜」


コウキ「シズエさんただいま戻りました」


シズエ「おお!2人ともおかえり。うん⁉︎後ろにいるのはリョウマかい?」


リョウマ「シズエさんお久しぶりです」


シズエ「久しぶりだね。元気だったかい?」


リョウマ「まあぼちぼちです」


ヨウム「母さん!今日は宴会にしよう。良いこともあったしな」


シズエ「そういうと思ってたくさんご馳走を作ったからみんなで食べよう」


そうしてみんなで食卓に行くとミリナが準備をしていた。


ミリナ「お兄ちゃん、コウくんおかえり〜」

ミリナ「ってリョウマくん⁉︎」


リョウマ「ミリナちゃん久しぶり」


ミリナ「本当に久しぶりだね〜」


シズエ「さあさあ立ち話もなんだし早くご飯にしよう」


ヨウム「そうだな!」


全員「いただきまーす」


美味しそうなご飯を食べながら今日会ったことをシズエさんに話した


コウキ「シズエさん今日ギルドに冒険者登録をしてきたんですよ」


シズエ「なんか行くって話をしてたね。で⁉︎どうだったんだい?試験受けられそうなのかい」


コウキ「実はそこで大変なことがありまして…」


シズエ「大変なこと?」


コウキ「はい。そこで登録をした時に試験を受ける前用紙に必要事項を書くじゃないですか?書いて提出したら奥の部屋からギルドマスターのフューズさんという方が出てきて用紙と僕を見比べた後試験は受けなくて良いって言ってくれたんですよ!」


シズエ「ギルドマスターが直接出てきたのかい?」


コウキ「それだけじゃなくっていきなりDランク冒険者としてギルド登録をしてくれたらしいんですよ」


シズエ「Dランク冒険者だって⁉︎」


コウキ「はい!これが証拠です。」


そうして俺はシズエさんにギルドカードを見せた。


シズエ「本当だ!」


コウキ「でもこれに慢心せずに修行を続けなさいと言われたので明日から本格的に修行を開始します。」


コウキ「リョウマその時はよろしくな!」


リョウマ「おう!」


シズエ「まさかギルドの英雄に認められた次はギルドマスターに認められしかもいきなりDランク冒険者か〜」


シズエ「あんたといると毎日が楽しそうだよ」


コウキ「ありがとうございます!」


報告も終わり食事を終え自分の部屋でのんびりと過ごした。


その日の夜(というか夜中)外が妙に明るかったのでみんなを起こさないように家をこっそり出た。


すると見たこともないような綺麗な鳥が目の前に降り立った。


火を纏っているのに全然熱くなかった。


コウキ「君は誰?」


謎の鳥「私の名前は不死鳥フェニックスです。強き者よ。どうか私を助けてください‼︎」


フェニックスと名乗る鳥は俺に助けを求めてきた。


コウキ「強き者って俺のことですか?」


フェニックス「はい。」


コウキ「助けるのは良いのですが一体どうしたんですか?」


フェニックス「実は今の私は意識だけなのです。私の本体は今ある魔物の城に囚われています。」


コウキ「はあ、それで本体を助けてほしいということですね」


フェニックス「そういうことです」


コウキ「分かりました。必ずあなたを助けてみせます。」


フェニックス「本当ですか?ありがとうございます」


コウキ「場所はどこですか?」


フェニックス「隣の大陸にあるカイムという街のはずれにある山の頂上に立つ城でございます」


コウキ「そこにいるのはどんな魔物なんだ?」


フェニックス「デーモンと呼ばれる巨大な魔物です。かなり強いですが貴方様なら必ず倒せるはずです。」


コウキ「分かりました。なるべく早く向かいます。」


フェニックス「ありがとうございます!では私の加護を授けましょう」


コウキ「加護?」


フェニックス「はい!私の加護は不死。やられても復活するというものです。しかし今の私は意識だけのため加護の能力も無限というわけではありません」


フェニックス「私の本体を救い出してくださればその加護も永遠のものとなり得るでしょう」


コウキ「分かりました。お受けいたします」


するとフェニックスは俺の中にエネルギーを入れてくれた。


体の中があったかい気持ちになった。

俺の当面の目標が決まったな

フェニックスの救出だ‼︎


コウキ「明日からビシビシ鍛えて早めに行きますね」


フェニックス「はい!お待ちしております」


そう言うとフェニックスは消えていったが俺の中にはフェニックスの意思が込められている。

こうして俺は突如フェニックスの救出という大変な任務を受けたのであった。

まさかいきなりDランク冒険者になるとはね〜

コウキくんまじ凄すぎる


不死鳥フェニックスとの約束も取り付け次回から修行回というか軽いモンスター討伐が始まります。


フェニックスはかなり後のお話でも出てきます。

次回も名前だけちらっと出ます。

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